日々の音盤 2009/05 [4]

2009/05/16 - 2009/05/20

Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Neal Casal / Roots & Wings
Guy Clark / Old No 1/Texas Cookin'
Jakob Dylan / Seeing Things
Fairport Convention / Unhalfbricking
Jackie Greene / American Myth
Hem / Rabbit Songs
The Hooters / Time Stand Still
The Jayhawks / Live From The Women's Club
Mark Knopfler / Shangri-La
John Renbourn / The Lady And The Unicorn
Ken Sharp / Sonic Crayons*

Fairport Conventionの"Unhalfbricking"は1969年リリースの3作目。一般的には、次作の"Liege & Lief"と並んで、彼らの双璧とみなされる作品のようです。彼ら、この1969年に2~4作目をリリースしていて、創作意欲が絶頂にあったのでしょうね(しかも、どれもが高評価だし)。デビュー作から順を追って聴き進めていますが、これまでの2作に比べると、現時点では個人的な評価が低めになっております。あれこれ聴いていて、脳内が混乱しているせいかも知れませんが。そんな訳で、まだ良さに気付けていない可能性も大きく、断定的な評価や感想は避けさせてもらいます。ちなみに、彼らの作品中で最も魅力的と思われるジャケットですが、ここにメインで写っている2人はSandy Dennyのご両親との事で、そちら方面からもファンからの評価を高めているのでしょうね。ここから察するに、Sandyは母親似でしょうね。

Ken Sharpの"Sonic Crayons"は2007年リリースの3作目。2作目の"Happy Accidents"が2000年の作品だったので、7年ぶりぐらいになりましょうか。パワー・ポップと言うには、かなりの甘口なポップさかなと思うけど、これまでの彼の作品を聴いてきたのは、その辺りを好きな人たちであろうし、前作をリリースしたのはその筋の代表的なレーベルであるNot Lameですしね。パワポ本によると、Raspberriesのバイオ本の執筆を手がけていたりもするようで、そちら方面でも活躍されているようですね。音の方ですが、前作からの7年を特に感じさせないような、相変わらずの甘いメロディとヴォーカルが聴き所になっていますね。好き嫌いがはっきりと分かれそうなタイプでしょうけど、好きな人には至福の存在になり得るのかも。私は・・・その中間ぐらいで、やや好きな方に寄っているかな。まあ、憎めないタイプっちゅ~感じです。

日々の音盤 2009/05 [3]

2009/05/11 - 2009/05/15

Sandy Denny / Sandy
Gorky's Zygotic Mynci / Spanish Dance Troupe
Sierra Hull / Secrets*
Sondre Lerche / Faces Down
Limbeck / Let Me Come Home
Alex Lowe / Step Forward All False Prophets*
Manic Street Preachers / Generation Terrorists
The Maroons / You're Gonna Ruin Everything
Jules Shear / Dreams Don't Count
Teenage Fanclub / Songs From Northern Britain
Toad The Wet Sprocket / In Light Syrup
The Trash Can Sinatras / I've Seen Everything

1ヶ月以上前に聴いていた盤で、今となっては、あまりピンと来ませんねぇ。The Maroonsのアルバムが初聴きでしょうか。どんな感じだったかなぁ・・・ってな具合で、ちょっとあやふやなので、今から聴いてみましょうか。で、しばし時が経過・・・

The Maroonsの"You're Gonna Ruin Everything"は2002年リリースのアルバムで、2作目のようですね。AMGによると、Oregon州のPortlandで結成されたとの事。デビュー作のリリースが1996年だから、2作目まで随分と間隔が開いているし、これ以降の作品はリリースされていなさそうな事からすると、AMGのバンドの紹介文にあるように、メンバーの他での活動が忙しく、バンドと言うよりは、期間を区切って活動しているプロジェクトなのかも知れません。

音の方はソフトな感触のギター・ポップという感じでしょうか。時に何々っぽいと思わせたりもするものの、サラリとまとめるセンスの良さもあってか、まずまず好印象。これはというキラー・チューンがあればと思うけども、曲の出来は水準以上だろうし、ギター・ポップ周辺を聴いている人であれば、手に取ってみる価値はあるんじゃないでしょうか。Gusterとか、その辺りのファンに特にお勧めしときます。

日々の音盤 2009/05 [2]

2009/05/06 - 2009/05/10

Azure Ray / Burn And Shiver
Tal Bachman / Staring Down The Sun
Grayson Capps & The Stumpknockers / Rott-N-Roll
Fairport Convention / S.T.
The Ladybug Transistor / The Albemarle Sound
Nick Lowe / Pinker And Prouder Than Previous
Mazarin / We're Already There
Adam Schmitt / Demolition
Judee Sill / S.T.
Kyle Vincent / Where You Are
Dan Wilson / Free Life
Denison Witmer / Are You A Dreamer?

5月6日~5月10日、そんな日々があったのですね。かなり昔の事で、今となっては思い出せませんが・・・ Azure Ray、Grayson Capps & The Stumpknockers、Mazarin、Kyle Vincent。この4つが初聴きでしょうか。聴きっ放しで放置している盤もあって、それらは後日に機会があれば、コメントしましょうか。

Grayson Cappsは暑苦しいくらいのルーツ・ロック系で、聴く人を選びそうだけど、内容はしっかりしていて、聴き応えはあり過ぎるぐらい。この先の暑い季節には、アルコールの助けを得て聴きたいという感じでしょうか。しかし、こういう作品を聴いていると、USの音楽の裾野の広さって、どれぐらいあるものなのかと思わずにはいられませんねぇ。ほとんどのアメリカ人はこんなアルバムなんて知らないんだろうし、そんな作品を聴いて感心している人が極東の地にちらほらと存在している現実。地球は丸くない球体なんでしょうかね。いや、何の事だか、書いていて分かっていませんが。

Kyle Vincentの新作、今年の2月にリリースされています。何作目になるかと言うと、お蔵入りになって、後にリリースされた"A Night Like This"(制作当初のタイトルは"Trust"だとか)を除くと、5作目かな。他にも、未発表音源とかをまとめたアルバムがあったりします。昨年の11月には、2度目の来日を果たしていて、私も尼崎市の武庫之荘(でしたっけ?)でのライヴに参戦して、初来日に続いてのKyleとの対面を果たしております。で、この新作のジャケ写はそのライヴ後に撮影されているんですよね。おお、我が愛しの阪急電車の小豆色の車両よ・・・っていう感じで、見慣れた車内の風景が嬉しくもあり、ちょっと照れてしまうような気もしたり。

まあ、そんなローカルな話題は脇にどけとくとして、内容の方ですが、基本的には、これまで通りだと思います。彼が多感な時期を過ごしたはずの70年代のポップ・ミュージックからの影響を色濃く感じさせつつ、彼ならではの資質をそこここに感じさせる曲を収めていて、過去の作品と同様に長く聴き続けられそうな作品になっていると思います。ただ、ライヴで先に聴いていた曲も少なくなく、ライヴで感じていたほどには良いと思えないものもあったりで、手放しで最高とまでは言えないかな。その辺りは、外部のプロデューサーと組んでみると解消できるのかなという気もするし、そういう問題でもないのかなと思えたりも。彼なりの活動のスタイルを尊重したいという思いは十分にあるけれど、自らの音楽の持っているポテンシャルの高さを客観的に見つめて、新たな力と手を組んでみるという可能性に目をつぶらないでいて欲しいとも思う。まあ、ファンの勝手な意見なんですけども。

さあ、そのKyle Vincent。早くも再来日が決定していますね。11月の後半と、まだ先になりますが、関西以西の地でライヴが催されますよ。約1年ぶりで、以前の事を思うと奇跡とも言える短い間隔での来日ですね。それだけ熱心なファンがいるとの事でもあり(もちろん、私などとは比べようもないぐらいの)、その事をKyleがきっちりと真摯に受け止めてくれているからでしょうかね。Kyleが日本のファン(と言うか、どこの国云々ではなく、彼のファンという事になるのかと思うけど)に対して、敬意や謝意を人として注意深く払ってくれているのは、言葉や態度の端々からきっちりと感じられて、アーティストとしてだけでなく、人としてのKyle Vincentにまた会えるのが、本当に楽しみなんですよ。多分、関西のライヴで最も堅苦しい話題を持ち出したのは私だろうし、きっと覚えてくれているはずだと信じています。Kyleとの再会だけでなく、初来日の際のファンドのメンバーとまた会えるのも、嬉しいとこです。

日々の音盤 2009/05 [1]

2009/05/01 - 2009/05/05

Amazing Rhythm Aces / Stacked Deck/Too Stuffed To Jump
Cara Dillon / S.T.
Flick / The Perfect Kellulight
The Kinks / Arthur (Or The Decline And Fall Of The British Empire)
Chris Laterzo / American River
Low Stars / S.T.
Paul & Linda McCartney / Ram
The Shins / Oh, Inverted World
Stealers Wheel / The Hits Collection: Stuck In The Middle With You
Matthew Sweet And Susanna Hoffs / Under The Covers Vol. 1
The Thorns / S.T.
Gay & Terry Woods / Lake Songs From Red Waters: The Best Of Gay & Terry Woods

更新が随分と滞ってしまいました。この記事も途中まで書いていたんだけど、仕上げるまでに至らず、放置していました。6月の終盤は少し余裕がありそうなので、その頃には更新のペースを上げたいとこです。

Amazing Rhythm AcesはUSのルーツ・ロック系のバンドで、"Stacked Deck"は1975年リリースのデビュー作、"Too Stuffed To Jump"は1976年リリースの2作目。Tennessee州のMemphisで活動していたらしいです。全体としては、カントリー・ミュージックからの影響を強く感じさせ、ブルーズっぽい感じが曲によって表出してくるといったとこでしょうか。サザン・ロック勢ほどには豪快でもなく、スワンプ・ロック系ほどの泥臭さもなく、リラックスした曲調のものが多いかなという印象。まあ、その周辺に特に詳しい訳でもありませんが。休日にのんびりと聴いていると、何とも言えない、ええ感じで楽しませてくれますね。

Gay & Terry Woodsは、Gay WoodsとTerry Woodsによる夫婦デュオ。Steeleye Spanに参加後、The Woods Bandを経て、デュオとして活動を開始、70年代にアルバムを4枚リリースしています。その4作中だと、私は4作目の"Tender Hooks"しか聴いた事はなく、1~3作目がCD化されていない現況下では、このベスト盤"Lake Songs From Red Waters: The Best Of Gay & Terry Woods"はとても貴重な存在ですね。ブリティッシュ・フォークの代表的な存在であるSteeleye Spanの結成に関わりながらも、この人たち自身はアイルランドの出身であり、その辺りの繋がりが興味深いとこですね。具体的に、その辺の相関性がどうなのかとかは分かっていないんですが、これから色々と聴き進めていく上で重要な存在になるような気がしています。

実際に聴いてみると、トラッドをロック寄りの視点から捉えようとしているように感じられたThe Woods Bandに比べて、そういった縛りのようなものからは解放されたような印象で、全体的にポップで聴きやすい曲が多いですね。以前に指摘されているのをどこかで目にした記憶がなきにしもあらずなのですが、曲によっては、後のUKのギター・ポップへと繋がるような感覚もあるんじゃないでしょうか。やはり、オリジナル・アルバムのCD化が待たれるとこで、眠っている音源とかも無理にでも掘り起こしてもらいたいですね。