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お知らせ

2009/11/04 23:20
PCが故障してしまいました。故障箇所の特定ができておらず、どの程度の深刻さなのか分かりませんが、現時点では、いくつか試みてみたものの、Windowsが全く起動せず、データを救う手すら見つからない状況です。blog関連だと、5日間で聴いた12枚のアルバムのデータを収めたファイルがあるのだけど、これも前回のバックアップ時以降のデータが失われる可能性がありますねぇ・・・

更新頻度が随分と落ちていたし、あまり影響がないとも言えそうだけど、PCが復活するまでは、blogは一休みさせてもらう形になりそう(ちなみに、この記事は親のPCを借りて、書いております)。では、早く復活できるよう、祈りつつ・・・
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日々の音盤 2009/07 [1]

2009/10/18 23:20
2009/07/01 - 2009/07/05

Jon Brion / Meaningless
Cara Dillon / Sweet Liberty*
Gin Blossoms / Live In Concert
The Hooters / Time Stand Still
Neilson Hubbard / Sing Into Me
The Mayflies USA / The Pity List
Paul McCartney / Chaos And Creation In The Backyard
Josh Ritter / The Animal Years
Ron Sexsmith / Retriever
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
They Might Be Giants / John Henry
Wilco / Yankee Hotel Foxtrot

毎度の事とは言え、随分と更新間隔が開いてしまいました。まあ、何とか暮らしているので、ご心配なく。そんな訳で、ここだけ3ヶ月以上遅れで進行中です。今年の夏はどんな夏になるんでしょうね・・・ってなとこですか。

Cara Dillonの"Sweet Liberty"は2003年リリースの2作目。この時点では、Napで聴いておりますが、その後、何とかCDで入手しています。前作との比較では、トラッド・チューンの占める割合が減少しているようだけど、まだまだトラッド初級者な私としては、トラッドか非トラッドかのこだわりは大してなくて、彼女の歌があれば、それで良いじゃないか状態。前作に続いて、旦那であるSam Lakemanがプロデュースに当たっており、彼女のヴォーカルを活かすべく、透明感のある音作りが丁寧に施されており、とても心地良い。前作ほどのインパクトはないかなと思うけど、こちらも良盤。

Gin Blossomsの"Live In Concert"は今年リリースされたライヴ盤。振り返ってみると、あの復活盤"Major Lodge Victory"も2006年のリリースで、すでに3年が経過。新作が待ち遠しいのですが、結果的に10年待ってのリリースだった前作を考えると、まあ、まだ待ち続けられるかなとも思う。Wikipediaの記述からすると、新作のリリースもそう遠くないはずですし。本心を言うと、新作も待ち遠しいけど、やはり、来日して、ライヴを・・・っていう感じ。そんな飢餓感を満たすべく(?)リリースされた、このライヴ盤。時の流れを感じさせる部分もあるのかも知れないけど、以前のままの魅力を有しつつ、時を経ての味わいも加わり、この場に居合わせたいとの思いを募らせる、そんな作品になっていますね。
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日々の音盤 2009/06 [6]

2009/09/20 23:20
2009/06/26 - 2009/06/30

Clarkesville / The Half Chapter
Barry Dransfield / S.T.
Justin Townes Earle / The Good Life
Justin Townes Earle / Midnight At The Movies
Grass-Show / Something Smells Good In Stinkville
Joe Henry / Scar
Ben Kweller / Changing Horses
Rhett Miller / S.T.
Solas / The Hour Before Dawn
Strawbs / From The Witchwood
Teenage Fanclub / Songs From Northern Britain
Zumpano / Look What The Rookie Did

どれが初聴きだったんでしょうね。覚えていないので、軽く調べてみると、Justin Townes Earleの"Midnight At The Movies"とJoe Henryの"Scar"のようです。

EPを経てリリースされた2008年のデビュー・アルバム"The Good Life"に続いて、Justin Townes Earleの新作は短い間隔でのリリースとなりました。前作に続いて、収録時間は短くて、一気に聴かせます。その前作はやや地味かなと思えるぐらいに真っ当なアメリカーナで統一されているような印象でしたが、新作では曲調も多彩になり、何だか別の人のアルバムを聴いているような気がしてしまいます。まあ、コアの部分では大きな変化はしていないのかも知れないけれど。ちょっと見誤っていたかなぁ・・・ 個人的には、新作の方が断然に魅力ありで、今後への期待は高まるばかり。もう一段階踏み進んで行ってしまう前に、何とか来日してくれないもんでしょうかねぇ。

Joe Henryに関しては、90年代前半のアルバムが好きで、その中でも、1993年の"Kindness Of The World"は素晴らしい作品なのです。近年はプロデューサーとしての活躍も目立つJoe Henryですが、この"Kindness Of The World"を聴いていると、ソングライターとして、さらには、シンガーとしても実に魅力的な資質の持ち主だと思えるんですよね。この後の2作で徐々にその魅力が薄れてしまったように感じていたので、ちょっと疎遠になっていたのだけど、2001年作の"Scar"の中古盤が格安で売られており、入手してみたのです。すると、以前とは違うかなと思えるものの、何だか妙に良い。まあ、もうちょっと聴き込みが必要ではありますが。タイミング良く新作もリリースされたので、そちらも入手済み。気に入るようなら、その間の作品も聴く事になりますね。静かに話題になっていた近況が理解できたような気がした・・・っていうのが、"Scar"を聴いての率直な感想。やはり、貴重な才能を持った人だと思った次第。
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日々の音盤 2009/06 [5]

2009/09/19 23:20
2009/06/21 - 2009/06/25

Steve Earle / Washington Square Serenade
Jason Falkner / Bedtime With The Beatles Part Two
Fotheringay / S.T.
The Frank And Walters / A Renewed Interest In Happiness
Ed Harcourt / Here Be Monsters
Chris Laterzo And Buffalo Robe / Juniper And Piñon
The Maroons / You're Gonna Ruin Everything
Nada Surf / Lucky
Oranger / The Quiet Vibration Land
Chuck Prophet / Homemade Blood
Starsailor / Silence Is Easy
Neil Young / After The Gold Rush

更新が滞りっぱなしで、申し訳ないです。色々とありまして、こちらに手が及ばなくて。

調べてみたところ、Fotheringayのアルバムが初聴きでした。でも、この後、全く聴いていない事も判明。聴く時間がないのに、あれやこれやと買っていましたからねぇ・・・ Fotheringayのアルバムに関しては、また聴き重ねた上で書かせてもらう事にします。例によって、書かないままになってしまうかも知れませんが。

先述の通り、まあ、色々とあった事もあり、ここ最近は音楽に集中できるような状態でもありませんでした。そんな中でも、入手する方のペースはそんなに変わっていなかったので、未聴CDが増えてしまったような印象。特にクラシック音楽のCDの購入が増えているのが、ここしばらくの状況。お得な仕様のボックス・セットが多くて、喜んで良いのやら、悲鳴を上げたいのやら。

そんな感じでもあり、これまで通りのblog運営ができるのか、不確定な要素もありますが、ポップ・ミュージックを聴いている時の自分の心持には大きな変化がある訳でもないので、安定したペースではないにしても、この場を維持していきたいと思っています。クラシック音楽に関しても、何らかの形で記述していければと思っていますが。同じ音楽なんでね、そんなに距離はないんですよ、私の中では。
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日々の音盤 2009/06 [4]

2009/08/29 23:20
2009/06/16 - 2009/06/20

Vashti Bunyan / Just Another Diamond Day
Martin Carthy / S.T.
Fleet Foxes / S.T.
Al Green / Greatest Hits
Peter Holsapple & Chris Stamey / Here And Now
Ben Kweller / Changing Horses
Mark Olson & Gary Louris / Ready For The Flood
Spirogyra / Bells, Boots And Shambles
The Storys / Town Beyond The Trees*
The Tories / Wonderful Life
Kyle Vincent / Solitary Road
Kyle Vincent / Where You Are

更新が滞ってしまいましたね。6月って、いつの話だっていう感じですが。遅れを取り戻すために、コメントを付けずに、リストだけをアップするぐらいの事をした方が良いかも。

Martin Carthyの"Martin Carthy"は1965年リリースのデビュー作。日本ではあまり語られる機会の多くない人だと思うけど、ブリティッシュ・フォーク関連の書籍によると、彼こそがこの界隈における最重要人物だとの事で、当然ながら、私としては耳を傾けなくてはならない存在なのです。ブリティッシュ・フォークと言っても、確たる定義がある訳でもなく、トラッド・ミュージックを掘り下げていく人もあれば、そこにロック的な解釈を加える人もあるし、アメリカのフォーク・ミュージックやルーツ・ロックからの影響を色濃く感じさせる人もいるし、当然ながら、これらを複合的に混在させたスタイルもあり、こういった要素とはかけ離れていると思える人もいて、何が何だか分かりませんよ。しかも、この時期にはUSとUK間での相互作用が活発だった時期のようで、さらに混沌としているように感じてしまいます。まあ、その辺りが面白くもあると言えそうだけど。

前置きが長くなりましたが、Martin Carthyのデビュー作に戻りましょう。収録曲のほとんどはトラッドのようで、その歌い方もトラッドの伝統に根ざしたもののように感じられます(実際にそうなのかは分かりませんが)。演奏はシンプルで、無伴奏のものもあり、軽い気持ちで聴いてみようという姿勢で挑むと、あっけなく跳ね返されてしまうような芯の強さを内在していますね。"Scarborough Fair"を収録している点から分かるように、Simon & Garfunkelへも影響を及ぼしているようでもあるし(確か、Paul Simonが英国滞在時に知ったんでしたっけ?)、Bob Dylanも彼の影響下にあるような文章を見かけた記憶もあります。もちろん、"Scarborough Fair"もトラッド・チューンです。

で、実際に聴いていると、正直に言って、やや疲れるような感じでしょうか。まあ、でも、おなじみの"Scarborough Fair"を始めとして、作品全体から感じられる存在感は揺るぎないものであるように感じられるし、この質感はこれまでに体感した事のないもののようにも思えます。これ以降のシーンに与えた影響の度合いとか、まあ、その辺りは、彼自身の後の作品も含めて、さらにこの界隈を聴き進めた上で、自分なりに感じ取れれば良いかな。

Spirogyraの"Bells, Boots And Shambles"は1973年にリリースの3作目。後にDave Stewart(Eurythmicsの人ではありません)とコンビを組むBarbara Gaskinをヴォーカルに擁したバンド(Martin Cockerhamがメインでヴォーカルを執る曲もあるし、双方のヴォーカルが絡んだりも)。彼らの作品を聴くのは、これが初めて。ブリティッシュ・フォーク界隈では名盤とされる作品らしく、改まった気分で聴いてみた次第ですが、確かに良い内容ですね。神秘的な曲もあり、それっぽい雰囲気を感じさせたりもしますが、普通にポップ・ミュージックが好きな人にも親しみやすそうな側面も備えていて、もっと幅広く聴かれるべき作品なんじゃないでしょうか。今の耳にも新鮮に響き、35年以上も前の作品とは思えない。これ以前の作品も聴いてみます。

The Storysの"Town Beyond The Trees"はNapで聴いてみたんですが、その後、あっさりと音源がなくなってしまい、印象があやふやなまま。音の方向性としては良さそうだったので、CDで入手するしかなさそう。Nap、意外と音の出入りが激しそうな気がします。気になる音源はダウンロードして、手元に確保しておくべきか。
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日々の音盤 2009/06 [3]

2009/08/10 23:40
2009/06/11 - 2009/06/15

Beachwood Sparks / Once We Were Trees
Chicago Transit Authority / S.T.
The Connells / Ring
The dB's / Stands For deciBels/Repercussion
Peter Holsapple & Chris Stamey / Mavericks
Peter Holsapple & Chris Stamey / Here And Now
Mando Diao / Hurricane Bar
Maritime / Glass Floor
Rhett Miller / The Believer
Rhett Miller / S.T.
Norrin Radd / Where She Danced
Soul Asylum / The Silver Lining

ex-The dB'sの2人、Peter Holsapple & Chris Stameyの"Here And Now"。前回の共演盤"Mavericks"が1991年のリリースだったので、18年ぶりぐらいになりましょうか。その間、それぞれにソロやバンドでの活動、プロデュース業などをこなしてきて、地道ながらも存在感を示してくれていました。もちろん、その全てをチェックしていた訳ではないし、そんなに熱心なファンという訳でもありませんが、彼らの活動スタイルには共感を覚えるし、前作の"Mavericks"は良い作品だったので、今回の久々の共演はとても嬉しく感じられたのです。

そして、実際に聴いてみると、18年の時の経過を感じさせないような、あの頃に奏でていた音の確かな延長線上にある、良質のポップ・ミュージックがしっかりと詰まったアルバムになっていて、思わず表情も和らいでしまうと共に、いくつかの曲では涙腺が緩みそうになってしまいます。もう少し枯れた音になっているかと想像していたけど、そんな事はなくて、今が最盛期と思わせるような充実感を漂わせています。質感をうまく表現できないのだけど、これは得がたい魅力に溢れていて、長く聴き続けられそうなアルバムですよ。上半期に聴いた新作の中では、最高の評価を与えたい作品ですね。

Rhett Millerの"Rhett Miller"はバンドでのデビュー前にリリースされていたソロ作品を含めると、4作目ですね。まあ、幻のソロ・デビュー作はほとんど誰も聴いた事がなさそうなので、3作目とするのが大半の見解のようですけどね(以前に、eBayで出品されていて、応札したんだけど、タイム・アップになる前に出品がキャンセルになった事があったのです。まあ、仮にキャンセルにならずとも、競り落とせていた確率は低かったかもですが)。

さて、新作の話に戻りましょう。セルフ・タイトルになっている事もあり、いつも以上に作品への自信を持ってのリリースだと受け取って良いはず。ポップに弾けていた"The Instigator"、豪華ゲスト陣を迎えて、ちょっと余所行きの佇まいのようなものを感じさせた"The Believer"。今になって振り返ると、過去の2作はそんな印象があります。"The Instigator"は大好きなアルバムだっただけに(今でも大好きですけど)、"The Believer"は初めのうちは馴染めないとこがあったものの、気が付いてみると、良い作品だと感じられるようになっていました。そんな過去の作品に比べると、最も彼の資質を率直に表したような作品になっているかなというのが、現時点での印象。かつてのポップな曲が恋しくもあるけど、このシンプルなスタイルも悪くない・・・って言うか、なかなかに良い。再来日ライヴへの期待を高められてしまうような、そんなアルバムです。クアトロでのライヴ、もう6年以上も前になるんですねぇ・・・

ChicagoがChicago Transit Authority名義で出していたデビュー盤も初聴きでしたが、2作目以降の作品もいくつか入手しているので、他の作品を聴いたりして、もう少し消化した上で、コメントします(忘れていなければ・・・の条件付きですが)。

7日から夏休みに入り、少しのんびりしております。どこかに出かけるとか、特に予定もなく、未聴CDが溜まりまくりなので、音楽漬けの毎日になりそう。未読の本も多いし、そちらもできるだけ片付けてしまいたい。まあ、他にもやっておくべき事は色々とありそうですが。
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日々の音盤 2009/06 [2]

2009/08/02 23:20
2009/06/06 - 2009/06/10

Albion Country Band / Battle Of The Field
Amazing Rhythm Aces / Stacked Deck/Too Stuffed To Jump
Barclay James Harvest / Gone To Earth
Fairport Convention / Unhalfbricking
Garth Hudson / The Sea To The North
Jeremy Messersmith / The Silver City*
The Pearlfishers / The Young Picnickers
Pernice Brothers / Overcome By Happiness
Josh Rouse / Nashville
Teenage Fanclub / Songs From Northern Britain
Gay & Terry Woods / Lake Songs From Red Waters: The Best Of Gay & Terry Woods
The Woods Band / S.T.

更新を怠っているうちに、8月になってしまいました。フジ・○ック・フェスは終わり、サ○ソニも間近ですね。残念ながら、今年も音楽フェスには不参加なので、自宅でCDに耳を傾けるのみです。Ben FoldsやNada Surfなどが参加した例のフェスを関西でやってくれていればねぇ・・・っていう感じですね。まあ、9月以降には楽しみなライヴが控えているし、それまでの辛抱ですか。

Barclay James Harvestの"Gone To Earth"は1977年のリリースで、8作目でしょうか。1976年リリースの前作"Octoberon"から続いて聴いている次第です。その"Octoberon"は、耳当たりの良いメロディにオーケストラを交えた雄大な演奏と、聴き応え十分の作品で、思っていた以上に気に入ってしまいました。日頃はシンプルな音を好んで聴く事が多いのですが、たまには濃厚な音も良いものだなと。まあ、メロディがしっかりしていて、それを埋没させるような形で音を積み重ねている訳ではないので、そういう点では、私の好みとも合致しているのですが。

さて、"Gone To Earth"の方ですが、全体的に曲が短くなり、音作りもややポップな方向へシフトしたかなと思える部分もありますが、基本的には前作と同様のシンフォニック・ポップと言えそう。プログレッシヴ・ロック勢とは、やはりイメージ的に差異があるように思えるので、シンフォニック・ポップという表現が個人的にはしっくりしますね(まあ、ジャンル云々で細かい事を言うつもりはないけれども)。現時点では、"Octoberon"の方がお気に入り。でも、彼らの作品を初めて聴くのであれば、"Gone To Earth"の方が良さそうかな。

この所、クラシック音楽への興味が復活していて、かつて聴いていたCDを引っ張り出して、聴いていたりします。別に嫌いになったから聴かなくなっていた訳でもないので、改めて聴いてみても、ああ、やっぱり良いもんですわなっていう感じ。そういう感じでもあり、Barclay James Harvestの作品にもすんなりと入っていけたのかも。それにしても、クラシック音楽のお買い得CDボックスの価格破壊はかなりすごい事になっていて、あれやこれやと買ってしまいそう。でも、聴く時間を考えて、ほどほどにしておかないとねぇ。
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日々の音盤 2009/06 [1]

2009/07/25 22:20
2009/06/01 - 2009/06/05

Vashti Bunyan / Just Another Diamond Day
Neal Casal / Roots & Wings
The Doll Test / Mosque Alarm Clock
Chris Laterzo And Buffalo Robe / Juniper And Piñon
Gurf Morlix / Birth To Boneyard
Gurf Morlix / Last Exit To Happyland
Scrappy Jud Newcomb / Ride The High Country
Karine Polwart / This Earthly Spell*
Sloan / Action Pact
Teenage Fanclub / Grand Prix
Todd Thibaud / Squash
Lucinda Williams / Car Wheels On A Gravel Road

The Doll Testの"Mosque Alarm Clock"はEPに続いてリリースされた初のフル・アルバム。The Model Rocketsの元メンバーが結成したバンドで、あまり話題になっているのを目にしませんが、個人的には期待大なのです。ちなみに、The Model Rocketsは解散したのか、活動停止だったのか分かりませんが、少し前にYouTubeでリユニオン的なライヴの映像を見たので、活動が再開される可能性は少なくなさそう。彼らの2作目に収録の"Don't Get It"は私の最も好きなパワー・ポップ・チューン(Michael Shelleyの"Going To L.A."とどちらにするか迷いますが)でもあり、気になる存在なのです。

The Model Rocketsは寡作だったので、結局、オリジナル・アルバムが3作とセッション音源などを集めた作品を1作をリリースしたのみでした。特に、1996年の2作目"Snatch It Back And Hold It"から2002年の3作目"Tell The Kids The Cops Are Here"までは6年ほどの開きがあり、その間にハードなパワー・ポップ路線からギター・ポップ寄りにシフト。このThe Doll Testのアルバムは"Tell The Kids The Cops Are Here"の延長線上にあるかなと思える作品になっています。The Model Rockets時代から、その曲作りは卓越していたけれど、ここでもキラー・チューン級の曲もあるし、さすがと思わせます。ちなみに、"Tell The Kids The Cops Are Here"はNot Lameレーベルからのリリース作品になりますが、とにかく良い曲だらけで、同レーベルの作品中では最も好きな作品。

Chris Laterzoの4作目"Juniper And Piñon"はChris Laterzo And Buffalo Robe名義でのリリースになりました。2008年の暮れにはリリースされていたように記憶しているけど、記録上は2009年のリリースとなっているんでしょうか。しっかりと把握できていませんが。年末から年始にかけてのベスト選びの際に、いつのリリースとして集計するか、ちょっと頭を悩ませる事になりそうな。

3作目の"Driftwood"が2004年のリリースなので、随分とリリース間隔が開いてしまったし、バンド名義になっていて、ブックレットにはメンバー揃っての写真も載っていますが、女性ヴォーカルがバックに入る曲が増えた事が特筆できるぐらいで、音の方は大きな変化もないように思うし、これまで通りに彼らしさを存分に堪能できる作品になっています。Neil Youngからの強い影響云々も、改めて語るまでもなさそうで、これが彼のスタイルなのでしょう。収録曲の充実度も過去と同様、あるいは、それ以上のようにも感じられ、本当に素晴らしい。傑作か。

Gurf Morlixのアルバムも初聴きでしたが、別の機会に書かせてもらう事にします。
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日々の音盤 2009/05 [6]

2009/07/12 23:20
2009/05/26 - 2009/05/31

Albion Country Band / Battle Of The Field
Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Sandy Denny / Sandy
Fairport Convention / S.T.
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
Gryphon / S.T.
Heron / Upon Reflection: The Dawn Anthology
Alan Hull / Pipedream
McGuinness Flint / The Capitol Years
The Pentangle / S.T.
Strawbs / From The Witchwood

何と、12枚全てがブリティッシュ・フォーク関連のアルバムじゃないですか。いや、途中で気付いて、それなら・・・って事で、そっち方面の盤ばかり聴いていただけなんですけど。まあ、ブリティッシュ・フォークにそれだけ深く踏み入りつつあると言うか、毒されてきているっていう感じでしょうか。いや、でも、それぞれに良さがあって、一過性にならずに聴き続ける事になりそうですよ。

で、また更新間隔が開いてしまいました。Albion Country Band、Gryphon、The Pentangleのアルバムが初聴きなんですが、もうちょっと聴き込んでから書ければと思っています。まあ、すっかり忘れてしまい、何も書かない危険性が大ですけど。未知の領域を聴き進めていっているので、感想をうまくまとめるのが難しいんですよねぇ。言い訳になっていなさそうではありますが。

ここ最近は新譜ラッシュで、私も何枚となく入手していて、そちらも早く聴いてみないとと思っています。気になるアーティストやバンドのリリースは色々とあるけれど、そんな中で嬉しかったのが、Alex Lowe。もちろん、作品を聴くのも楽しみなんだけど、活動をちゃんと続けていた事が分かって、良かったなぁ・・・って。しかし、困った事も判明。ダウンロード限定でのリリースだった3作目、私はNapで聴いていたんだけど、今日になってチェックしてみると、なくなってしまっているじゃないですか! あぁ〜、何てこったい・・・ PCに音源を落としておくべきだったかなぁ・・・? 他にも音源が消えているアルバムもあるようで、CDでリリースされていない作品とかはPCに落して保存しておくようにした方が良さそうな。まあ、それはそれとして、Alex Loweの4作目、こちらも早めに確保しておきたいですね。

ちなみに、今年も半分がすでに過ぎておりますが、何枚か聴いた新譜は良い感じのものが多くて、当たり年かなという予感。今日はPete Yornの新作を聴いていたけど、過去2作にあった重さのようなものがなくなり、リラックスした雰囲気に包まれていて、好印象(ジャケットと音のイメージは合っていないような気が・・・)。デビュー作の頃に抱いていた期待感にやっと応えてくれたかなと感じています。まあ、まだ聴き込みが足りていませんけど。Jonny PolonskyがJonny Polonski名義で参加しているのもポイントでしょうか(単なる誤植でしょうけど)。
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日々の音盤 2009/05 [5]

2009/07/01 22:20
2009/05/21 - 2009/05/25

Tim Buckley / Goodbye And Hello
Cara Dillon / S.T.
Barry Dransfield / S.T.
Fairport Convention / Unhalfbricking
Fleet Foxes / S.T.
John Wesley Harding / John Wesley Harding's New Deal
Klaatu / S.T./Hope
Ben Kweller / Changing Horses
Matthews Southern Comfort / S.T./Second Spring
Josh Rouse / Nashville
Strawbs / From The Witchwood
Kyle Vincent / Where You Are

当blogも今日で丸4年になります。頻繁に更新していたのは初めの頃だけで、ここしばらくは定期記事のみになり、ぬるい内容になっております。まあ、だからこそ続けられたとも言えそうだけど。現時点では、今の形態で続けるしかなさそうで、これまで通り、接した音楽について自分なりに書いていければと思っています。そんな訳で、今後もよろしくお願いします。

Strawbsの"From The Witchwood"、1971年リリースの4作目ですか。フォーク畑から登場しつつも、後にYesに加入するRick Wakemanを迎えて、プログレッシヴ・ロックと言えそうな音作りをしたりと、バンドのトータルな姿を知るには、多くの作品を聴く必要がありそう。初期においては、Sandy Dennyが活動を共にしていたりするようですね。活動が停止していた時期もあるようですが、現在でもバンドは健在で、2008年には新作もリリースしていますね。

で、ライヴ盤だった前作から順を追って聴き進めているのです。そのライヴ盤から正式にメンバーとなったRick Wakeman(本作後に脱退して、Yesに加入)が随所で印象的な演奏を聴かせていて、プログレッシヴ・ロック的な雰囲気の色濃い曲もありますが、基本的には英国的な陰影を感じさせるメロディを持ったフォーク・ロック作品ですね。色々な音楽からの影響を感じさせつつも、散漫な印象は特になく、このバンドならではの世界を構築していると考えて良いんじゃないでしょうか。ヴォーカルのDave Cousins、時によれ気味になったりしますが、何だか良いんですよね。本作をバンドの代表作とする声も多いようで、それも納得できるだけのクオリティが確かにありますね。美メロ好きなあなた、聴く価値がありですよ。
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日々の音盤 2009/05 [4]

2009/06/27 23:20
2009/05/16 - 2009/05/20

Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Neal Casal / Roots & Wings
Guy Clark / Old No 1/Texas Cookin'
Jakob Dylan / Seeing Things
Fairport Convention / Unhalfbricking
Jackie Greene / American Myth
Hem / Rabbit Songs
The Hooters / Time Stand Still
The Jayhawks / Live From The Women's Club
Mark Knopfler / Shangri-La
John Renbourn / The Lady And The Unicorn
Ken Sharp / Sonic Crayons*

Fairport Conventionの"Unhalfbricking"は1969年リリースの3作目。一般的には、次作の"Liege & Lief"と並んで、彼らの双璧とみなされる作品のようです。彼ら、この1969年に2〜4作目をリリースしていて、創作意欲が絶頂にあったのでしょうね(しかも、どれもが高評価だし)。デビュー作から順を追って聴き進めていますが、これまでの2作に比べると、現時点では個人的な評価が低めになっております。あれこれ聴いていて、脳内が混乱しているせいかも知れませんが。そんな訳で、まだ良さに気付けていない可能性も大きく、断定的な評価や感想は避けさせてもらいます。ちなみに、彼らの作品中で最も魅力的と思われるジャケットですが、ここにメインで写っている2人はSandy Dennyのご両親との事で、そちら方面からもファンからの評価を高めているのでしょうね。ここから察するに、Sandyは母親似でしょうね。

Ken Sharpの"Sonic Crayons"は2007年リリースの3作目。2作目の"Happy Accidents"が2000年の作品だったので、7年ぶりぐらいになりましょうか。パワー・ポップと言うには、かなりの甘口なポップさかなと思うけど、これまでの彼の作品を聴いてきたのは、その辺りを好きな人たちであろうし、前作をリリースしたのはその筋の代表的なレーベルであるNot Lameですしね。パワポ本によると、Raspberriesのバイオ本の執筆を手がけていたりもするようで、そちら方面でも活躍されているようですね。音の方ですが、前作からの7年を特に感じさせないような、相変わらずの甘いメロディとヴォーカルが聴き所になっていますね。好き嫌いがはっきりと分かれそうなタイプでしょうけど、好きな人には至福の存在になり得るのかも。私は・・・その中間ぐらいで、やや好きな方に寄っているかな。まあ、憎めないタイプっちゅ〜感じです。
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日々の音盤 2009/05 [3]

2009/06/25 23:20
2009/05/11 - 2009/05/15

Sandy Denny / Sandy
Gorky's Zygotic Mynci / Spanish Dance Troupe
Sierra Hull / Secrets*
Sondre Lerche / Faces Down
Limbeck / Let Me Come Home
Alex Lowe / Step Forward All False Prophets*
Manic Street Preachers / Generation Terrorists
The Maroons / You're Gonna Ruin Everything
Jules Shear / Dreams Don't Count
Teenage Fanclub / Songs From Northern Britain
Toad The Wet Sprocket / In Light Syrup
The Trash Can Sinatras / I've Seen Everything

1ヶ月以上前に聴いていた盤で、今となっては、あまりピンと来ませんねぇ。The Maroonsのアルバムが初聴きでしょうか。どんな感じだったかなぁ・・・ってな具合で、ちょっとあやふやなので、今から聴いてみましょうか。で、しばし時が経過・・・

The Maroonsの"You're Gonna Ruin Everything"は2002年リリースのアルバムで、2作目のようですね。AMGによると、Oregon州のPortlandで結成されたとの事。デビュー作のリリースが1996年だから、2作目まで随分と間隔が開いているし、これ以降の作品はリリースされていなさそうな事からすると、AMGのバンドの紹介文にあるように、メンバーの他での活動が忙しく、バンドと言うよりは、期間を区切って活動しているプロジェクトなのかも知れません。

音の方はソフトな感触のギター・ポップという感じでしょうか。時に何々っぽいと思わせたりもするものの、サラリとまとめるセンスの良さもあってか、まずまず好印象。これはというキラー・チューンがあればと思うけども、曲の出来は水準以上だろうし、ギター・ポップ周辺を聴いている人であれば、手に取ってみる価値はあるんじゃないでしょうか。Gusterとか、その辺りのファンに特にお勧めしときます。
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日々の音盤 2009/05 [2]

2009/06/21 23:20
2009/05/06 - 2009/05/10

Azure Ray / Burn And Shiver
Tal Bachman / Staring Down The Sun
Grayson Capps & The Stumpknockers / Rott-N-Roll
Fairport Convention / S.T.
The Ladybug Transistor / The Albemarle Sound
Nick Lowe / Pinker And Prouder Than Previous
Mazarin / We're Already There
Adam Schmitt / Demolition
Judee Sill / S.T.
Kyle Vincent / Where You Are
Dan Wilson / Free Life
Denison Witmer / Are You A Dreamer?

5月6日〜5月10日、そんな日々があったのですね。かなり昔の事で、今となっては思い出せませんが・・・ Azure Ray、Grayson Capps & The Stumpknockers、Mazarin、Kyle Vincent。この4つが初聴きでしょうか。聴きっ放しで放置している盤もあって、それらは後日に機会があれば、コメントしましょうか。

Grayson Cappsは暑苦しいくらいのルーツ・ロック系で、聴く人を選びそうだけど、内容はしっかりしていて、聴き応えはあり過ぎるぐらい。この先の暑い季節には、アルコールの助けを得て聴きたいという感じでしょうか。しかし、こういう作品を聴いていると、USの音楽の裾野の広さって、どれぐらいあるものなのかと思わずにはいられませんねぇ。ほとんどのアメリカ人はこんなアルバムなんて知らないんだろうし、そんな作品を聴いて感心している人が極東の地にちらほらと存在している現実。地球は丸くない球体なんでしょうかね。いや、何の事だか、書いていて分かっていませんが。

Kyle Vincentの新作、今年の2月にリリースされています。何作目になるかと言うと、お蔵入りになって、後にリリースされた"A Night Like This"(制作当初のタイトルは"Trust"だとか)を除くと、5作目かな。他にも、未発表音源とかをまとめたアルバムがあったりします。昨年の11月には、2度目の来日を果たしていて、私も尼崎市の武庫之荘(でしたっけ?)でのライヴに参戦して、初来日に続いてのKyleとの対面を果たしております。で、この新作のジャケ写はそのライヴ後に撮影されているんですよね。おお、我が愛しの阪急電車の小豆色の車両よ・・・っていう感じで、見慣れた車内の風景が嬉しくもあり、ちょっと照れてしまうような気もしたり。

まあ、そんなローカルな話題は脇にどけとくとして、内容の方ですが、基本的には、これまで通りだと思います。彼が多感な時期を過ごしたはずの70年代のポップ・ミュージックからの影響を色濃く感じさせつつ、彼ならではの資質をそこここに感じさせる曲を収めていて、過去の作品と同様に長く聴き続けられそうな作品になっていると思います。ただ、ライヴで先に聴いていた曲も少なくなく、ライヴで感じていたほどには良いと思えないものもあったりで、手放しで最高とまでは言えないかな。その辺りは、外部のプロデューサーと組んでみると解消できるのかなという気もするし、そういう問題でもないのかなと思えたりも。彼なりの活動のスタイルを尊重したいという思いは十分にあるけれど、自らの音楽の持っているポテンシャルの高さを客観的に見つめて、新たな力と手を組んでみるという可能性に目をつぶらないでいて欲しいとも思う。まあ、ファンの勝手な意見なんですけども。

さあ、そのKyle Vincent。早くも再来日が決定していますね。11月の後半と、まだ先になりますが、関西以西の地でライヴが催されますよ。約1年ぶりで、以前の事を思うと奇跡とも言える短い間隔での来日ですね。それだけ熱心なファンがいるとの事でもあり(もちろん、私などとは比べようもないぐらいの)、その事をKyleがきっちりと真摯に受け止めてくれているからでしょうかね。Kyleが日本のファン(と言うか、どこの国云々ではなく、彼のファンという事になるのかと思うけど)に対して、敬意や謝意を人として注意深く払ってくれているのは、言葉や態度の端々からきっちりと感じられて、アーティストとしてだけでなく、人としてのKyle Vincentにまた会えるのが、本当に楽しみなんですよ。多分、関西のライヴで最も堅苦しい話題を持ち出したのは私だろうし、きっと覚えてくれているはずだと信じています。Kyleとの再会だけでなく、初来日の際のファンドのメンバーとまた会えるのも、嬉しいとこです。
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日々の音盤 2009/05 [1]

2009/06/14 22:20
2009/05/01 - 2009/05/05

Amazing Rhythm Aces / Stacked Deck/Too Stuffed To Jump
Cara Dillon / S.T.
Flick / The Perfect Kellulight
The Kinks / Arthur (Or The Decline And Fall Of The British Empire)
Chris Laterzo / American River
Low Stars / S.T.
Paul & Linda McCartney / Ram
The Shins / Oh, Inverted World
Stealers Wheel / The Hits Collection: Stuck In The Middle With You
Matthew Sweet And Susanna Hoffs / Under The Covers Vol. 1
The Thorns / S.T.
Gay & Terry Woods / Lake Songs From Red Waters: The Best Of Gay & Terry Woods

更新が随分と滞ってしまいました。この記事も途中まで書いていたんだけど、仕上げるまでに至らず、放置していました。6月の終盤は少し余裕がありそうなので、その頃には更新のペースを上げたいとこです。

Amazing Rhythm AcesはUSのルーツ・ロック系のバンドで、"Stacked Deck"は1975年リリースのデビュー作、"Too Stuffed To Jump"は1976年リリースの2作目。Tennessee州のMemphisで活動していたらしいです。全体としては、カントリー・ミュージックからの影響を強く感じさせ、ブルーズっぽい感じが曲によって表出してくるといったとこでしょうか。サザン・ロック勢ほどには豪快でもなく、スワンプ・ロック系ほどの泥臭さもなく、リラックスした曲調のものが多いかなという印象。まあ、その周辺に特に詳しい訳でもありませんが。休日にのんびりと聴いていると、何とも言えない、ええ感じで楽しませてくれますね。

Gay & Terry Woodsは、Gay WoodsとTerry Woodsによる夫婦デュオ。Steeleye Spanに参加後、The Woods Bandを経て、デュオとして活動を開始、70年代にアルバムを4枚リリースしています。その4作中だと、私は4作目の"Tender Hooks"しか聴いた事はなく、1〜3作目がCD化されていない現況下では、このベスト盤"Lake Songs From Red Waters: The Best Of Gay & Terry Woods"はとても貴重な存在ですね。ブリティッシュ・フォークの代表的な存在であるSteeleye Spanの結成に関わりながらも、この人たち自身はアイルランドの出身であり、その辺りの繋がりが興味深いとこですね。具体的に、その辺の相関性がどうなのかとかは分かっていないんですが、これから色々と聴き進めていく上で重要な存在になるような気がしています。

実際に聴いてみると、トラッドをロック寄りの視点から捉えようとしているように感じられたThe Woods Bandに比べて、そういった縛りのようなものからは解放されたような印象で、全体的にポップで聴きやすい曲が多いですね。以前に指摘されているのをどこかで目にした記憶がなきにしもあらずなのですが、曲によっては、後のUKのギター・ポップへと繋がるような感覚もあるんじゃないでしょうか。やはり、オリジナル・アルバムのCD化が待たれるとこで、眠っている音源とかも無理にでも掘り起こしてもらいたいですね。
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日々の音盤 2009/04 [6]

2009/05/31 22:20
2009/04/26 - 2009/04/30

Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Neal Casal / Roots & Wings
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Sandy Denny / Sandy
Dixie Chicks / Taking The Long Way
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
Hal / S.T.
The Hooters / Time Stand Still
Ronnie Lane / How Come
Ralph McTell / Streets ...
Jeremy Messersmith / The Silver City*
Whiskeytown / Strangers Almanac

Sandy Dennyの"Sandy"は1972年リリースで、ソロでの2作目。ブリティッシュ・フォークという枠に留まらず、英国を代表するシンガーであり、ソングライターでもあったので、ファンも多いのでしょうし、それぞれの作品に対しての評価も色々とあるようなのですが、この作品が彼女の代表作とされる事が多いようです。前作に比べると、全体的に明るく華やかになり、聴きやすくなったという印象。彼女の作品中で最もポップな仕上がりと思われる"Listen, Listen"も入っていますしね(まだ聴いていないアルバムがあるので、推測込みですけど)。まあ、まだ聴き込み不足でもあり、気付けていない部分も多そうです。

そのSandy Dennyのソロ・デビュー作"The North Star Grassman And The Ravens"、こちらも聴き込んでくるに連れて、微妙な起伏を描くメロディや存在感がありまくりのヴォーカルへの愛着度が随分と増してまいりました。はっきり言って、私の表現力ではこの素晴らしさを的確に伝えるのは無理で、文章をいくつか書いては消し・・・の繰り返しです。2作目もほぼ同様なのですが、実際に聴いてみるのが一番でしょうね。ソロにおいても、Fairport Conventionの作品でも、Bob Dylanのカヴァー曲が重要なレパートリーになっていて、これが色々な意味で興味深いと同時に、その出来が良いとかという当たり前の言葉で表現するのをためらわせるほどに曲がなじんでいるんですよね。その辺りに関しては、周辺の音楽をもっと聴き進めてみた上で分かってくる事もあるのかなと思ったりしています。
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日々の音盤 2009/04 [5]

2009/05/24 23:20
2009/04/21 - 2009/04/25

Ryan Adams / Easy Tiger
Howie Beck / Hollow
Neal Casal / Fade Away Diamond Time
Neal Casal / Rain, Wind And Speed
Neal Casal / The Sun Rises Here
Neal Casal / Anytime Tomorrow
Neal Casal / Leaving Traces: Songs 1994-2004
Neal Casal / Return In Kind
Neal Casal / No Wish To Reminisce
Neal Casal / Roots & Wings
Ray LaMontagne / Till The Sun Turns Black
Mark Olson & Gary Louris / Ready For The Flood

Neal Casalのライヴの直前だった時期で、彼の作品がずらりと並んでいますね。ある意味、不気味なぐらいに。所有CDの枚数が多くなってしまうと、特別な機会でもない限り、このように集中して聴くというのができにくくなってしまうものです。で、昨夜、この後の文章を酔いつつ書いていたら、妙に理屈っぽい文章になってしまい、今日になって読み返してみると、恥ずかしくなるようなとこがあったので、封印。アルコールの力は恐ろしいもんです。気をつけねば。

数日前になりますが、当blogの右側のスペースに設けている新作のリリース日程の欄を久々に更新したので、気になる方はチェックしてみて下さい。この先、ちょっとしたリリース・ラッシュですかね。ブリティッシュ・フォーク関連で頭の中がてんやわんやで、新譜のチェックに十分な時間を費やせていないのが、ここ最近の状況。まあ、多少の程度の差こそあれ、ずっと似たような状態だったと言えるかも知れませんが。
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日々の音盤 2009/04 [4]

2009/05/19 23:20
2009/04/16 - 2009/04/20

America / Here & Now
Eric Andersen / Blue River
Neal Casal / Roots & Wings
Guy Clark / Old No 1/Texas Cookin'
Cara Dillon / S.T.*
Steve Earle / Washington Square Serenade
The Go-Betweens / The Friends Of Rachel Worth
The Honeydogs / Seen A Ghost
The Hooters / Time Stand Still
Ben Kweller / S.T.
Rainravens / Rose Of Jericho
Ron Sexsmith / Retriever

Neal Casalの"Roots & Wings"は2009年リリースのアルバムで、ソロ作品としては7作目になりますか(カヴァー曲集の"Return In Kind"を含む)。今年も来日が実現し、4月の後半から5月の初旬にかけて、日本の各地をライヴ・ツアーで周ってくれました。私の訪れたのは4月26日の大阪でのライヴで、ここでも書いた通り、素晴らしいライヴだったんですよね。そのライヴを経てアルバムを聴いてみると、多少の変化が感じられ、やや不満に思えた部分も修正され、作品に込められた意図を自分なりに感じられるようになったように思えてきました。とは言え、過去の良作を聴いてきただけに、満足できる出来かとなると、そうじゃないかなぁ・・・

Guy Clarkの"Old No 1/Texas Cookin'"は彼の初期の作品をカップリングしたお得盤。"Old No 1"は1975年リリースのデビュー作で、"Texas Cookin'"は1976年リリースの2作目。随分と前に購入していたはずだけど、CDラックの中で気配を消していたのか、これまで聴かずに眠らせていました。いつもの事ながら、申し訳ないです。

この2作、彼の代表作とされる事が多いようですが、それも納得で、実に素晴らしい曲が揃っていますね。デビュー時には、彼はすでに36歳だったとの事で、作品全体から発せられる重みみたいなものを感じずにはいられません。カントリー・ミュージックからの影響は少なくなさそうだけど、それを強く志向しているという感じでもなく、日々の暮らしから生まれる曲を歌っていく中で、そういった要素が慣れ親しんだものとして自然な形で入り込んでいるという感じでしょうか。まあ、そんな分析は不要でしょうけど。Emmylou HarrisやWaylon Jenningsなどのゲスト陣に混じって、デビュー前のSteve Earleもバック・ヴォーカルで参加しているんですね。まだまだ現役で頑張っているし、他の作品も聴いてみないと。

The Hootersの"Time Stand Still"は2007年リリースの6作目(1983年リリースの"Amore"を含む)。1993年の"Out Of Body"以来の久々のアルバムですが、以前の姿そのままとも言えそうな感じで、初めて聴くのに、どこか懐かしいような感覚がありますね。ブランクを感じさせない充実ぶりが嬉しくもあり、その間の年月の重みなどに思いを至らせると、言葉で形容しにくいような情感が心に湧きあがってくるような気がするのです。祝・復活!
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日々の音盤 2009/04 [3]

2009/05/05 23:20
2009/04/11 - 2009/04/15

Neal Casal / Roots & Wings
Justin Currie / What Is Love For
Cara Dillon / S.T.*
Fleet Foxes / S.T.
Ben Folds Five / S.T.
The Heavy Blinkers / S.T.
The Hormones / Where Old Ghosts Meet
Jack The Lad / It's Jack The Lad
Bert Jansch / Moonshine
Mike Oldfield / Hergest Ridge
Stealers Wheel / The Hits Collection: Stuck In The Middle With You
Dan Wilson / Free Life

The Humblebums、ソロでの1枚を経て、Gerry Raffertyが新たに結成したバンド、Stealers Wheel。Stealers Wheelは1973年から1975年にかけて、3枚のアルバムをリリース。その後、再びソロで活動、1978年に"Baker Street"がBillboardのシングル・チャートで2位を記録するヒット、一般的にはそのヒットで片付けられてしまったりもするようですが、バンドやソロを問わず、聴くべき作品が多い人らしいのです。

Scotland(の何ちゃらっていう町の)出身で、Glasgowで活動していた事もあってか、GlasgowのPaul McCartneyと評される事もあるようで、その辺りから彼の資質を読み取れましょうか。そんな英国的な趣が心地良い曲もあるし、R&Bからの影響を感じさせるような小気味良い曲もあったりで、一部のポップ・ミュージック・ファンだけに聴かれているような現況はもったいなく思えてしまいます。ただ、注意が必要かなと思えるのは、Gerry Raffertyを通してのみ語られているようなケースが多いような印象があるのですが、収録曲の大半がJoe Eganとの共作で、彼単独でのペンによる曲もあったりするので、この人の貢献も大きいんじゃないのかな。
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日々の音盤 2009/04 [2]

2009/04/30 23:20
2009/04/06 - 2009/04/10

Beachwood Sparks / Once We Were Trees
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
Fleet Foxes / S.T.
John Wesley Harding / The Confessions Of St. Ace
Emmylou Harris / All I Intended To Be
The Kinks / Face To Face
Ben Kweller / Changing Horses
Jeremy Messersmith / The Silver City*
Mark Olson & Gary Louris / Ready For The Flood
Joe Pisapia / Daydreams
John Renbourn / The Lady And The Unicorn
Jules Shear / The Great Puzzle

明日の健康診断に向けて、先程から飲食禁止開始です。起きていると、無意識のうちに何かを飲んでしまいそうなので、早めに寝よう。

Ben KwellerとJoe Pisapiaが初聴きですが、今回はコメントなしで。Ben Kwellerの新作は来日ライヴの日に聴いておりました。関西には来てくれなかったので、いじけつつ聴いていましたが、京都音博への参加が決まったようで、ラインナップ次第では、見に行く事になるかも。あるいは、単独ライヴがあるのなら、そちらを。

危うく書き忘れるとこでしたが、前回の記事でも書いた通り、26日にNeal Casalのライヴに行って来ましたよ。アンコールも含めて、20曲余り、充実の歌と演奏でしっかりと楽しませてくれました。今回のステージでは、ソロでの演奏に加えて、バックにサポート・バンドが付いた事もあり、より幅広い表現も可能となったと同時に、Neal Casalも以前の京都でのライヴよりもリラックスしていたように感じられました。聴衆や会場の雰囲気への熱い感謝の言葉もあったし、気分良くプレイしてくれていたはず。そういった温かい雰囲気がしっかりと音にも反映されて、実に素晴らしいライヴでしたよ。最も聴きたかった曲もやってくれたし、大満足。気が早いけど、またの来日、期待していますよ。
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日々の音盤 2009/04 [1]

2009/04/25 23:20
2009/04/01 - 2009/04/05

The Band Of Heathens / S.T.
Barclay James Harvest / Octoberon
Jim Boggia / Misadventures In Stereo
Doug Burr / The Sickle & The Sheaves*
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Cara Dillon / S.T.*
Steve Earle / Transcendental Blues
John Wesley Harding / Trad Arr Jones
The Love Hall Tryst / Songs Of Misfortune
Jeremy Messersmith / The Silver City*
Sloan / Parallel Play
Tamas Wells / A Plea En Vendredi

初聴きの盤はありませんか。聴かなきゃいけないCDはたくさんあるんだけど、初めて聴く際には、やはりじっくりと耳を傾けたいじゃないですか。なので、ネットであれこれ情報を探っていたり、本を読んでいるような時には、聴きなじみのある作品を聴く事になります。この場合、『聴く』ではなく、『聞く』とすべきなんでしょうけど。

で、明日の26日には、Neal Casalのライヴが大阪でありますね。数日前の情報だと、まだチケットもあるようだし、見に行ってみてはどうでしょうか。デビューが95年で、それ以来、オリジナル・アルバムは7作になりますか(ソロ作品のみ。カヴァー曲集を含む)。地道に良作を出し続けてきたなという印象がありますね。新作は彼の作品としてはやや低調かなと現時点では感じていますが、ライヴで聴くと一味違うかなと期待もしています。

彼の作品を初めて聴くのであれば、ベスト盤という選択もありますが、個人的にはデビュー作の"Fade Away Diamond Time"か4作目の"Anytime Tomorrow"を推したいですね。この2作が彼の代表作でしょう。どちらもJim Scottがプロデューサーなんですよね。この人のプロデュース作品は良いものが多くて、私のお気に入りのプロデューサーの1人なのです。Jim Scottと組んだ作品をまた作って欲しいとこです。

で、話は変わって、色々と新作が出ていたり、これから出たりするようですが、近頃はブリティッシュ・フォーク系を追いかけるのに時間を割いてきたせいか、そんなにチェックできていないのです。少し前には、John Wesley Hardingの作品がリリースされているし、Willie Nileの作品もリリースされたようです(詳しい内容とかまでは把握していませんが)。あまり話題にされていないようで、悲しいけれども。Tim EastonやBen Leeがリリース間近で、Steve EarleやPete Yornが少し先にリリース予定とか。自分へのメモ代わりの意味も込めて、ここに書いておきます。

あ、例のバンドのリマスター盤とか、Neil Youngの箱物なんかが世間では話題になっているんでしょうかね。Neil Youngの方は一番安いセットぐらいは買う事になりましょうか。購入特典として、聴く時間が付いてくれば良いんですけど。
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日々の音盤 2009/03 [6]

2009/04/19 23:20
2009/03/26 - 2009/03/31

Eric Andersen / Blue River
The Byrds / Younger Than Yesterday
Clarkesville / The Half Chapter
Del Amitri / Twisted
Cara Dillon / S.T.*
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
The Go-Betweens / Oceans Apart
David Mead / Almost And Always
Rainravens / S.T.
Rainravens / Diamond Blur
Rainravens / Rose Of Jericho
John Renbourn / The Lady And The Unicorn

Eric Andersenの"Blue River"は1972年のリリースで、彼の代表作とされる事が多いようです。それだけでなく、当時のシンガー・ソングライター・ムーヴメントにおいても重要作として語られるのをよく目にしますね。何年か前に入手したまま放置という、激しく恥じ入らなくてはならないような粗相を犯していたのですが、聴いてみると、特別にすごいとかという感じではないものの、確かに良さは伝わって来るのです。これ以前の作品にも良いものがあるようだし、それらを聴いた上で接すれば、作品に対する印象がまた変化するようにも思えます。

Rainravensの"Rose Of Jericho"は1999年リリースの3作目。先日のライヴが記憶に新しいAndy Van Dykeによるバンドですよ、もちろん。ここでのポイントは、Gurf Morlixがギターリストとして全編で参加している事でしょうか。ブックレットを見る限りでは、プロダクションには関わっていないらしく、自由に弾いているような印象で、彼自身の作品とかよりもギターリストとしての彼を意識できる作品のようにも思えました。作品全体としては、やや泥臭さを増したような印象もありますが、それまでと同様に良質のルーツ・ロック作品になっていますね。このラインナップでのライヴを見てみたいもんです。もちろん、そうなれば、後半はGurfがメインでないと納得できませんが。

で、Cara Dillonですけど、こちらは別の機会にしましょうか(他の作品を聴いた後にでも?)。ここ最近、激しく聴いているのですが、何をどう書いて良いのか、ちょっとまとめられなさそうなので。一目惚れならぬ、一耳惚れでしょうか。可憐な声に魂を抜かれてしまいました・・・
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日々の音盤 2009/03 [5]

2009/04/13 22:20
2009/03/21 - 2009/03/25

Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Peter Bruntnell / Ghost In A Spitfire
Hayes Carll / Trouble In Mind
Firecracker / So Long Someday
Fleet Foxes / S.T.
Golden Smog / Weird Tales
Emmylou Harris / Elite Hotel
Jack The Lad / It's Jack The Lad
Dave Mason / Let It Flow
Mudcrutch / S.T.
Karine Polwart / This Earthly Spell*
Simon & Garfunkel / Sounds Of Silence

LindisfarneからRod Clements、Simon Cowe、Ray Laidlawの3人が脱退し、その3人らで結成されたのがJack The Lad。LindisfarneはUS志向を示しながらも、UK的なウェットな感覚がにじみ出ていて、ヴォーカルのAlan Hullのちょっとよれ気味のヴォーカルも何だか好ましくて、初期作品から順を追って聴き進めているとこなのです。

そのLindisfarneに比べると、Jack The Ladのデビュー作はカントリー・ミュージックからの影響をストレートに表出していて、US志向を強めているとの印象。ただ、このデビュー作はオリジナル曲が中心なのに対し、2作目ではトラッド曲の比率が増しているらしく、バンドの実像を知るには、他の作品も聴いてみる必要がありそう。結局、4作目までリリースした後、Lindisfarneへ出戻りする事になるようですが。このデビュー作に関しては、Lindisfarneの時のような突出した曲はないかなと感じるものの、作品全体の雰囲気は私好みでもあり、この後の作品を聴くのが楽しみになりました。

Dave Masonの"Let It Flow"、Karine Polwartの"This Earthly Spell"も初聴きになりますが、もうちょっと聴き込んでみてからという事で。

Fleet Foxesの昨年リリースのアルバムがようやく日本でも(EPの"Sun Giant"を併録して)リリースされたようで、何よりです。ここ最近のブリティッシュ・フォーク熱もあって、UKのAmazonをチェックする機会が激増中なんですが、70年代のブリティッシュ・フォーク作品のページで、『この商品を買った人は・・・』の欄に本作が激しく登場するんですよね。日本では、Sub Popレーベルからのリリースでもあり、インディ・ポップ的な観点から注目されているような印象を受けますが、あちらではそれだけじゃないようで、とても興味深いのです。

そんな本作、これは必聴の傑作じゃないでしょうか。年始のベストの記事で、Amazing Blondelのような音楽をやっているバンドが今もいるのかと書きましたが、どこか一脈通じるものがあるのではという気もしています。いや、似ているというのではなく、それぞれの時代の趨勢みたいなものを超越したようなとことかも含めてね。まあ、とにかく、こんなバンドが出てくると、嬉しくてしょうがないですよ。来日、待っていますよ!
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日々の音盤 2009/03 [4]

2009/04/06 23:20
2009/03/16 - 2009/03/20

Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Barclay James Harvest / Octoberon
Eliza Gilkyson / Lost And Found
John Wesley Harding / Adam's Apple
Ronnie Lane / How Come
Ralph McTell / Streets Of London: The Best Of Ralph McTell
Rainravens / S.T.
Rainravens / Diamond Blur
John Renbourn / The Lady And The Unicorn
Strawbs / Just A Collection Of Antiques And Curious
The V-Roys / Just Add Ice
Clifford T. Ward / Singer Songwriter

予想通り、記事にするのがじわじわと遅れてきてしまいました。Ronnie LaneとRalph McTellのコンピ盤に加え、John Renbournの"The Lady And The Unicorn"とStrawbsの"Just A Collection Of Antiques And Curious"が初聴きですね。Clifford T. Wardの"Singer Songwriter"もほとんど聴いていなかったので、初聴きに近い感じ。ちょっと日が経ってしまった事でもあり、印象の最も濃かった盤だけコメントしましょうか。

そんな訳で、John Renbournの"The Lady And The Unicorn"は1970年リリースの4作目ですか。ブリティッシュ・フォーク界の重要バンドのPentangleの中心人物だった人ですね。これはバンド在籍中の作品で、代表作として紹介される事も多いようです。私が彼の作品を聴くのは、これが初めて。Pentangleのアルバムも聴いた事はありませんが、Pentangleのもう一方の雄とも言えるBert Janschの作品は以前に聴いていて、親しみやすさをほとんど感じさせないものの、妙に心に引っかかるものがありました。

ブリティッシュ・フォークの本によると、John Renbournの作品は、中世ヨーロッパの古楽を基にしたものとブルーズ色の濃いものがあるようですが、この作品はジャケの雰囲気を見ても分かる通り、前者の方ですね。その時代に書かれたと思しき曲を中心に、トラッド曲も交え、自作のタイトル曲が加わるという構成になっています。

で、私の聴いたBert Janschのアルバムに比べると、こちらはそれなりに聴きやすさも感じられて、割りとすんなりと耳に入って来ました。どういう音なのかというのは、なかなかに表現しづらくて困ってしまいます。歴史を感じさせるような奥ゆかしい瞬間もあれば、心をざわつかせるような不穏な感覚がよぎるような部分もあったりするし、安らかに感じられる旋律と響きに引き込まれたりして、不思議な魅力に包まれています。とにかく聴いてみるのが一番でしょう。そんなに敷居は高くないはず。
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日々の音盤 2009/03 [3]

2009/03/29 23:20
2009/03/11 - 2009/03/15

Jim Boggia / Fidelity Is The Enemy
Buzz Zeemer / Play Thing*
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Evan And Jaron / S.T.
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
Gallagher And Lyle / The Last Cowboy
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Hotel Lights / Firecracker People
David Mead / Almost And Always
Jeremy Messersmith / The Silver City*
Rainravens / S.T.
Sutherland Brothers / Lifeboat

3月27日に、Andy Van Dykeのライヴに行って参りました。これまでの@Homeさんによるライヴでは、前半はソロでのステージで、後半にバンドが加わるというスタイルだったように思いますが、今回は最初からバンド形式で、ソロでの演奏は途中に少し(2曲でしたか)はさまれただけでした。ロックな色合いの濃いライヴだったと言えそうで、素直に楽しめる内容でしたよ。彼の所属するRainravensのアルバムは最初の2作しか持っていないんだけど、そこからの曲も思ったよりもやってくれたし、初めて聴く曲にも良い感じの曲が多かったですね。カヴァー曲も数曲やったのですが、多くの人が知っているであろう名曲もやってくれて、何だか得した気分。

バック・バンドのWednesday Music Clubもこれまでと同様に良い感じの演奏をしてくれていました。ライヴ後には、いつもより長めにTwangさんとも話せたし、今回も楽しく時間を過ごさせてもらいました。Andy Van Dykeの来日ツアーはまだ日程が残っているので、広島方面の方はお見逃しなく。

Fairport Conventionの"What We Did On Our Holidays"は1969年リリースの2作目。この作品からSandy Dennyが加入、ここからの数作がバンドの黄金期と目されているようです。きちんとしたコメントはもっと聴き込んでからにするとして、Sandy Dennyが後に結成するバンド名にもなった冒頭曲の"Fotheringay"は素晴らしいの一語に尽きるような名曲ですね。静かに脳内に浸透してくるような感覚が堪りません。そういう訳で、Fotheringayの作品も早く聴いてみたいです。

Sutherland Brothersの"Lifeboat"は1972年リリースの2作目。一般的には、あまり知られた存在ではないけど、Rod Stewartが大ヒットさせた"Sailing"は彼らの曲で、その"Sailing"を収録しているのが本作。ルーラルな雰囲気の漂うフォーク・ロック・サウンドは何だか憎めないものがありますね。この後、Quiverというバンドと合体、ロック色を強めていく事になるんでしょうか。

David Meadの"Almost And Always"は昨年リリースの5作目(EPを除く)。本作もBrad Jonesによるプロデュースで、適所に配された音を有効に響かせているなという印象。静かな雰囲気の中、David Meadの歌が何とも良い具合に耳に届いて来ます。個々の曲の良さについては、さらに聴き込んだ上でからという事になるんでしょうが、随所で彼らしさを感じるし、同時に微妙にこれまでと異なるような雰囲気もあるような気がする。本国では、まだリリースされていないようで、どうも気にかかりますね。
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日々の音盤 2009/03 [2]

2009/03/23 22:20
2009/03/06 - 2009/03/10

Bob Dylan / The Frewheelin' Bob Dylan
Al Green / More Greatest Hits
Jackie Greene / Giving Up The Ghost
Jess Klein / Draw Them Near
Mark Knopfler / Shangri-La
L.E.O. / Alpacas Orgling
Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid*
Jeremy Messersmith / The Silver City*
Roger Morris / First Album
The Pooh Sticks / The Great White Wonder
Scud Mountain Boys / Massachusetts
Sherwood / A Different Light

ん、初聴き盤はなさそうかな。Al Greenのベスト盤はほとんど聴いていなかったけれど。え〜と、じゃあ、何を書きましょうか。

Jackie Greeneの"Giving Up The Ghost"をリリースしているのは、429 Recordsというレーベル。このレーベルのサイトを見ると、他にも、Steve ForbertやCrackerなどが在籍しているようですが、Gin Blossomsが同レーベルに移籍してきました。2006年の復活作を出したレーベルとは1作のみの契約だったようで、その後の移籍先が決まっていなかったのだけど、429 Recordsと2作品をリリースするという契約を結んだとの事。新作は今年の中頃にリリースの見込みだと、あちらのWikipediaには書いてあります。

Gin Blossoms関連では、3月23日にライヴ盤"Live In Concert"がリリース予定のようでしたが、どうも謎が多いままで、実際にリリースされるのかどうか分かりませんね。もう少し状況を見守りたいところ。一応、取り扱いを確認できたのは、日本とUKのAmazonのみでしたが、日本のAmazonでは、『現在お取り扱いできません』となってしまいました・・・

それと、以前に何度か話題にしていたThe Hootersの新作"Time Stand Still"。今日になって、やっと届きましたよ。USの某ショップで去年の10月に発注していたんだけど、発送が遅れに遅れてしまって。近いうちに聴いてみます。
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日々の音盤 2009/03 [1]

2009/03/16 23:20
2009/03/01 - 2009/03/05

Paul Carrack / Satisfy My Soul
Fairport Convention / S.T.
Jackie Greene / American Myth
Nanci Griffith / Flyer
Low Stars / S.T.
Alex Lowe / Boys United Never Die Young
Matt Nathanson / Still Waiting For Spring*
Beaver Nelson / Little Brother
Scrappy Jud Newcomb / Ride The High Country
Miranda Lee Richards / The Herethereafter
Mike Rosenthal / Home*
Teenage Fanclub / Man-Made

今年は花粉の飛散量が多いのか、久々に当たり年という感じで、かなり苦しんでおります。ここ数年は症状も軽くて、体質改善できたのかと淡い期待を抱いていたんだけど、何の事はない、これから先も花粉との戦いを続けなければならないという事ですね。あぁ〜、しんど・・・

そんな訳で、更新を面倒に感じていたりもしますが、気を取り直して。Paul CarrackはSqueezeやMike + The Mechanicsなどでの活動で知られているのではないかと思いますが、ソロでの作品も少なくないようで、何となく聴いてみようと思い立ち、このアルバムに白羽の矢を立ててみました。内容の方は思った以上にR&Bマナーにどっぷりと浸っているなとの印象で、長いキャリアに裏打ちされた安定感が全体的に感じられ、音作りもそつがない。まあ、昔から彼の作品を聴いているような人には良さそうだけど、そうでない人まで強く惹きつけるほどの魅力は現時点では感じられませんでした。

Nanci Griffithの"Flyer"を久しぶりにじっくりと(5回ぐらい繰り返して)聴いていたんだけど、こんなに良いアルバムだったのかと思い直させられました。彼女の他のアルバムも聴いてみよう。昨年のEmmylou Harrisのアルバムが非常に素晴らしかったので、それ以降、女性シンガーの作品を聴く回数が増しているような気がしています。まあ、これまでも聴いていなかったっていう事はないのだけど。聴くべき作品は多くあるはずだし、その中から大切な作品に巡り合えれば良いなと。

Miranda Lee Richardsのデビュー作"The Herethereafter"を久しぶりに聴いてみましたが、彼女の声はMindy Smithに似ていますね。このアルバム、まずまずの出来なんでしょうけど、ジャケの雰囲気ほどには素朴な感じでもなく、ちょっと中途半端な作りのように思えるんですよね。長らく不在期間が続いていたんですが、2作目が少し前にリリースされているようで、今度もジャケは期待させるものがあり、入手すべきかどうか迷い中。
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日々の音盤 2009/02 [6]

2009/03/08 21:20
2009/02/26 - 2009/02/28

Blue Mountain / Dog Days
Adam Daniel / Blue Pop
Honeydogs / Here's Luck
Bert Jansch / Moonshine
Ally Kerr / Calling Out To You*
The Kinks / Something Else By The Kinks
Ray LaMontagne / Trouble*
Maria McKee / Live At The BBC
Jeremy Messersmith / The Silver City*
The Pooh Sticks / The Great White Wonder
Splitsville / The Complete Pet Soul
The Waxwings / Low To The Ground

Jeremy Messersmithの"The Silver City"は2008年リリースの2作目。昨年、デビュー作の"The Alcatraz Kid"を聴き、その穏やかな佇まいの中に見え隠れするポップ・センスに惹かれたのでした。まだ聴き込み不足でもあり、前作ほどには耳になじんでいなくて、きちんとしたコメントは改めて別の機会にさせてもらいましょうか。

The Pooh Sticksの"The Great White Wonder"は1991年リリースの何作目でしょうか。パワー・ポップと言えそうな曲もあるけど、ギター・ポップの範疇で語られるバンドになるんでしょうか。元気に弾けた曲から、コーラス・ワークが耳に残る曲まで、メロディを大切にしている姿勢が伝わってくるようで、何だか良い感じ。14分以上の曲があったりするし、このバンドの姿をきちんと捉えるには、他の作品も聴いてみるべきなんでしょうね。
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日々の音盤 2009/02 [5]

2009/03/03 23:20
2009/02/21 - 2009/02/25

Buzz Zeemer / Play Thing*
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Fairport Convention / S.T.
Fleet Foxes / S.T.
Gallagher And Lyle / Willie And The Lapdog
Will Kimbrough / Americanitis
Scrappy Jud Newcomb / Ride The High Country
Jules Shear / Dreams Don't Count
Travis / The Man Who
Travis / The Invisible Band
Travis / The Boy With No Name
Travis / Ode To J. Smith

Fairport Conventionの"Fairport Convention"は1968年リリースのデビュー作。Sandy Denny加入前であり、作風も彼ら独自のスタイルへと移行する前なので、語られる機会は少なめの作品のようです。確かに、この時点では、ちょっとメロウなフォーク・ロックぐらいの印象で、英国フォークの最重要バンドという佇まいは、一部の曲を除いて、あまり感じられませんね。まあ、その後について詳しく知っている訳でもないので、以降の作品を聴いてみて、また感じる所があれば改めて書きたいと思います。これはこれで、楽しく聴ける作品ではあります。

Scrappy Jud Newcombの"Ride The High Country"は昨年リリースのソロ3作目。Loose DiamondsやThe Resentmentsのメンバーとしても知られていますが、個人的には、Beaver Nelsonの作品での印象が最も強い。で、この作品ですが、豪快な中にも繊細な息遣いの感じられるロックという感じで、割りと色々なタイプの曲をやっているような印象がありつつも、存在感のあるヴォーカルもあってか、全体としてのまとまりも十分。想像していたよりも耳なじみの良い曲が多いし、聴き込めば、もっと良い感じで響くんだろうなぁ。過去の作品も遡って聴いてみたいとこです。
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日々の音盤 2009/02 [4]

2009/02/26 23:20
2009/02/16 - 2009/02/20

Dan Baird & Homemade Sin / S.T.
Jim Boggia / Safe In Sound
Doug Burr / The Sickle & The Sheaves*
Justin Currie / What Is Love For
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Jackie Greene / American Myth
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Barbara Keith / S.T. [2nd]
Maria McKee / Live At The BBC
Rainravens / S.T.
Ron Sexsmith / Blue Boy
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul

一昨日はTravisのライヴでした。前回の単独来日はヴォーカルのFranの急病により、来日がキャンセルされたため、私にとっては、随分と待たされての初のTravisのライヴとなりました。1999年の"The Man Who"が出会いのアルバムですから、そこから10年を経てのライヴという事で、感慨深いものがありましたよ。期待通りに素晴らしく、改めて良い曲がいっぱいあるなぁ〜と実感。"Selfish Jean"から"Pipe Dreams"への流れでは、つい目頭が・・・ 本当に心から堪能させてもらいました。ありがとう。

Sandy Dennyの"The North Star Grassman And The Ravens"は1971年リリースのソロ・デビュー作。これ以前に、ソロ名義で編集盤が出ていたりするようですが。Fairport Convention〜Fotheringayを経てのソロ・デビューですね。ベスト盤とFairport Conventionの"Liege & Leaf"だけでしか彼女の作品を聴いていなかったので、そんなに詳しくもないのです。他のソロ作品やFairport Conventionの作品も同時に入手したので、それらを聴いた上で、改めて書く方が良さそうですね。とにかく、この声の存在感には、改めて深く感じ入るものがありました。

Maria McKeeの"Live At The BBC"は1991年と1993年の2つのライヴ音源をまとめたアルバム。当然ながら、あの頃の若さ溢れる声で歌われており、こりゃ〜文句なしに最高ですわ。これだけの音源をこれまで出さずにいたのが、何とも恨めしい。タイム・スリップできるなら、Lone Justiceのライヴを体感してみたいもんです。
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日々の音盤 2009/02 [3]

2009/02/22 22:20
2009/02/11 - 2009/02/15

The Autumn Defense / S.T.
Buzz Zeemer / Play Thing*
Neilson Hubbard / Sing Into Me
Lindisfarne / Fog On The Tyne
Jesse Malin / On Your Sleeve
Charlie Mars / S.T.
Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid*
Matt Nathanson / Beneath These Fireworks
Rainravens / Diamond Blur
Ron Sexsmith / Time Being
Travis / The Boy With No Name
Travis / Ode To J. Smith

Buzz Zeemerの"Play Thing"は1996年リリースのデビュー作。パワポ本にも載っている作品で、前々から気になっていたんだけど、入手を後回しにしていました。入手先も限られているのでね。Frank Brownという人が中心のバンドとの事ですが、ここにはTommy Conwellも参加しているんですよね。好い感じに肩の力の抜けたパワー・ポップという感じで、とても良い。ヴォーカルがやや泥臭いのもポイントで、ほのかにルーツ風味も感じられますね。The ConnellsやPete Droge辺りが好きなら、これも・・・ってなとこでしょうか。この後、バンドは2作目をリリース、さらには、Frank Brownはソロ作品を出しており、そちらも聴いてみたいとこです。

Neal Casalの再来日が決定しましたね。何度目の来日なのか、もう分からないぐらいに日本へ度々やって来てくれています。忙しいはずだと思うんですけどねぇ。送られてきた情報によると、4月23日〜5月9日の間に、9つの会場で。2日と9日の間の6日間は日本観光でもするんでしょうかね。分かりませんけど。大阪は26日の日曜日ですね(4日連続の4日目なので、ちょっとお疲れモードが予想されなくもないが)。まだ新作を聴いていなかったりするんで、そちらを早めに入手しておかなくては。
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日々の音盤 2009/02 [2]

2009/02/15 23:20
2009/02/06 - 2009/02/10

Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Del Amitri / Change Everything
Ed Harcourt / Here Be Monsters
Emmylou Harris / All I Intended To Be
The High Llamas / Can Cladders*
Ray LaMontagne / Till The Sun Turns Black
Low Stars / S.T.
Alex Lowe / Boys United Never Die Young
Rainravens / Diamond Blur
Watashi Wa / The Love Of Life
The Waxwings / Let's Make Our Descent
Denison Witmer / Carry The Weight

Del Amitriの"Change Everything"は1992年リリースの3作目。2〜5作目まではどれも良い出来ですが、個人的には、本作が最も好き。冒頭の"Be My Downfall"、これが特に素晴らしくて、これまで幾多の曲を聴いてきた私ですが、十指に入れたいぐらいに強く惹かれる曲なんですよね。実際に10曲を選んだりするのは不可能なんだけれど。アルバム全体も良曲揃いだしね。ここ数年はどこか寂しい思いを持ちつつ聴いていましたが、Justin Currieの復帰もあって、作品の持つ本来の熱さがこれまで以上に感じられるような気がして、胸にじわりと込みあげてくるものがありました。

The High Llamasの"Can Cladders"は2007年のリリース。期待していたほどではないけど、まずまず良さそうな印象。Napで聴いているので、魅力が少し伝わりにくい面もあるのかも。明日、京都でライヴがあるけど、準備不足でもあり、今回は見送る事に。Travisのライヴが翌週に控えてもいる事だし。

Rainravensの"Diamond Blur"は1997年リリースの2作目ですか。デビュー作も良い作品でしたが、それを上回る出来かも。勢いのあるロック・チューンから、じっくりと聴かせるスロウな曲まで、曲が実に良く練れていて、音に引き込まれてしまいます。芯のあるルーツ・ロックですが、聴きやすさも備えているし、聴く機会さえあれば、好きになる人は少なくないはず。The V-Roysとかが好きなら、これも・・・って、例えがちょっとマイナーですか。ヴォーカリストであり、中心人物でもあるAndy Van Dykeは3月に再来日予定との事で、期待も高まります。

Watashi Waの"The Love Of Life"は2003年リリースのデビュー作。目に留まるジャケットの効用もあり、以前から気になっていました。バンド自体は2006年の2作目のリリース後に解散してしまっているようですが。音もジャケットに劣らず爽快な感じで、屈託のないポップさが心地良いですね。ただ、ありがちなタイプの音とも言えるので、もう少し何か強く響くものが欲しいなと思えます。この先の季節には良さそうかな。
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日々の音盤 2009/02 [1]

2009/02/09 22:20
2009/02/01 - 2009/02/05

Ryan Bingham / Mescalito
Jeff Black / Birmingham Road
The Bottle Rockets / Zoysia
The Fratellis / Costello Music
Jackie Greene / Gone Wanderin'
Jackie Greene / Sweet Somewhere Bound
Emmylou Harris / Elite Hotel
The Jayhawks / Sound Of Lies
Ray LaMontagne / Till The Sun Turns Black
Alex Lowe / Boys United Never Die Young
Nada Surf / Lucky
Rainravens / S.T.

Ray LaMontagneの"Till The Sun Turns Black"は2006年リリースの2作目。何ヶ月か前にデビュー作をNapで聴いているのだけど、そちらはあまり記憶に残っていなくて。なのに、どうして2作目を入手するんだとなるかも知れないけど、これを先にワゴン・セールで入手していて、デビュー作から順に聴く方が良いなと思って、Napで聴いていた訳です(デビュー作はCCCDなのかな?)。

音の方は何々っぽいという感じでは書き表しにくく、しっとりと聴かせる曲、ブラック・ミュージック寄りの曲など、色々なスタイルを披露しているなという印象。適度にハスキーなヴォーカルも味わいがあり、曲の良さにより一層の魅力を添えていますね。この分だと、デビュー盤も相応のクオリティのはずで、何を聴いていたんだかと反省しなくちゃならなさそうな。3作目が2008年にリリース済みで、AMGによると、Billboardのアルバム・チャートで3位まで行ったようで、本国では人気もかなり評価も高いようですね。これまでの3作、いずれもEthan Johnsによるプロデュースのようです。

Alex Loweの"Boys United Never Die Young"は2001年リリースの2作目。ex-Hurricane #1・・・っていう肩書き、もう意味がなさそう? Hurricane #1のアルバムはコピーしてもらったCD-Rしか持っていなくて、しかも、行方不明だし・・・ ちゃんと聴き返してみたいんだけども。デビュー作、オンライン限定の3作目に続いて、本作を聴きましたが、軽快なポップ・チューンがあったりして、他の2作とは少し雰囲気が違う部分もありますね。まあ、基本的には、ストレートなフォーク・ロックで、どこか甘酸っぱいメロディがそこかしこで聴かれ、彼らしさが十分に感じられます。
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日々の音盤 2009/01 [6]

2009/02/05 23:40
2009/01/26 - 2009/01/31

Howie Beck / S.T.
Ryan Bingham / Mescalito
Firecracker / So Long Someday
Fleet Foxes / S.T.
The Fratellis / Costello Music
Guster / Ganging Up On The Sun
Emmylou Harris / Elite Hotel
Mason Jennings / Century Spring
Jonny Kaplan & The Lazy Stars / Ride Free
Matt Nathanson / Some Mad Hope
Sherwood / Sing, But Keep Going
Matthew Sweet / Sunshine Lies

Ryan Binghamの"Mescalito"は2007年リリースのデビュー作。レーベルはLost Highwayで、Marc Fordによるプロデュース。ソロ名義での作品ですが、裏ジャケやブックレットには、彼を含めた4人で写っているし、Ryan Bingham And His Living Dead Horsesとして4人がブックレットに列記されている点から見ても、バンド作品と見る方が良さそうなのかな。プロデューサーのMarc Fordを始めとして、ゲスト・ミュージシャンも多く参加していますね。

音の方はアメリカーナど真ん中という感じで、かなり本格的なルーツ・ロック作品になっており、メジャー・レーベルからのデビュー作でこれ以上にルーツ色が濃厚なものは望めないのではないかと思うぐらい。ただ、濃厚とは言っても、からっとした雰囲気でもあり、何度か聴いているうちに良い感じで耳になじんで来ました。同じレーベルのHayes Carllほどではなさそうだけど、こちらも良いですね。

Emmylou Harrisの"Elite Hotel"は1975年リリースの2作目(60年代後半にデビュー作をリリースしたものの、それはカウントされず、1975年の再デビュー作"Pieces Of The Sky"を1作目と数えるのが普通のようです)。昨年の"All I Intended To Be"が非常に素晴らしかったので、昔の作品も遡って聴いています。Amazonだと安いしね。彼女の代表作として語られる事も多い作品ですが、それも納得という感じで、素晴らしい仕上がりになっています。丁寧な選曲、安定した演奏、伸びやかな歌声と、まあ、悪くなりようがないんですが。こういう優れた作品から入っていけば、カントリーへの意識も良い方向へ向かうのではと思いました。

The Fratellisの"Costello Music"は2006年リリースのデビュー作。改めて書くまでもないでしょうが。のんびりとしたポップ・チューンの"Whistle For The Choir"や軽快な"For The Girl"が現時点では最も好みかな。まあ、もうちょっと聴いてみます。
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日々の音盤 2009/01 [5]

2009/01/28 23:20
2009/01/21 - 2009/01/25

Ryan Adams / Easy Tiger
Blue Mountain / Omnibus
Firecracker / So Long Someday
Fleet Foxes / S.T.
Golden Smog / Weird Tales
Emmylou Harris / All I Intended To Be
The High Llamas / Gideon Gaye
Will Kimbrough / Americanitis
Lambchop / What Another Man Spills
Don McLean / American Pie
Travis / The Boy With No Name
Soul Flower Union / Ghost Hits 95-99

FirecrackerはSan Franciscoのバンドで、"So Long Someday"は2005年リリースのデビュー・アルバム。これ以前にEPをリリースしていますが、私は未聴。MoMで買おうと思っていたら、あんな事に・・・ 音の方は、Old 97'sのKen Betheaがゲスト参加、Rhett Millerが曲(後に彼自身のアルバムにも収録された"Fireflies")を提供という点から、ある程度は想像できましょうか。もうちょっと疾走感のある音をイメージしていましたが、思ったよりも曲調は多様だし、それでいて、それぞれにしっかりとした完成度を見せていて、デビュー・アルバムらしからぬ仕上がりなのでは。次作が出ていてもおかしくない頃だけど、どうなっているんでしょうか。

Fleet Foxesは昨年デビューの新人さん。気になる存在でもあり、先行リリースのEPをすでに聴いていますが、慌ただしい時期に聴いたのか、そちらはあまり記憶に残っていません。改めて聴き直します。こちらももっと聴き込んでみないと、全体像が見えてこなさそう。ただ、話題になっているのには納得で、心がざわつくと言うか、どこか懐かしい響きがありつつも、そこを気持ち良く外して行くような、言葉で表現しづらい感覚の音が展開されているように感じました。まあ、おもしろい存在であるのは、間違いないでしょう・・・などと、私が書くまでもないか。

The High Llamsが2月に来日するようで。行きたいとこですけどねぇ。上記の"Gideon Gaye"と"Hawaii"はとても好きな作品だけど、その後の作品は質感が無機的になり過ぎているように感じて、近2作は聴かずじまいだったんですよね。改めて調べてみると、その2作は生音を積極的に取り入れているようで、良い作品に仕上がっていそうな印象を受けるので、聴いてみた方が良さそうかな。ただ、ライヴまでに入手できないと、意義も半減しそうだし。最新作の"Can Cladders"はNapにあるので、とりあえず、そちらを聴いてからですね。
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日々の音盤 2009/01 [4]

2009/01/22 23:20
2009/01/16 - 2009/01/20

Dan Baird & Homemade Sin / S.T.
Barclay James Harvest / Octoberon
Roddy Frame / The North Star
The Good Sons / Angels In The End
Jackie Greene / American Myth
Limbeck / Let Me Come Home
Low Stars / S.T.
The Move / S.T.
Mr. D / Wings & Wheels
Mike Rosenthal / Home*
Sharon Shannon & Friends / The Diamond Mountain Sessions
Lucinda Williams / Little Honey

Barclay James Harvestの"Octoberon"は1976年のアルバム。このバンドのアルバムは他にも何枚か持っているのだけど、勢いで買ってみたものの、あまりきちんと聴いていなくて、改めて反省しないといかんなぁ・・・ってな具合。それに懲りず、まあ、ちょっとした訳ありで入手しちゃったのが、本作。

プログレッシヴ・ロックと言うよりは、シンフォニック・ポップという感じで、時には壮大だったり、素朴だったりしながらも、耳触りの良い旋律が全編で聴かれ、とても印象的ですね。ある種の古さのようなものを感じさせたりもするけど、まあ、1周か1周半ぐらいしての新鮮さが逆にあるとも言えそう。クラシック音楽ばかりを聴いていたり、プログレ系に傾倒しかかっていた時期もある私なので、長い曲への耐性がそれなりにあるからこそ楽しめるという部分もあるかも(まあ、長くても8分程度なので、この界隈では短い部類に入りそうだけど)。この手の音は、フォーク・ロックの延長という側面を持っていると感じられる事も少なくなく、もしも、もっとシンプルな音作りにすれば、思わぬ素晴らしさを見せるんじゃないかなとの思いも残る訳ですが。

以前に少し話題にしていたMr. D。Glasgowのシンガー・ソングライターさんです。Eaglesの"Lyin' Eyes"を思わせるメロディが印象的な"Island Girl"にまず耳を引かれますが、もう少し淡い表情を持った他の曲の方が彼の資質を率直に表していそうだし、何度か聴いていると、そちらの方が良く思えてきました。じわじわとファンを増やしそうな予感です。

Mike Rosenthalの3作目"Home"。前2作はポップさとルーツ風味のバランスが絶妙なシンガー・ソングライター作品で、私も愛聴していました。久々のリリースとなった本作、CDを入手できずに、Napにて聴く事に。彼らしさは健在ですが、全体的にじっくりと聴かせる曲が増えていて、年月の流れを感じさせられたりも。曲作りの確かさは相変わらずで、フレーズの端々に懐かしい響きが見え隠れして、前作までのファンなら、確実に気に入るであろうアルバムでしょう。ヴォーカルも変わらず良い感じですし。もっと注目されて良いはずの人なんだけどなぁ・・・
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日々の音盤 2009/01 [3]

2009/01/17 23:20
2009/01/11 - 2009/01/15

Dan Baird & Homemade Sin / S.T.
Beachwood Sparks / Once We Were Trees
Ben & Jason / Goodbye
Dixie Chicks / Taking The Long Way
Cliff Hillis / Better Living Through Compression
Low Stars / S.T.
Mando Diao / Never Seen The Light Of Day
Jody Porter / Close To The Sun*
Jules Shear / Dreams Don't Count
Chris von Sneidern / Go!
Travis / Ode To J. Smith
Pete Yorn / Musicforthemorningafter

以前に、こちらで少し話題にしていたLow Stars。随分と時が経ってしまいましたが、無事に聴いています。期待に違わぬ出来で、思わず笑みが漏れてしまいますね。Eaglesだったり、CSNだったり、1970年前後のウエスト・コーストの音を強く想起させる曲が並んでいますよ。まあ、単純に懐古的な音として捉えてしまうと何かを見落としてしまいそうだし、オープンな気持ちで音に接する方が良さそうではあります。

Low StarsはL.A.のバンドで、それぞれにバンドなどでキャリアを積んできた4人によって結成。myspaceでは、1人は現時点で準メンバー扱いになっているのかな。音の方は、アコースティックな響きと随所でのコーラスが大きな特徴と言えそうで、上記の通り、あの頃のフォーク・ロックに通じる魅力に溢れていますね。Gigolo Aunts絡みで知ったバンドですが、そのGigolo AuntsのDavid Gibbsが思ったほど曲作りに関わっていなかったのが、少し驚きでした。

2007年リリースのデビュー作はGeorge Drakouliasとバンドによる共同プロデュース。似ているという感じではないものの、George Drakouliasと言えば思い起こすThe Jayhawksのアルバムが好きな人なら、こちらもきっと気に入るはず。Dillard & Clarkの名曲"Why Not Your Baby"も収録(Velvet Crushも2作目でカヴァーしていましたね)。春になると、さらに心地良く響きそうな作品です。

Dan Baird率いるバンドの昨年のアルバム、これまでと多少の違いもありましょうが、相変わらず彼らしさが充満していて、もう何も言う事はないです。AMGを見て気付きましたが、昨年の12月でもう53歳になっていたんですね。まあ、そんな事はどこ吹く風ってな具合ですか。やっぱり、生で聴いてみたいと思うけど、日本には来てくれないでしょうしねぇ・・・
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日々の音盤 2009/01 [2]

2009/01/12 23:20
2009/01/06 - 2009/01/10

Binocular / S.T.
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Hayes Carll / Trouble In Mind
Ben Folds / Way To Normal
Michael Fracasso / When I Lived In The Wild
Jackie Greene / Giving Up The Ghost
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Matt Nathanson / Some Mad Hope
Mando Saenz / Bucket
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
Tamas Wells / A Plea En Vendredi
Dan Wilson / Free Life

ベストの記事のアップも終わり、解放感を味わっております。12月の中旬頃からは、まだ聴いていないCDについては、翌年回しという事にしていたので、聴きたくても聴けない状況を作り出してしまっていて、自分でも、何だかなぁ・・・っていう思いがしていました。そんな訳で、今年最初の初聴き盤は・・・って、これは次回の記事で書く事になりますね。

私の選んだベスト。見てくれた人がどのような感想を持ってくれるのか、まあ、分からない部分が多いんですが、何らかの参考になれば良いですね。気になった盤を実際に聴いてくれて、気に入ってもらえれば、私のちょっとした苦労も少なからず報われるし、それよりも何よりも、単純に嬉しいですね。

昨年を振り返るのに忙しかったのですが、もうそろそろ今年のリリース・ラッシュの第一陣を迎える事になりそうで、リリース情報を整理しなくてはと思っている今日この頃。毎年の事ながら、何かに追われているような音楽生活であります・・・
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Best Albums Of 2008 - IV

2009/01/11 22:20
続きです。2008年リリースの作品の5位〜1位です。

01. Emmylou Harris / All I Intended To Be
02. Hayes Carll / Trouble In Mind
03. Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
04. Tamas Wells / Two Years In April
05. Jim Boggia / Misadventures In Stereo

Emmylou Harris / All I Intended To Be
林道を歩く彼女を写したモノクロのジャケに惹かれ、やや久しぶりに手にした彼女の新作。そのジャケが表すように、人の歩く速度で展開される音があり、そこに描かれる深み、長い活動を経て生き残ってきたアーティスト故の表現力とでも言えそうなものが作品中に充満していて、とにかく、音に抱かれる快感を強く感じさせてくれました。これまで通り、自作曲と他のアーティストによる曲で構成されていて、それぞれが互いを引き立てているようにも感じられ、曲ごとの表情に豊さがありつつも、全体でのまとまりも十分だと思います。本当に素晴らしいです。傑作。

Hayes Carll / Trouble In Mind
3作目。Texasのシンガー・ソングライターのメジャー・デビュー作で、Brad Jonesをプロデューサーに迎えてのアルバム。一般的には、まだ知る人ぞ知る状態であろうし、私も名前を知っていただけで、音に触れたのは、これが初めて。アメリカーナ、ルーツ・ロック、まあ、どう言っても良いんですけど(でも、オルタナ・ほにゃらら・・・ってのは、どうもね)、それらのタームによって喚起されるイメージの最良の部分を具現化したような感じの音で、今年の作品の中で最も真っ直ぐに心に届いたのが、これでした。飲みながら聴きましょう。

Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
彼の作品が悪い物になるなどという事は想像もしていないし、本作も水準以上の作品です。しかし、長く聴いてきた立場として言わせてもらうなら、新たな試みも見られ、意欲的な作品であるとは思うものの、彼の作品としてはやや低調な部類に入ると思います。まあ、でも、この順位っていうのが、昨今の私の音楽生活を表しているのかも知れません。まあ、でも、傑作揃いの過去作と比べるから分が悪く感じられるのであって、単独の作品として見れば、佳作以上の評価も可能でしょうし、ここに収められた曲がライヴでどのように演奏されるのか、早く聴かせてもらいたいんですけどもね。

Tamas Wells / Two Years In April
3作目。来日が迫っていた時期に、本作も含めた3作を短期間のうちに入手して聴く事になり、やや正常さを欠いた接し方になってしまったのだけど、まあ、それはそれ。過去の2作はバンド作品として捉えるのが正しいんでしょうけど、これはソロ作品というべき内容で、そこに秘められたメッセージをきちんと受け止めるためには、細心の注意を払う必要がありそう。私はそこまでの域には達していないので、表層的な評価になってしまいます。限られた楽器による音作りで、もう少し多様性が欲しいと思わせる部分はあるものの、作品が求める要素を考慮すると、やはり、これが適切なのかなとも思い直す訳です。今後の活動を考えると、的確なプロデュースをできる人と組んだ作品を聴いてみたいと強く思うけど、この作品の立ち位置あるいは貴重さについても認識しておくべきなのでしょう。

Jim Boggia / Misadventures In Stereo
3作目。これまでの2作に比べると、全体的にマイルドになり、均質化されたような印象。ドキドキ感は少し薄れたけど、収録曲は相変わらず充実していて、安心して聴けますね。曲作り、音作り、共に素晴らしいセンスを感じさせますが、彼の声、これが最も重要なポイントかなと思う今日この頃。一部の人で楽しむには、あまりにもったいない作品でしょうし、豊かな才能を持ったアーティストだと思う。今後にも期待が膨らみます。

以上、長々と4回に渡り書かせてもらいました。選に漏れた中にも気になる盤はあり、Mudcrutch、Roger Joseph Manning Jr.、Neil Halstead、Hotel Lightsなど、それぞれの持ち味を発揮していて、印象に残っています。Travis、Denison Witmer、Jules Shear、Matthew Sweetなどは、期待が大きかった事もあるし、今の私の波長にあまり合わなかったりで、選外としました。まあ、後々に良さに気付かせてくれるものと期待したいです。

決め手がないだの、何だかんだと書いたりもしたけど、やはり、素晴らしさを感じさせる盤が並んでおり、2008年も音楽と共に歩み、生きてきたのだと実感します。音楽との距離感を測りかねたり、自分の感度を疑ってみたり、そういった事も含めて、それが音楽を聴くという行為であるんだろうし、奥深さなのかも知れません。別に借り物の確信で音に接していたい訳じゃなし、自分の感覚を大事にしつつ、今年も音楽を聴いていこうかと。そう考えると、2008年も重要な年だったのかな。

では、以上という事で、今年もよろしくお願いします。
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Best Albums Of 2008 - III

2009/01/09 23:20
続きです。2008年リリースの作品の10位〜6位です。

06. Nada Surf / Lucky
07. Jakob Dylan / Seeing Things
08. Elvis Costello And The Imposters / Momofuku
09. Blue Mountain / Midnight In Mississippi
10. Mando Saenz / Bucket

Nada Surf / Lucky
ポップと言うには、どこか一歩引いたような冷静な視点を持っているように感じさせるバンド。近2作にも惹かれる要素はあったものの、自分との距離感をやや感じてきたのも偽らざる所。本作にも、最初はそういった部分もあったのだけど、それも次第に霧散していき、心地良さに浸れるようになりました。前作の"Always Love"ほどのキラー・チューンはないものの、粒揃いの良曲に占められた佳作。ライヴだと、どんな感じなんでしょうね。

Jakob Dylan / Seeing Things
The Wallflowersでの5作品の後、本作でソロ・デビュー。The Wallflowersのデビューから数えると、もう15年以上になる訳ですね。The Wallflowersの近作はポップ寄りにシフトして、個人的には煮え切らない部分を感じていたので、そちらを一時休止してのソロ作品は大歓迎でした。音の方もソロ作品としての必然性が十分に窺えて、彼の素の部分に接近したように感じられる曲が並んでいますね。これを経ての次なる作品、期待して良いのかな?

Elvis Costello And The Imposters / Momofuku
近年は作品ごとにスタイルを衣替えするような感じで、正直なところ、自分には必要な音だとは感じていませんでした。まあ、時間がいくらでもあれば、それぞれに堪能するための時間を割けるんでしょうけど。本作は基本に立ち返ったと言うか、まあ、理屈云々を用意せずに聴ける盤になっていて、私の耳にもすんなりと馴染んできました。やはり、こういう曲でこそ、あの声も最大の魅力を発するなと改めて感じましたよ。誰か、彼にそう言ってあげて下さい。

Blue Mountain / Midnight In Mississippi
復帰作ですね。少し前に記事にしたので、詳しくはそちらを見てもらうとして。バンド解散後は、それぞれにソロ活動や新たなプロジェクトをしたりしていた訳ですが、まあ、一部しか追えないし、こうして再び集って作品を出してくれた方が何かと嬉しいのです。年齢を重ねた事によって深みを増していると感じさせるのは当然でしょうけど、瑞々しさも増しているように思えたんですけど、そう感じたのは私だけ? 男女ヴォーカルが寄り添うとことか、音楽の根源的な魅力を示してくれているようで、何物にも代えがたい素晴らしさに身悶えしてしまいそう。さらに聴き込めば、もっと良さが増しそう。

Mando Saenz / Bucket
Mexico生まれで、Texas育ちのシンガー・ソングライターの2作目。緩やかな起伏を描くメロディに耳を傾けていると、何とも心地良く、得がたい魅力を感じます。前作に比べると、全体の展開にもメリハリがついて聴きやすくなっているし、曲作りの面でも更なる進境を示してくれていますね。AMGにあるように、Ron SexsmithやRufus Wainwrightと比較されるというのも納得で、通じる部分は少なくないと思う。他では、Neal Casalとかが好きな人にも好まれそうな気がします。Nashvilleでの録音で、myspaceから察するに、現在は同地で活動しているようです。Kim RicheyやWill Kimbroughとの共作もあり。良いです。聴いてみて下さい。

以上、2008年の6位〜10位でした。まあ、特に順位を云々するほどに際立った差がある訳でもなく、どれも佳作として多くの人に聴かれて欲しいと思わせる盤ですね。ベストの選は次回にて完結です。
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Best Albums Of 2008 - II

2009/01/08 23:20
2008年のリリース作品のベスト作品を選んでみました。選出の基準は過去と同様で、オリジナル曲を中心(半分程度を目途)にした作品が対象で、35枚ぐらいから選びました。Freedy Johnstonのアルバムなど、カヴァー曲で構成された作品は選外です。まあ、そのFreedy Johnstonのアルバムが最も理屈抜きで楽しめた作品だったりもするんですけどもね。ふっ。初回の今日は、20位〜11位です。

11. Jackie Greene / Giving Up The Ghost
12. Lucinda Williams / Little Honey
13. The Band Of Heathens / S.T.
14. Sloan / Parallel Play
15. Ben Folds / Way To Normal
16. The Wellingtons / Heading North For The Winter*
17. Justin Townes Earle / The Good Life
18. R.E.M. / Accelerate
19. Old 97's / Blame It On Gravity
20. Gary Louris / Vagabonds

Jackie Greene / Giving Up The Ghost
Verve Forecastを離れて、429 Recordsというレーベルからの作品。しかし、Steve Berlinを引き続きプロデューサーに迎えて、音はさらにコンテンポラリーな色合いを強めています。従来の魅力を引き継いだような曲も少なくなく、相変わらず水準の高さをキープしていますね。ただ、これ以上に風呂敷を広げた音作りにシフトしていくと、その辺に転がっていそうな音と差異が少なくなり、彼の存在意義が薄れてしまうように思われるので、今後の作品には注意しつつ接する必要があるかなと。まあ、でも、一般的な視点では、聴きやすさが増していると言えなくもないんでしょうし、新たなファン獲得に繋がるのであれば、それはそれで良いのかも。5曲目はJohn Cougar Mellencamp(John Mellencampではなく)っぽくて、何だか微笑ましい。

Lucinda Williams / Little Honey
聴き始めて間もない頃の段階では、いくつか収められたロック・チューンに目を奪われ、ちょっと評価しづらい作品かなと思っていたけど、繰り返し聴いているうちに、これまでの流れにあると思われる曲がじわりと浸透してきて、やっぱり良いなぁ・・・と。珍しく短い間隔でのリリースとなったものの、収録曲の質の高さはさすがと思わせます。さらに聴き込めば、もう少し上位にランクさせる事になるんじゃないかと思いつつ、今日を迎えました。嘘でも良いんで、来日して下さいよ。

The Band Of Heathens / S.T.
2008年一番の濃厚盤。アメリカというのは不思議な国で、短い歴史の間に、どうしてあれほどの多様な音楽が連綿と生み出されてきたのか、色々な作品に接するうちに、思い至らせられます。カントリーやブルーズを始め、それぞれのルーツ音楽はマーケットとしては独立した存在であるのかも知れないけど、市井の音としては境目なく存在しているんじゃないかとも思えるのです。枝分かれしてきたにしても、根っこではつながりがあるはずし、優れた試みによって再ブレンドされた音に接すると、まあ、そんな議論は置いといて、耳を傾けてガツンと体を揺さぶられるのに任せてしまえば良いかってな具合になる訳です。まあ、本作の真の魅力を語るには、更なる精進が私には必要ではありましょうが。

Sloan / Parallel Play
もうベテランと言っても良いぐらいのキャリアになってきたSloan。近年の作品も良作でしたが、本作も彼ららしさに溢れた作品になっていて、バンドとして良い具合に年を重ねているなと思わずにはいられません。すごい事をやっている訳ではないんだろうけど、琴線に触れるメロディはいつ聴いても心地良く響くし、バンドの佇まいも、ただ好きな音楽をやっているだけとの姿勢が以前からずっと感じられ、身近な音として親しみを感じさせます。ややラフな一面が増したと思える本作、来日への期待をこれまで以上に高めるんですけどねぇ。

Ben Folds / Way To Normal
久々にアップな面を表に出した作品で、本人の意気込みが感じられますね。その分だけ、ソロでのこれまでの2作に比べると、メロディへのこだわりは薄れているように思え、その辺りがBen Folds Fiveのデビュー作との大きな違いかなと。まあ、あの鉄壁の作品と比較しちゃうのも、どうなのかという気もしますが。ただ、冷静に見ると、メロディ志向が強まり過ぎていたのも事実なんでしょうし(大歓迎な志向ですけども)、こういう方向に向かうのも必然だったのかなと思える。もちろん、悪い出来ではなく、早くライヴで聴きたいと思わせる曲が並んでいますよ。

The Wellingtons / Heading North For The Winter*
元気印のパワー・ポップが眩しいアルバム。正直なところ、真っ当なギター・ポップやパワー・ポップとの距離感を以前よりも感じるようになってきているような気がしていて、この作品も以前であれば、もっと高く評価したかも知れません。彼らの作品を聴くのはデビュー作以来で、その時には曲の個々の表情に欠けるような印象がありましたが、本作ではそういったとこも解消されているように感じられ、屈託なく楽しめるポップ作品になっていますね。やはり、ライヴを体験してみるべきなのでしょう。

Justin Townes Earle / The Good Life
作品について語る前に、誰それの息子と紹介されてしまうのは、もう避けられないでしょう。私もそれに触れずにいるのは、無理でしたし。でも、実際に作品に耳を傾けてみると、真摯に音と向き合う姿に気付かされ、余計な事は次第に意識から遠のくようになりました。すでに自分の発するべき音を心得ているように感じられるのが、頼もしいような、逆に少し不満にも思えたり。まあ、その辺りがどう変化するのか(あるいは、しないのか)も含めて、今後の活動も追いたいなと思わせるデビュー・アルバムです(これ以前に、EPをリリースしています)。

R.E.M. / Accelerate
初期の頃を彷彿させるギター主体のスタイルに回帰したとして、ファンの間でも概ね好評を得ていると思われる作品。私はと言えば、期間を置いて聴く度に、割りと作品の響き方が変化しているのが現状で、ある程度の定まった評価をするには、もう少し時間が要りそう。文句なく好きな曲もあるし、このようなアプローチも理解できるし、歓迎もしたい。でも、どこか違和感が残るのも確かなんです。それが何に対してなのか、自分でも良く分かりませんが。そんな諸々を吹き飛ばすべく、来日してくれりゃ〜良いんですけど。

Old 97's / Blame It On Gravity
前作はどうも歯車が狂っているように感じられ、あまり良い作品だとは思えませんでした。Rhett Millerのソロ活動やレーベル移籍など、色々とあったので、その辺りが作用していたのかな。まあ、それは置いといて。その前作後、Rhett Millerのソロ作品が再びリリースされ、並立しての活動も板に付いてきたのか、本作は期待に応える良作になっていますね。以前のような熱さやポップさとは少し距離を置き、落ち着いた中にも瑞々しさが感じられ、得がたい魅力を放っていますね。ライヴを見るには、あちらへ飛ばないとダメなんでしょうかねぇ。

Gary Louris / Vagabonds
The Jayhawksの中心人物として活動してきたGary Lourisの初のソロ作品。バンド時代の音をそのまま期待すると、どこか肩すかしを食らったような気にもなりそうですが、音そのものにじっくりと耳を傾けてみると、彼がソロ作品として発したかったであろう音がじわりと沁みてきて、次第に作品の良さに気付かされるのです。随所で感じさせる質感は、やはり彼ならではと思わせるものだし、こういうアプローチもソロ・デビュー作としては十分に理解できるところです。Mark Olsonとの共演盤は未聴なので、そちらを聴いた上で、また新たに感じるとこがあるんじゃないかと思ったりもしています。まあ、鉄壁の布陣でThe Jayhawksとして再始動してくれるのがベストだったりするんですけども。

年の終盤になってから聴いた盤もあり、作品に関する印象もまだまだ流動的ですね。1年後には、全く違う感想を持っているかも知れません。限られた時間と次々にリリースされる作品、どうにも折り合いがつかないけれど、もう、どうしようもありません。何とかしたいと感じつつも、気付けば幾年も過ぎている、そんな状況ですし。現時点までに感じた事をまとめてみたので、何らかの参考になれば幸いです。続きは明日以降に。
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Best Albums Of 2008 - I

2009/01/07 23:20
これまで通り、2008年リリース以外のものからスタートです。基本的には、2008年になって初めて聴いた盤を対象にしていますが、それ以前に少し聴いていたのも含まれている可能性があります。どれぐらいの枚数からの選なのか、自分でも把握できていませんが、おそらく70〜80枚程度なのではと私の頭の中では想定しています。Napでのみ聴いた作品に関しては、どうしようか考えたものの、料金を払って音源に接している以上、他と同様に選に入れるのが妥当と判断し、普段のリストと同じく、タイトルの右端に(*)を付して表示しておきました。

当然ながら、聴くのに割いた時間もばらばらですし、順位も便宜的につけたような部分もあり、現時点での暫定的な尺度を表す試み程度として受け止めてもらえると気が休まります。良し悪しについて言及する事があるかも知れませんが、私の好みに依拠してのもので、それ以上の意味はありません。

01. Tamas Wells / A Plea En Vendredi (06)
02. Jackie Greene / American Myth (06)
03. Justin Currie / What Is Love For (07)
04. Jim Boggia / Safe In Sound (05)
05. Dan Wilson / Free Life (07)
06. Josh Rouse / Country Mouse City House (07)
07. Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid* (06)
08. Ryan Adams / Easy Tiger (07)
09. Alex Lowe / Step Forward All False Prophets* (06)
10. Maritime / Heresy And The Hotel Choir (07)
11. Matt Nathanson / Some Mad Hope (07)
12. Amazing Blondel / Fantasia Lindum (71)
13. Steve Earle / Washington Square Serenade (07)
14. Bruce Springsteen / Magic (07)
15. Amazing Blondel / Evensong (70)
16. Doug Burr / The Sickle & The Sheaves* (03)
17. Gingersol / The Train Wreck Is Behind You (01)
18. Eliza Gilkyson / Lost And Found (02)
19. Kevin Carroll / Tourmaline (07)
20. Piebald / All Ears, All Eyes, All The Time (04)
21. Binocular / S.T. (01)
22. Michael Fracasso / Red Dog Blues* (07)
23. Tamas Wells / A Mark On The Pane (04)
24. The Red Button / She's About To Cross My Mind (07)
25. Frankie Miller / Once In A Blue Moon (72)
26. Michael Fracasso / When I Lived In The Wild (95)
27. Jesse Malin / The Fine Art Of Self Destruction (02/03)
28. Albert Hammond, Jr. / Yours To Keep* (06/07)
29. The Pearlfishers / Up With The Larks (07)
30. This Perfect Day / S.T. (93)
31. The Elms / The Big Surprise (01)
32. Popium / The Miniature Mile (07)
33. The Hoosiers / The Trick To Life (07)
34. Alex Cuba Band / Humo De Tabaco (04/05)
35. Steve Earle And The Del McCoury Band / The Mountain (99)
36. Silver Sun / S.T. (97)
37. Neil Young / S.T. (69)
38. The Apples In Stereo / New Magnetic Wonder* (07)
39. Denison Witmer / Of Joy & Sorrow (02)
40. Sparkwood / Kaleidoscopism (07)

長々と30枚・・・いや、40枚になっていますね。誰が書き足したんでしょうか。油断すると、さらに書き加える輩が出てこないとも限りませんからね。恐ろしい事です。すっかり忘れてしまっている重要盤とかもありそうですけど、あったらあったで、ごめんなさい。それと、このリストを作成している段階で気付いたんですけど、Albert Hammond, Jr.のソロ・デビュー作のタイトルを"In Transit"だと勘違いしていましたが、上記の"Yours To Keep"が正しいタイトルですね。なぜか勝手に"In Transit"だと思い込んでしまっていました。過去の記事についても、訂正しておくようにします。ごめんなさい。

Tamas Wells / A Plea En Vendredi (06)
前年から気になっていたTamas Wells。2008年には来日もあり、私もライヴを見る事ができました。これは2作目で、その前後も含めた3作を短期間のうちに一気に聴く形になり、作品への接し方としてはやや心残りもありますが、今さらどうこうできる訳でもなく。上位にランクさせた本作ですが、本作も含めた彼の作品については、曲作りの確かさや、独自の作風を持っている事については高く評価しているものの、曲調やアレンジ面で、やや単調と感じさせる部分があるように思え、その辺りが改善されると名盤を生み落とせるだけの才能を十分に秘めているのではないかと思っています。

Jackie Greene / American Myth (06)
Jackie Greeneの作品を上位に選ぶのは、これで3年連続になりますね。じわじわと追いかけて、2008年の新作でやっと追いついた形になります。前作がVerve Forecastから再発され、本作が同レーベルからのメジャー・デビュー盤になったと言って良いでしょうか。基本的には、これまでとは変わっていないように思うものの、多少はコンテンポラリーな方向へとシフトしている部分もあり、聴きやすさは増しているかも。語り出すと長くなりそうなので、手短にしましょうね。これまで通りの良作になっていますが、本作に収録の"Supersede"は2008年に聴いた中でも最も中毒性の高い曲で、とにかく気がつくと聴きたくてしょうがない状態で、聴く度に良い気分に浸らせてくれました。問答無用の名曲だと思っています。

Justin Currie / What Is Love For (07)
ソロで戻って来ましたよのJustin Currie。バンドとしての活動も伝わって来なくなり、どうしているんだと勝手に心配していましたが、手腕は鈍るどころか研ぎ澄まされていたようで、Del Amitriでの(現時点での)最終作の煮え切らなさを一気に脱して、素晴らしい歌の数々を届けてくれました。曲作りやヴォーカリストとしての魅力を十分に認識していたつもりだったけど、これまで以上に大切に思えるような作品に仕上がっており、Del Amitriの作品をこれまで聴いてきて、そして、ソロになっての作品にも触れる事ができて、本当に良かったなと思いました。来日、待っていますよ。

Jim Boggia / Safe In Sound (05)
Tamas Wellsと並んで、2008年の私の音楽生活において大きな存在となったJim Boggia。放置気味だったデビュー作の素晴らしさに、まず魂を抜かれ、その後の2作がダメ押しに。シンガー・ソングライターらしさを感じさせる曲から、キラー・チューン級のパワー・ポップな曲まで、とにかく、良い曲が並んでいます。魅力いっぱいのヴォーカル、センスを感じさせる音作りなど、好きになる要素がてんこ盛り。発表済みの3作から、どれかを選ぶとなると、デビュー作かなと思うけど、この2作目もかなり強力。日本発で人気に火を点けたい。

Dan Wilson / Free Life (07)
Dan Wilsonのソロ・デビュー作"Free Life"。Semisonicの中心人物として印象的な作品を残してくれていたものの、活動が伝わって来なくなり、次第に意識の中での存在感が薄れていた頃に、Dixie Chicksの作品に参加、共作を始めとして、準メンバーと言えそうなぐらいの活躍を見せ、グラミー賞を獲得したりもしました。そして、彼の作品の登場を待つばかりの状況でリリースされたのが、本作。事情により、翌年になって聴く事になってしまいましたが、これは期待以上と言える出来で、バンド時代以上に魅力ある作品になっているんじゃないでしょうか。彼らしさは薄まる事なく、より歌に想いを込めたと思わせる楽曲が心地良く響きます。素晴らしい作品です。

Josh Rouse / Country Mouse City House (07)
00年代を代表するシンガー・ソングライターとして、コンスタントに良作を届けてくれているJosh Rouse。音楽メディアを含めた世間は話題を生み出したり追いかけるのに忙しそうですけど、あたふた動かずとも、こうして耳を傾けるべき音を発しているアーティストが今も昔もいると私は思う訳です。他の事を考えられなくなるような名盤ではなく、音に寄り添うと、心を穏やかにしてくれて、自分をあるべき状態にいつの間にかしてくれるような、そんな作品。この距離感を保ちたい。

Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid* (06)
2作目が2008年にリリースされたJeremy Messersmithのデビュー作"The Alcatraz Kid"。2008年に加入したNapで、Alex Loweと共に最もよく聴いた作品。そんな訳で、どんな感じで制作されているのかとか、良く分からないのですが、手作り+宅録的な雰囲気の、懐かしさの中に今日的な試みが見え隠れした音で、私の耳にもジャスト・フィット。CD Babyで取り扱うぐらいの、最低限度の流通をすれば、ファンの裾野が広がるはずだし、何でそうしないのか、理解できませんよ。モッタイナ〜イ!

Ryan Adams / Easy Tiger (07)
常にリリース・ラッシュとも言える状態で、全ての作品を追えている訳ではないけど、良い作品での素晴らしさは彼の天才性を実感せずにはいられない。とにかく充実していたという印象の"Cold Roses"には一歩譲るものの、これもかなり良いですね。聴き始めたからの期間も短く、聴き込めば、さらに耳に音がなじみそう。FRFでは色々とあったようだけど、単独で再来日して、生で歌うのを聴いてみたい&見てみたいもんです。

Alex Lowe / Step Forward All False Prophets* (06)
Alex Loweの"Step Forward All False Prophets"はオンライン限定でリリースの3作目。彼の作品を聴くのは、デビュー作に続いて。基本的には、シンプルなスタイルのフォーク・ロックで、無骨と言えそうなぐらいにストレートな作風。どこか漂う甘酸っぱい響きが何とも郷愁感のようなものを感じさせ、以前と変わらぬ魅力を放っていますね。そんな資質の持ち主だけに、今後の活動に心配が及ばざるを得ず、それだけに、この音の貴重さが増す・・・という悲しさ。

Maritime / Heresy And The Hotel Choir (07)
Maritimeの3作目"Heresy And The Hotel Choir"。2作目は停滞感とでも言えそうなものを感じさせましたが、メンバー・チェンジを経ての本作は軽快な曲が並び、吹っ切れたのかなと思わせる作品に仕上がっていますね。デビュー作が素晴らし過ぎたので、あれを超える物や同等のを期待してしまうと、この音を素直に楽しめなくなってしまいますからね。Daveyの姿が思い描けるという意味では、本作が最もバンドの姿を等身大で表現している作品かなと思う訳です。

初めの方で述べた通り、順位にそれほどの重要性がある訳でもありません。コメントの中のニュアンスを読み取ってもらえると、ありがたいかなと思っていますし、それはこの記事だけでなく、普段の記事についても、同様です。これまでの記事でも言及していたように、どこか音楽との距離感を測りかねている部分があり、コメントの歯切れも悪くなりがちかなと自分でも認識していたりするんですが。

昨年の夏から加入したNapですが、貴重な音源に接する事ができたりしたし、興味を引かれた作品を気軽に聴いてみたりできるなど、支払った金額分ぐらいの活用は十分できたかな。まあ、でも、これがあれば、CDを買わなくても良いや・・・ってな心境には程遠く、気に入った作品でCD化されている物に関しては、やはりCDとして手元に置いておきたいんですよねぇ。困ったもんですけど。自分なりの最適な使い方を見つけるまでは、もう少し時間が必要なのかも知れません。

次に、自分の中での評価が大きく上昇した盤について。それまでに聴いていたものの、真の魅力に気づけていなかった作品と言って良いでしょう。

01. Mark Knopfler / Shangri-La (04)
02. Jim Boggia / Fidelity Is The Enemy (01)
03. The Notting Hillbillies / Missing...Presumed Having A Good Time (90)
04. The Finn Brothers / Everyone Is Here (04)
05. The Chamber Strings / Month Of Sundays (01)

別に順位じゃなくて、印象に強く残っている作品から並べてみました。これまでに何度も書いているMark Knopflerは改めて書かなくても良いでしょう。激しくツボでした。Jim Boggiaは本作を含めて、3作全てが素晴らしく、要注目の存在です。他の3枚もそれぞれに魅力があり、これからも折に触れて聴く事になるはず。

長くなり過ぎたので、この辺にしておきましょうか。コメントできなかった盤についても、それぞれに良さがあり、楽しませてもらいました。今後の記事で触れる事になる作品もあるはずです。では、次回以降で2008年のリリース作品を。
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日々の音盤 2009/01 [1]

2009/01/06 23:20
2009/01/01 - 2009/01/05

Ryan Adams / Easy Tiger
Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Jim Boggia / Safe In Sound
Jim Boggia / Misadventures In Stereo
Jackson Browne / For Everyman
Kevin Carroll / Tourmaline
Gingersol / The Train Wreck Is Behind You
Jackie Greene / Giving Up The Ghost
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Piebald / All Ears, All Eyes, All The Time
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
Lucinda Williams / Little Honey

ベスト選びに明け暮れているうちに休暇も終わっちゃいました。ほぼ選考も終わり、コメントもある程度まで書き終えており、書き加えたり、見直したりしている段階。始める前までは混沌としていたように感じていたものの、形となってくるに連れて、自分でも全体像を掴めてきたような気がしています。感じていた事を実際に文章にしてみると、脳内で形をなしていなかった曖昧な意識が整理されるものなんですね。その辺りの微妙な心地良さが、下手なりにも文章を綴る楽しさなんでしょうし、blogを続けてこれた理由の一つかも知れませんね。

そんな訳で、ベストの記事は近日中にアップ予定です。長くなるので、4回に分けて。

この12枚のラインナップもベスト選びの際に聴いていた物がほとんどで、あまり聴けていなかったAmazing Blondelとか、改めて聴いてみると、やっぱり良いし、新鮮に響きますね。格調高さを感じさせつつも、どこか人懐っこいメロディが耳を心地良くくすぐります。70年代初めの作品をカップリングした盤ですが、私は全く古さを感じませんね。こんな音楽をやっているバンド、今でもあるのかなぁ?
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日々の音盤 2008/12 [6]

2009/01/02 22:20
2008/12/26 - 2008/12/31

The Band Of Heathens / S.T.
Doug Burr / The Sickle & The Sheaves*
Hayes Carll / Trouble In Mind
Justin Currie / What Is Love For
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Hotel Lights / Firecracker People
Gary Louris / Vagabonds
Roger Joseph Manning Jr. / Catnip Dynamite
Old 97's / Blame It On Gravity
R.E.M. / Accelerate
Bruce Springsteen / Magic
Denison Witmer / Carry The Weight

あけましておめでとうございます。今年もこれまで通りの感じでやっていく事になると思うので、よろしくお願いします。まあ、本当はもうちょっと内容を充実させたいんですけどね。

ベスト選びに苦心してのラインナップっていう感じですか。どうも自分の中でもまとめ切れない部分が多くて、確認作業のような感じで聴いているようで、こんなんで良いんかい、みたいな。そんなに良くないかなというイメージが残っていた作品も、改めて聴いてみると思いのほかに良かったり。その逆のようなのもあったり。難しいもんですね。その辺りも含めて、2008年の総括はベストの記事の際に触れてみたいと思っています(忘れていなければ)。

2009年、音楽の事ももちろん気になるけど、それと同じか、それ以上に世の中の動きも気になりますね。2008年以上に大きな動きのある年になるかも知れませんし。そんな中ですが、皆様にとって(私にとっても)、本年が素晴らしい年になるよう、心から願っております。
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日々の音盤 2008/12 [5]

2008/12/31 23:00
2008/12/21 - 2008/12/25

Doug Burr / The Sickle & The Sheaves*
Justin Townes Earle / The Good Life
Steve Earle / Washington Square Serenade
Ben Folds / Way To Normal
Popium / The Miniature Mile
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
Jules Mark Shear / More
Mindy Smith / My Holiday
Sufjan Stevens / Songs For Christmas
Tamas Wells / Two Years In April
The Thrills / Teenager
Dan Wilson / Free Life

この記事で何とか通常の状態まで追いつけた事になりましょうか。更新を怠っていましたからね。このblogもきれいな状態で年を越すようにしたかったので、それなりに一安心。まあ、1ヶ月後ぐらいには、また更新を滞らせていそうではありますが。

少し前のBuppyさんのコメントで知ったDoug Burrのアルバムを聴いてみました。作品の持つ雰囲気にまず気を引かれましたが、それを下支えする曲の良さがかなりのものがあるんじゃないかと。ヴォーカルがやや線が細いかなと一聴した時には感じたりもしたけど、全体の雰囲気ともマッチしているし、曲の持つ機微をうまく表現する上でも、これぐらいが良いかなと聴き進めているうちに思い直しました。他の作品も順を追って聴いてみます。

Sufjan Stevensの"Songs For Christmas"は5枚組のEPで、聴き応えたっぷり。2枚目ぐらいで眠ってしまうのではと危惧していましたが、聴く前に眠っちゃいましたよ、わっはっは? 何とか眠りから覚めて、聴いてみましたが、これが良い。クリスマス・シーズンだけに聴くのがもったいないと思わせるぐらいに心惹かれるものがありました。まあ、でも、来年の12月ぐらいまでは眠らせておくんですけどもね。

紅白な時間帯なんでしょうか、世間一般では。私は微妙に酔い加減で上記のDoug Burrを再聴していますよ。本当に良いっすね、これは。年末ぎりぎりなので、ベストの選出にどれぐらい反映できるか分からないけど、見失いかけていたアンテナのあるべき方向を示してくれているのかなと思わせてくれる部分もあります。

さて、2009年の初っ端の1枚は何にしましょうかね。2008年を迎える時には迷いはなかったんですけど、今年は特に思い浮かばないなぁ。無難にJackson Browneの"For Everyman"ぐらいにしときますか。まあ、Jackson Browneの新作を買ったまま聴いていないという放置プレイな状態ではある訳だけども。
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日々の音盤 2008/12 [4]

2008/12/30 22:20
2008/12/16 - 2008/12/20

Azure Ray / November
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Jim Boggia / Misadventures In Stereo
Jackie Greene / Giving Up The Ghost
The Hoosiers / The Trick To Life
Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid*
The Notting Hillbillies / Missing...Presumed Having A Good Time
Piebald / All Ears, All Eyes, All The Time
Mindy Smith / My Holiday
Lucinda Williams / Little Honey
Brian Wilson / That Lucky Old Sun
Dan Wilson / Free Life

Mindy Smithの3作目"My Holiday"は昨年のリリース作品で、タイトルから推測できる通り、クリスマス・シーズンに向けてのアルバム。new year's eveの事を歌った曲もあり、クリスマス・アルバムとしてしまうのは、ちょっと避けたいかなと。まあ、別にそこまで気にして聴いている訳ではないけども、念のため。彼女のファンなら気に入るであろう作品で、リラックスした気分で音に浸らせてもらいました。

買ったまま放置していたのを忘れてかけていたBrian Wilsonの新作"That Lucky Old Sun"。謝りつつ聴いてみましたが、う〜ん、期待していたほどには良いとは思えないなぁ。まあ、もうちょっと聴いてみないとという感じですけども。

Dan Wilsonの"Free Life"の最後には、Dixie Chicksのアルバムにも収録されていた"Easy Silence"が収録されていますよね。Dixie Chicksのヴァージョンを聴いた時には特に感じなかったんだけど、Dan Wilsonのヴァージョンを聴いていると、Semisonicのアルバムに入っていてもおかしくないぐらいに、このアルバム中でも最もSemisonicの頃のメロディを思い起こさせるものがあるように感じます。シンガーとしての魅力を再認識させてくれる良盤ですね、このアルバム。曲も粒揃いだし。

済ませておきたかった用事もほぼ片付いたはずだし、明日はゆっくりと音楽を聴きながら過ごせそうです。
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日々の音盤 2008/12 [3]

2008/12/28 23:20
2008/12/11 - 2008/12/15

Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Jakob Dylan / Seeing Things
Ben Folds / Way To Normal
Hotel Lights / Firecracker People
Jack's Mannequin / The Glass Passenger
Keane / Perfect Symmetry
Jesse Malin / On Your Sleeve
Maritime / Heresy And The Hotel Choir
The Pearlfishers / Up With The Larks
Sloan / Parallel Play
Matthew Sweet / Sunshine Lies
The Waxwings / Let's Make Our Descent

昨日から休暇に入ったので、2008年のベスト・アルバムを選ぶべく、CDを聴き返しているけれど、どうも頭の中がごちゃついたままで、すんなりと選べそうもない。どの作品にも良さはある訳だけど、決め手となるほどの何かを強く感じさせるものは少なかったような気がしています。これまで通り、ベスト・アルバムに関する記事は年明けにアップの予定です。自分のものより、他の人がどんなのを選ぶのか、そっちの方が気になっていたりします。

まあ、部屋を見回すと散らかりまくりなので、ベスト・アルバム云々よりも、まずは自室の大掃除を明日中に片付けてしまわねば。その他の用事を明後日に済ませて、大晦日はのんびりと音楽を聴きながら過ごせれば良いかな。

有馬記念、馬券を買いに行けば良かった・・・ 馬連と3連複なら、きっと取れていたような気が・・・って、後の祭り過ぎますけどね。
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日々の音盤 2008/12 [2]*

2008/12/23 21:20
2008/12/01 - 2008/12/05

Ryan Adams / Easy Tiger
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Hayes Carll / Trouble In Mind
Steve Earle / Washington Square Serenade
Future Clouds & Radar / Peoria
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Gary Louris / Vagabonds
Alex Lowe / Step Forward All False Prophets*
Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid*
Mudcrutch / S.T.
Josh Rouse / Country Mouse City House
Mando Saenz / Bucket

ごめんなさい。前回のリストは12月6日から10日のものでした。今回のが12月1日から5日の分です。記事にするのが随分と遅れていたので、全く気付かず。とりあえず、記事内の日付だけ訂正して、前回と今回のタイトルには(*)を付して、番号はそのままという形で。いやぁ〜、情けない・・・

Steve Earleの"Washington Square Serenade"は昨年のアルバム。2000年の"Transcendental Blues"はここで何度も触れているように、私の音楽人生の中でも最重要作品に入るもので、彼のその後の作品というのは、どうしてもそれと比較と言うか、念頭に置きつつ聴かない訳には行かず、どうももやもやしたものを感じていましたが(と言っても、2002年の"Jerusalem"は佳作だと思いますけど)、このアルバムは久々にすんなりと受け入れられるような作品でした。肩の力が取れて、発せられる音の穏やかさが増したというのが、まず感じた点。聴く側との距離が縮まったとでも言いましょうか。次作でどんな反動があるのか、怖くもあり、ちょっと楽しみでもあり。

Mando Saenzの"Bucket"は今年リリースされた2作目。デビュー作も良い作品でしたが、やや単調と言うか、曲ごとの表情がもっと前面に出てくるようになると、さらに良くなるだろうと感じていました。本作では曲調も豊かになり、プロダクション面でもコンテンポラリーな要素が増していて、全体的に聴きやすくなったという印象。良い曲を書くし、ヴォーカルもあの人を思わせて、なかなか良い感じ。これからも追いかけて行きたいです。もっと注目されて良い素質の持ち主かと。

んで、明日は12月24日ですか。しばらく前に入手しておいたSufjan Stevensの5枚組EP"Songs For Christmas"をアルコールで喉を潤しつつ聴こうかと考えております。まあ、疲れがたまっているので、2枚目ぐらいで眠ってしまいそうですけどね。未だに彼の名を「サフジャン」と読もうとしてしまうんですけど、おそらく一生治らないんでしょうね。
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日々の音盤 2008/12 [1]*

2008/12/21 23:20
2008/12/06 - 2008/12/10

Elvis Costello And The Imposters / Momofuku
Michael Fracasso / Red Dog Blues*
Jackie Greene / American Myth
Sierra Hull / Secrets*
Freedy Johnston / My Favorite Waste Of Time
Mark Knopfler / Shangri-La
Mando Diao / Never Seen The Light Of Day
Matt Nathanson / Some Mad Hope
The Red Button / She's About To Cross My Mind
The Rocket Summer / Calendar Days
Ron Sexsmith / Time Being
Travis / Ode To J. Smith

2008年も残り10日ほどで、今年もあっという間に過ぎてしまったなぁ〜というのが正直なところ。今年の前半まではほとんどCDを買う事もなく、手持ちのCDを聴いていたものの、それでも聴けていないままのがあるし、CDをまた買い始めた後半以降は推して測るべしな状況で、それに加えて、Napも始めたしで、自分でも良く分からない状況になっていますよ。

総じての感想としては、どこか音楽と自分の距離感を感じてしまったと言うか、心の底から楽しめるような音楽と以前ほど出合えなくなっているなぁ・・・と。実はかなり深刻な状況だったりして。まあ、数年前から徐々に感じてはいましたが。きっと良い作品はリリースされているんだけど、自分の感度が鈍っているのか、アンテナが今の自分に対応した方向に向いていないんでしょう。

まあ、そんな感じだった2008年、最もよく聴いたと思われるのが、Mark Knopflerの"Shangri-La"。これは本当に心に沁み渡るような作品で、依然として聴く度に感じ入ってしまいます。他のソロ作品に手を伸ばす余裕が今年はなかったので、来年以降、じわじわと揃えていきたいとこです。少し前に書いたように、Emmylou Harrisとの共演盤はその中でも期待値が極大に達していて、期待に応えてくれるような内容だと嬉しいんですけどねぇ。

Mando Diaoの昨年リリースのアルバム、Travisの新作、共に新味に溢れていて、戸惑いもありつつ、うん、これはこれで良さそうかなという感じ。まあ、過渡期的な作品だとは思いますが。あるいは、そう思いたいのですが。

CD Babyをたまに漂流していて、注目したい新作をいくつか見つけていたりするのだけど、特大のがあったので、ここで書いておきましょう。まあ、これを特大と感じる人は多くないんでしょうけど。Chris Laterzoの4作目となる新作がリリース済みのようです。お値段も$10と安いし、円高だし、近いうちに買っときますか。過去の3作はいずれも素晴らしい内容ですが、初めて聴くなら、ちょっと不気味なジャケの2作目"WaterKing"がバランス的にも最も良いのでは。
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日々の音盤 2008/11 [6]

2008/12/20 23:20
2008/11/26 - 2008/11/30

Azure Ray / November
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Fleet Foxes / Sun Giant
Future Clouds & Radar / Peoria
Cliff Hillis / Better Living Through Compression
Hotel Lights / Firecracker People
Jack's Mannequin / The Glass Passenger
Jeff Murphy / Cantilever
Parallax Project / Perpetual Limbo
The Stands / Horse Fabulous
The Waxwings / Let's Make Our Descent
Denison Witmer / Carry The Weight

12枚、全てが初聴き・・・だったはず。ちょっと無茶した聴き方のせいか、この時点では、頭の中がごちゃ混ぜになっていたような気がするけど、その後も聴き進めている盤もあり、それなりに自分の中では整理されてきたような。現時点で、この中で最も気に入っているのが、Blue Mountainの再結成盤の"Midnight In Mississippi"。

Blue MountainはCary HudsonとLaurie Stirrattを中心としたバンドで、90年代から00年代にかけて、質の高いルーツ・ロック系の作品を届けてくれていました。WilcoのJohn StirrattとLaurieは双子の姉弟で(ルックス的に、Johnを弟とせずにはいられない)、共に活動していた時期もあるという経緯もあって、以前の作品でも繋がりが維持されていましたが、今作でも共作曲があり、それは引き継がれているようです。

音の方ですが、ルーツ風味がやや薄れて、一般的な意味では聴きやすさが増したと言えそう。ツボを心得たメロディは健在、あるいはそれ以上という感じで、それなりの即効性がありつつも、聴く度に良さが増してきて、長く聴き続けられそうな良盤に仕上がっていますね。期待以上の出来です。タイトル曲は今年最も熱い気分にさせてくれたロック・チューンかも。過去の作品は持っていない物も多いので、同時期に出たコンピ盤も入手しておくとしますか。
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日々の音盤 2008/11 [5]

2008/12/14 22:20
2008/11/21 - 2008/11/25

Jason Falkner / Can You Still Feel?
Michael Fracasso / When I Lived In The Wild
Keane / Perfect Symmetry
Linus Of Hollywood / Let Yourself Be Happy
Jesse Malin / On Your Sleeve
The Thrills / Teenager
Kyle Vincent / S.T.
Kyle Vincent / Wow & Flutter
Kyle Vincent / Solitary Road
Kyle Vincent / Don't You Know
Kyle Vincent / Gathering Dust (Rare & Unreleased, Vol. 2)
Dan Wilson / Free Life

何日前に聴いていたCDに関する記事なのかっていう感じですけども。Kyle Vincentのライヴに向けて、予習あるいは復習というラインナップだったようです。んで、風邪は治りつつありますね。前回ほどではなかったけど、昔に比べると治りにくくなっているのを実感せずにはいられませんね。

Jesse Malinの"On Your Sleeve"はカヴァー曲集で、おなじみの曲からマイナーと思われるもの(あるいは、私が知らないだけ?)まで、良い感じの曲が並んでいますね。あまり意外性はなく、ややまとまり過ぎと思えなくもないけど、彼のヴォーカルに乗って響く曲はやはり魅力あるものに仕上がっていて、しっかりと楽しませてくれる作品になっていますね。これに続いて、早くもライヴ盤がリリースされているようで、そちらも早めに聴いてみないと。

Keaneの"Perfect Symmetry"は今年リリースの3作目。ジャケの雰囲気からして、期待薄なんですけど、まあ、恐れていたほど悪くなかったかも知れないものの、特に聴きたいと思わせる音でもなく。デビュー作は個性溢れるという作品ではなかったものの、その突き抜けたポップなメロディこそが個性と感じさせる強度があったんですけど、自らのスタイルを模索していく段階で、曲そのものに魅力を感じさせなくなってきてしまったのかなという印象。何だか、Phantom Planetと姿がダブるような気もしますが・・・
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