日々の音盤 2009/04 [2]

2009/04/06 - 2009/04/10

Beachwood Sparks / Once We Were Trees
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
Fleet Foxes / S.T.
John Wesley Harding / The Confessions Of St. Ace
Emmylou Harris / All I Intended To Be
The Kinks / Face To Face
Ben Kweller / Changing Horses
Jeremy Messersmith / The Silver City*
Mark Olson & Gary Louris / Ready For The Flood
Joe Pisapia / Daydreams
John Renbourn / The Lady And The Unicorn
Jules Shear / The Great Puzzle

明日の健康診断に向けて、先程から飲食禁止開始です。起きていると、無意識のうちに何かを飲んでしまいそうなので、早めに寝よう。

Ben KwellerとJoe Pisapiaが初聴きですが、今回はコメントなしで。Ben Kwellerの新作は来日ライヴの日に聴いておりました。関西には来てくれなかったので、いじけつつ聴いていましたが、京都音博への参加が決まったようで、ラインナップ次第では、見に行く事になるかも。あるいは、単独ライヴがあるのなら、そちらを。

危うく書き忘れるとこでしたが、前回の記事でも書いた通り、26日にNeal Casalのライヴに行って来ましたよ。アンコールも含めて、20曲余り、充実の歌と演奏でしっかりと楽しませてくれました。今回のステージでは、ソロでの演奏に加えて、バックにサポート・バンドが付いた事もあり、より幅広い表現も可能となったと同時に、Neal Casalも以前の京都でのライヴよりもリラックスしていたように感じられました。聴衆や会場の雰囲気への熱い感謝の言葉もあったし、気分良くプレイしてくれていたはず。そういった温かい雰囲気がしっかりと音にも反映されて、実に素晴らしいライヴでしたよ。最も聴きたかった曲もやってくれたし、大満足。気が早いけど、またの来日、期待していますよ。

日々の音盤 2009/04 [1]

2009/04/01 - 2009/04/05

The Band Of Heathens / S.T.
Barclay James Harvest / Octoberon
Jim Boggia / Misadventures In Stereo
Doug Burr / The Sickle & The Sheaves*
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens
Cara Dillon / S.T.*
Steve Earle / Transcendental Blues
John Wesley Harding / Trad Arr Jones
The Love Hall Tryst / Songs Of Misfortune
Jeremy Messersmith / The Silver City*
Sloan / Parallel Play
Tamas Wells / A Plea En Vendredi

初聴きの盤はありませんか。聴かなきゃいけないCDはたくさんあるんだけど、初めて聴く際には、やはりじっくりと耳を傾けたいじゃないですか。なので、ネットであれこれ情報を探っていたり、本を読んでいるような時には、聴きなじみのある作品を聴く事になります。この場合、『聴く』ではなく、『聞く』とすべきなんでしょうけど。

で、明日の26日には、Neal Casalのライヴが大阪でありますね。数日前の情報だと、まだチケットもあるようだし、見に行ってみてはどうでしょうか。デビューが95年で、それ以来、オリジナル・アルバムは7作になりますか(ソロ作品のみ。カヴァー曲集を含む)。地道に良作を出し続けてきたなという印象がありますね。新作は彼の作品としてはやや低調かなと現時点では感じていますが、ライヴで聴くと一味違うかなと期待もしています。

彼の作品を初めて聴くのであれば、ベスト盤という選択もありますが、個人的にはデビュー作の"Fade Away Diamond Time"か4作目の"Anytime Tomorrow"を推したいですね。この2作が彼の代表作でしょう。どちらもJim Scottがプロデューサーなんですよね。この人のプロデュース作品は良いものが多くて、私のお気に入りのプロデューサーの1人なのです。Jim Scottと組んだ作品をまた作って欲しいとこです。

で、話は変わって、色々と新作が出ていたり、これから出たりするようですが、近頃はブリティッシュ・フォーク系を追いかけるのに時間を割いてきたせいか、そんなにチェックできていないのです。少し前には、John Wesley Hardingの作品がリリースされているし、Willie Nileの作品もリリースされたようです(詳しい内容とかまでは把握していませんが)。あまり話題にされていないようで、悲しいけれども。Tim EastonやBen Leeがリリース間近で、Steve EarleやPete Yornが少し先にリリース予定とか。自分へのメモ代わりの意味も込めて、ここに書いておきます。

あ、例のバンドのリマスター盤とか、Neil Youngの箱物なんかが世間では話題になっているんでしょうかね。Neil Youngの方は一番安いセットぐらいは買う事になりましょうか。購入特典として、聴く時間が付いてくれば良いんですけど。

日々の音盤 2009/03 [6]

2009/03/26 - 2009/03/31

Eric Andersen / Blue River
The Byrds / Younger Than Yesterday
Clarkesville / The Half Chapter
Del Amitri / Twisted
Cara Dillon / S.T.*
Fairport Convention / What We Did On Our Holidays
The Go-Betweens / Oceans Apart
David Mead / Almost And Always
Rainravens / S.T.
Rainravens / Diamond Blur
Rainravens / Rose Of Jericho
John Renbourn / The Lady And The Unicorn

Eric Andersenの"Blue River"は1972年のリリースで、彼の代表作とされる事が多いようです。それだけでなく、当時のシンガー・ソングライター・ムーヴメントにおいても重要作として語られるのをよく目にしますね。何年か前に入手したまま放置という、激しく恥じ入らなくてはならないような粗相を犯していたのですが、聴いてみると、特別にすごいとかという感じではないものの、確かに良さは伝わって来るのです。これ以前の作品にも良いものがあるようだし、それらを聴いた上で接すれば、作品に対する印象がまた変化するようにも思えます。

Rainravensの"Rose Of Jericho"は1999年リリースの3作目。先日のライヴが記憶に新しいAndy Van Dykeによるバンドですよ、もちろん。ここでのポイントは、Gurf Morlixがギターリストとして全編で参加している事でしょうか。ブックレットを見る限りでは、プロダクションには関わっていないらしく、自由に弾いているような印象で、彼自身の作品とかよりもギターリストとしての彼を意識できる作品のようにも思えました。作品全体としては、やや泥臭さを増したような印象もありますが、それまでと同様に良質のルーツ・ロック作品になっていますね。このラインナップでのライヴを見てみたいもんです。もちろん、そうなれば、後半はGurfがメインでないと納得できませんが。

で、Cara Dillonですけど、こちらは別の機会にしましょうか(他の作品を聴いた後にでも?)。ここ最近、激しく聴いているのですが、何をどう書いて良いのか、ちょっとまとめられなさそうなので。一目惚れならぬ、一耳惚れでしょうか。可憐な声に魂を抜かれてしまいました・・・

日々の音盤 2009/03 [5]

2009/03/21 - 2009/03/25

Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Peter Bruntnell / Ghost In A Spitfire
Hayes Carll / Trouble In Mind
Firecracker / So Long Someday
Fleet Foxes / S.T.
Golden Smog / Weird Tales
Emmylou Harris / Elite Hotel
Jack The Lad / It's Jack The Lad
Dave Mason / Let It Flow
Mudcrutch / S.T.
Karine Polwart / This Earthly Spell*
Simon & Garfunkel / Sounds Of Silence

LindisfarneからRod Clements、Simon Cowe、Ray Laidlawの3人が脱退し、その3人らで結成されたのがJack The Lad。LindisfarneはUS志向を示しながらも、UK的なウェットな感覚がにじみ出ていて、ヴォーカルのAlan Hullのちょっとよれ気味のヴォーカルも何だか好ましくて、初期作品から順を追って聴き進めているとこなのです。

そのLindisfarneに比べると、Jack The Ladのデビュー作はカントリー・ミュージックからの影響をストレートに表出していて、US志向を強めているとの印象。ただ、このデビュー作はオリジナル曲が中心なのに対し、2作目ではトラッド曲の比率が増しているらしく、バンドの実像を知るには、他の作品も聴いてみる必要がありそう。結局、4作目までリリースした後、Lindisfarneへ出戻りする事になるようですが。このデビュー作に関しては、Lindisfarneの時のような突出した曲はないかなと感じるものの、作品全体の雰囲気は私好みでもあり、この後の作品を聴くのが楽しみになりました。

Dave Masonの"Let It Flow"、Karine Polwartの"This Earthly Spell"も初聴きになりますが、もうちょっと聴き込んでみてからという事で。

Fleet Foxesの昨年リリースのアルバムがようやく日本でも(EPの"Sun Giant"を併録して)リリースされたようで、何よりです。ここ最近のブリティッシュ・フォーク熱もあって、UKのAmazonをチェックする機会が激増中なんですが、70年代のブリティッシュ・フォーク作品のページで、『この商品を買った人は・・・』の欄に本作が激しく登場するんですよね。日本では、Sub Popレーベルからのリリースでもあり、インディ・ポップ的な観点から注目されているような印象を受けますが、あちらではそれだけじゃないようで、とても興味深いのです。

そんな本作、これは必聴の傑作じゃないでしょうか。年始のベストの記事で、Amazing Blondelのような音楽をやっているバンドが今もいるのかと書きましたが、どこか一脈通じるものがあるのではという気もしています。いや、似ているというのではなく、それぞれの時代の趨勢みたいなものを超越したようなとことかも含めてね。まあ、とにかく、こんなバンドが出てくると、嬉しくてしょうがないですよ。来日、待っていますよ!

日々の音盤 2009/03 [4]

2009/03/16 - 2009/03/20

Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Barclay James Harvest / Octoberon
Eliza Gilkyson / Lost And Found
John Wesley Harding / Adam's Apple
Ronnie Lane / How Come
Ralph McTell / Streets Of London: The Best Of Ralph McTell
Rainravens / S.T.
Rainravens / Diamond Blur
John Renbourn / The Lady And The Unicorn
Strawbs / Just A Collection Of Antiques And Curious
The V-Roys / Just Add Ice
Clifford T. Ward / Singer Songwriter

予想通り、記事にするのがじわじわと遅れてきてしまいました。Ronnie LaneとRalph McTellのコンピ盤に加え、John Renbournの"The Lady And The Unicorn"とStrawbsの"Just A Collection Of Antiques And Curious"が初聴きですね。Clifford T. Wardの"Singer Songwriter"もほとんど聴いていなかったので、初聴きに近い感じ。ちょっと日が経ってしまった事でもあり、印象の最も濃かった盤だけコメントしましょうか。

そんな訳で、John Renbournの"The Lady And The Unicorn"は1970年リリースの4作目ですか。ブリティッシュ・フォーク界の重要バンドのPentangleの中心人物だった人ですね。これはバンド在籍中の作品で、代表作として紹介される事も多いようです。私が彼の作品を聴くのは、これが初めて。Pentangleのアルバムも聴いた事はありませんが、Pentangleのもう一方の雄とも言えるBert Janschの作品は以前に聴いていて、親しみやすさをほとんど感じさせないものの、妙に心に引っかかるものがありました。

ブリティッシュ・フォークの本によると、John Renbournの作品は、中世ヨーロッパの古楽を基にしたものとブルーズ色の濃いものがあるようですが、この作品はジャケの雰囲気を見ても分かる通り、前者の方ですね。その時代に書かれたと思しき曲を中心に、トラッド曲も交え、自作のタイトル曲が加わるという構成になっています。

で、私の聴いたBert Janschのアルバムに比べると、こちらはそれなりに聴きやすさも感じられて、割りとすんなりと耳に入って来ました。どういう音なのかというのは、なかなかに表現しづらくて困ってしまいます。歴史を感じさせるような奥ゆかしい瞬間もあれば、心をざわつかせるような不穏な感覚がよぎるような部分もあったりするし、安らかに感じられる旋律と響きに引き込まれたりして、不思議な魅力に包まれています。とにかく聴いてみるのが一番でしょう。そんなに敷居は高くないはず。