日々の音盤 2009/06 [1]

2009/06/01 - 2009/06/05

Vashti Bunyan / Just Another Diamond Day
Neal Casal / Roots & Wings
The Doll Test / Mosque Alarm Clock
Chris Laterzo And Buffalo Robe / Juniper And Piñon
Gurf Morlix / Birth To Boneyard
Gurf Morlix / Last Exit To Happyland
Scrappy Jud Newcomb / Ride The High Country
Karine Polwart / This Earthly Spell*
Sloan / Action Pact
Teenage Fanclub / Grand Prix
Todd Thibaud / Squash
Lucinda Williams / Car Wheels On A Gravel Road

The Doll Testの"Mosque Alarm Clock"はEPに続いてリリースされた初のフル・アルバム。The Model Rocketsの元メンバーが結成したバンドで、あまり話題になっているのを目にしませんが、個人的には期待大なのです。ちなみに、The Model Rocketsは解散したのか、活動停止だったのか分かりませんが、少し前にYouTubeでリユニオン的なライヴの映像を見たので、活動が再開される可能性は少なくなさそう。彼らの2作目に収録の"Don't Get It"は私の最も好きなパワー・ポップ・チューン(Michael Shelleyの"Going To L.A."とどちらにするか迷いますが)でもあり、気になる存在なのです。

The Model Rocketsは寡作だったので、結局、オリジナル・アルバムが3作とセッション音源などを集めた作品を1作をリリースしたのみでした。特に、1996年の2作目"Snatch It Back And Hold It"から2002年の3作目"Tell The Kids The Cops Are Here"までは6年ほどの開きがあり、その間にハードなパワー・ポップ路線からギター・ポップ寄りにシフト。このThe Doll Testのアルバムは"Tell The Kids The Cops Are Here"の延長線上にあるかなと思える作品になっています。The Model Rockets時代から、その曲作りは卓越していたけれど、ここでもキラー・チューン級の曲もあるし、さすがと思わせます。ちなみに、"Tell The Kids The Cops Are Here"はNot Lameレーベルからのリリース作品になりますが、とにかく良い曲だらけで、同レーベルの作品中では最も好きな作品。

Chris Laterzoの4作目"Juniper And Piñon"はChris Laterzo And Buffalo Robe名義でのリリースになりました。2008年の暮れにはリリースされていたように記憶しているけど、記録上は2009年のリリースとなっているんでしょうか。しっかりと把握できていませんが。年末から年始にかけてのベスト選びの際に、いつのリリースとして集計するか、ちょっと頭を悩ませる事になりそうな。

3作目の"Driftwood"が2004年のリリースなので、随分とリリース間隔が開いてしまったし、バンド名義になっていて、ブックレットにはメンバー揃っての写真も載っていますが、女性ヴォーカルがバックに入る曲が増えた事が特筆できるぐらいで、音の方は大きな変化もないように思うし、これまで通りに彼らしさを存分に堪能できる作品になっています。Neil Youngからの強い影響云々も、改めて語るまでもなさそうで、これが彼のスタイルなのでしょう。収録曲の充実度も過去と同様、あるいは、それ以上のようにも感じられ、本当に素晴らしい。傑作か。

Gurf Morlixのアルバムも初聴きでしたが、別の機会に書かせてもらう事にします。

日々の音盤 2009/05 [6]

2009/05/26 - 2009/05/31

Albion Country Band / Battle Of The Field
Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Sandy Denny / Sandy
Fairport Convention / S.T.
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
Gryphon / S.T.
Heron / Upon Reflection: The Dawn Anthology
Alan Hull / Pipedream
McGuinness Flint / The Capitol Years
The Pentangle / S.T.
Strawbs / From The Witchwood

何と、12枚全てがブリティッシュ・フォーク関連のアルバムじゃないですか。いや、途中で気付いて、それなら・・・って事で、そっち方面の盤ばかり聴いていただけなんですけど。まあ、ブリティッシュ・フォークにそれだけ深く踏み入りつつあると言うか、毒されてきているっていう感じでしょうか。いや、でも、それぞれに良さがあって、一過性にならずに聴き続ける事になりそうですよ。

で、また更新間隔が開いてしまいました。Albion Country Band、Gryphon、The Pentangleのアルバムが初聴きなんですが、もうちょっと聴き込んでから書ければと思っています。まあ、すっかり忘れてしまい、何も書かない危険性が大ですけど。未知の領域を聴き進めていっているので、感想をうまくまとめるのが難しいんですよねぇ。言い訳になっていなさそうではありますが。

ここ最近は新譜ラッシュで、私も何枚となく入手していて、そちらも早く聴いてみないとと思っています。気になるアーティストやバンドのリリースは色々とあるけれど、そんな中で嬉しかったのが、Alex Lowe。もちろん、作品を聴くのも楽しみなんだけど、活動をちゃんと続けていた事が分かって、良かったなぁ・・・って。しかし、困った事も判明。ダウンロード限定でのリリースだった3作目、私はNapで聴いていたんだけど、今日になってチェックしてみると、なくなってしまっているじゃないですか! あぁ~、何てこったい・・・ PCに音源を落としておくべきだったかなぁ・・・? 他にも音源が消えているアルバムもあるようで、CDでリリースされていない作品とかはPCに落して保存しておくようにした方が良さそうな。まあ、それはそれとして、Alex Loweの4作目、こちらも早めに確保しておきたいですね。

ちなみに、今年も半分がすでに過ぎておりますが、何枚か聴いた新譜は良い感じのものが多くて、当たり年かなという予感。今日はPete Yornの新作を聴いていたけど、過去2作にあった重さのようなものがなくなり、リラックスした雰囲気に包まれていて、好印象(ジャケットと音のイメージは合っていないような気が・・・)。デビュー作の頃に抱いていた期待感にやっと応えてくれたかなと感じています。まあ、まだ聴き込みが足りていませんけど。Jonny PolonskyがJonny Polonski名義で参加しているのもポイントでしょうか(単なる誤植でしょうけど)。

日々の音盤 2009/05 [5]

2009/05/21 - 2009/05/25

Tim Buckley / Goodbye And Hello
Cara Dillon / S.T.
Barry Dransfield / S.T.
Fairport Convention / Unhalfbricking
Fleet Foxes / S.T.
John Wesley Harding / John Wesley Harding's New Deal
Klaatu / S.T./Hope
Ben Kweller / Changing Horses
Matthews Southern Comfort / S.T./Second Spring
Josh Rouse / Nashville
Strawbs / From The Witchwood
Kyle Vincent / Where You Are

当blogも今日で丸4年になります。頻繁に更新していたのは初めの頃だけで、ここしばらくは定期記事のみになり、ぬるい内容になっております。まあ、だからこそ続けられたとも言えそうだけど。現時点では、今の形態で続けるしかなさそうで、これまで通り、接した音楽について自分なりに書いていければと思っています。そんな訳で、今後もよろしくお願いします。

Strawbsの"From The Witchwood"、1971年リリースの4作目ですか。フォーク畑から登場しつつも、後にYesに加入するRick Wakemanを迎えて、プログレッシヴ・ロックと言えそうな音作りをしたりと、バンドのトータルな姿を知るには、多くの作品を聴く必要がありそう。初期においては、Sandy Dennyが活動を共にしていたりするようですね。活動が停止していた時期もあるようですが、現在でもバンドは健在で、2008年には新作もリリースしていますね。

で、ライヴ盤だった前作から順を追って聴き進めているのです。そのライヴ盤から正式にメンバーとなったRick Wakeman(本作後に脱退して、Yesに加入)が随所で印象的な演奏を聴かせていて、プログレッシヴ・ロック的な雰囲気の色濃い曲もありますが、基本的には英国的な陰影を感じさせるメロディを持ったフォーク・ロック作品ですね。色々な音楽からの影響を感じさせつつも、散漫な印象は特になく、このバンドならではの世界を構築していると考えて良いんじゃないでしょうか。ヴォーカルのDave Cousins、時によれ気味になったりしますが、何だか良いんですよね。本作をバンドの代表作とする声も多いようで、それも納得できるだけのクオリティが確かにありますね。美メロ好きなあなた、聴く価値がありですよ。