日々の音盤 2009/01 [5]

2009/01/21 - 2009/01/25

Ryan Adams / Easy Tiger
Blue Mountain / Omnibus
Firecracker / So Long Someday
Fleet Foxes / S.T.
Golden Smog / Weird Tales
Emmylou Harris / All I Intended To Be
The High Llamas / Gideon Gaye
Will Kimbrough / Americanitis
Lambchop / What Another Man Spills
Don McLean / American Pie
Travis / The Boy With No Name
Soul Flower Union / Ghost Hits 95-99

FirecrackerはSan Franciscoのバンドで、"So Long Someday"は2005年リリースのデビュー・アルバム。これ以前にEPをリリースしていますが、私は未聴。MoMで買おうと思っていたら、あんな事に・・・ 音の方は、Old 97'sのKen Betheaがゲスト参加、Rhett Millerが曲(後に彼自身のアルバムにも収録された"Fireflies")を提供という点から、ある程度は想像できましょうか。もうちょっと疾走感のある音をイメージしていましたが、思ったよりも曲調は多様だし、それでいて、それぞれにしっかりとした完成度を見せていて、デビュー・アルバムらしからぬ仕上がりなのでは。次作が出ていてもおかしくない頃だけど、どうなっているんでしょうか。

Fleet Foxesは昨年デビューの新人さん。気になる存在でもあり、先行リリースのEPをすでに聴いていますが、慌ただしい時期に聴いたのか、そちらはあまり記憶に残っていません。改めて聴き直します。こちらももっと聴き込んでみないと、全体像が見えてこなさそう。ただ、話題になっているのには納得で、心がざわつくと言うか、どこか懐かしい響きがありつつも、そこを気持ち良く外して行くような、言葉で表現しづらい感覚の音が展開されているように感じました。まあ、おもしろい存在であるのは、間違いないでしょう・・・などと、私が書くまでもないか。

The High Llamsが2月に来日するようで。行きたいとこですけどねぇ。上記の"Gideon Gaye"と"Hawaii"はとても好きな作品だけど、その後の作品は質感が無機的になり過ぎているように感じて、近2作は聴かずじまいだったんですよね。改めて調べてみると、その2作は生音を積極的に取り入れているようで、良い作品に仕上がっていそうな印象を受けるので、聴いてみた方が良さそうかな。ただ、ライヴまでに入手できないと、意義も半減しそうだし。最新作の"Can Cladders"はNapにあるので、とりあえず、そちらを聴いてからですね。

日々の音盤 2009/01 [4]

2009/01/16 - 2009/01/20

Dan Baird & Homemade Sin / S.T.
Barclay James Harvest / Octoberon
Roddy Frame / The North Star
The Good Sons / Angels In The End
Jackie Greene / American Myth
Limbeck / Let Me Come Home
Low Stars / S.T.
The Move / S.T.
Mr. D / Wings & Wheels
Mike Rosenthal / Home*
Sharon Shannon & Friends / The Diamond Mountain Sessions
Lucinda Williams / Little Honey

Barclay James Harvestの"Octoberon"は1976年のアルバム。このバンドのアルバムは他にも何枚か持っているのだけど、勢いで買ってみたものの、あまりきちんと聴いていなくて、改めて反省しないといかんなぁ・・・ってな具合。それに懲りず、まあ、ちょっとした訳ありで入手しちゃったのが、本作。

プログレッシヴ・ロックと言うよりは、シンフォニック・ポップという感じで、時には壮大だったり、素朴だったりしながらも、耳触りの良い旋律が全編で聴かれ、とても印象的ですね。ある種の古さのようなものを感じさせたりもするけど、まあ、1周か1周半ぐらいしての新鮮さが逆にあるとも言えそう。クラシック音楽ばかりを聴いていたり、プログレ系に傾倒しかかっていた時期もある私なので、長い曲への耐性がそれなりにあるからこそ楽しめるという部分もあるかも(まあ、長くても8分程度なので、この界隈では短い部類に入りそうだけど)。この手の音は、フォーク・ロックの延長という側面を持っていると感じられる事も少なくなく、もしも、もっとシンプルな音作りにすれば、思わぬ素晴らしさを見せるんじゃないかなとの思いも残る訳ですが。

以前に少し話題にしていたMr. D。Glasgowのシンガー・ソングライターさんです。Eaglesの"Lyin' Eyes"を思わせるメロディが印象的な"Island Girl"にまず耳を引かれますが、もう少し淡い表情を持った他の曲の方が彼の資質を率直に表していそうだし、何度か聴いていると、そちらの方が良く思えてきました。じわじわとファンを増やしそうな予感です。

Mike Rosenthalの3作目"Home"。前2作はポップさとルーツ風味のバランスが絶妙なシンガー・ソングライター作品で、私も愛聴していました。久々のリリースとなった本作、CDを入手できずに、Napにて聴く事に。彼らしさは健在ですが、全体的にじっくりと聴かせる曲が増えていて、年月の流れを感じさせられたりも。曲作りの確かさは相変わらずで、フレーズの端々に懐かしい響きが見え隠れして、前作までのファンなら、確実に気に入るであろうアルバムでしょう。ヴォーカルも変わらず良い感じですし。もっと注目されて良いはずの人なんだけどなぁ・・・

日々の音盤 2009/01 [3]

2009/01/11 - 2009/01/15

Dan Baird & Homemade Sin / S.T.
Beachwood Sparks / Once We Were Trees
Ben & Jason / Goodbye
Dixie Chicks / Taking The Long Way
Cliff Hillis / Better Living Through Compression
Low Stars / S.T.
Mando Diao / Never Seen The Light Of Day
Jody Porter / Close To The Sun*
Jules Shear / Dreams Don't Count
Chris von Sneidern / Go!
Travis / Ode To J. Smith
Pete Yorn / Musicforthemorningafter

以前に、こちらで少し話題にしていたLow Stars。随分と時が経ってしまいましたが、無事に聴いています。期待に違わぬ出来で、思わず笑みが漏れてしまいますね。Eaglesだったり、CSNだったり、1970年前後のウエスト・コーストの音を強く想起させる曲が並んでいますよ。まあ、単純に懐古的な音として捉えてしまうと何かを見落としてしまいそうだし、オープンな気持ちで音に接する方が良さそうではあります。

Low StarsはL.A.のバンドで、それぞれにバンドなどでキャリアを積んできた4人によって結成。myspaceでは、1人は現時点で準メンバー扱いになっているのかな。音の方は、アコースティックな響きと随所でのコーラスが大きな特徴と言えそうで、上記の通り、あの頃のフォーク・ロックに通じる魅力に溢れていますね。Gigolo Aunts絡みで知ったバンドですが、そのGigolo AuntsのDavid Gibbsが思ったほど曲作りに関わっていなかったのが、少し驚きでした。

2007年リリースのデビュー作はGeorge Drakouliasとバンドによる共同プロデュース。似ているという感じではないものの、George Drakouliasと言えば思い起こすThe Jayhawksのアルバムが好きな人なら、こちらもきっと気に入るはず。Dillard & Clarkの名曲"Why Not Your Baby"も収録(Velvet Crushも2作目でカヴァーしていましたね)。春になると、さらに心地良く響きそうな作品です。

Dan Baird率いるバンドの昨年のアルバム、これまでと多少の違いもありましょうが、相変わらず彼らしさが充満していて、もう何も言う事はないです。AMGを見て気付きましたが、昨年の12月でもう53歳になっていたんですね。まあ、そんな事はどこ吹く風ってな具合ですか。やっぱり、生で聴いてみたいと思うけど、日本には来てくれないでしょうしねぇ・・・

日々の音盤 2009/01 [2]

2009/01/06 - 2009/01/10

Binocular / S.T.
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Hayes Carll / Trouble In Mind
Ben Folds / Way To Normal
Michael Fracasso / When I Lived In The Wild
Jackie Greene / Giving Up The Ghost
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Matt Nathanson / Some Mad Hope
Mando Saenz / Bucket
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
Tamas Wells / A Plea En Vendredi
Dan Wilson / Free Life

ベストの記事のアップも終わり、解放感を味わっております。12月の中旬頃からは、まだ聴いていないCDについては、翌年回しという事にしていたので、聴きたくても聴けない状況を作り出してしまっていて、自分でも、何だかなぁ・・・っていう思いがしていました。そんな訳で、今年最初の初聴き盤は・・・って、これは次回の記事で書く事になりますね。

私の選んだベスト。見てくれた人がどのような感想を持ってくれるのか、まあ、分からない部分が多いんですが、何らかの参考になれば良いですね。気になった盤を実際に聴いてくれて、気に入ってもらえれば、私のちょっとした苦労も少なからず報われるし、それよりも何よりも、単純に嬉しいですね。

昨年を振り返るのに忙しかったのですが、もうそろそろ今年のリリース・ラッシュの第一陣を迎える事になりそうで、リリース情報を整理しなくてはと思っている今日この頃。毎年の事ながら、何かに追われているような音楽生活であります・・・

Best Albums Of 2008 - IV

続きです。2008年リリースの作品の5位~1位です。

01. Emmylou Harris / All I Intended To Be
02. Hayes Carll / Trouble In Mind
03. Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
04. Tamas Wells / Two Years In April
05. Jim Boggia / Misadventures In Stereo

Emmylou Harris / All I Intended To Be
林道を歩く彼女を写したモノクロのジャケに惹かれ、やや久しぶりに手にした彼女の新作。そのジャケが表すように、人の歩く速度で展開される音があり、そこに描かれる深み、長い活動を経て生き残ってきたアーティスト故の表現力とでも言えそうなものが作品中に充満していて、とにかく、音に抱かれる快感を強く感じさせてくれました。これまで通り、自作曲と他のアーティストによる曲で構成されていて、それぞれが互いを引き立てているようにも感じられ、曲ごとの表情に豊さがありつつも、全体でのまとまりも十分だと思います。本当に素晴らしいです。傑作。

Hayes Carll / Trouble In Mind
3作目。Texasのシンガー・ソングライターのメジャー・デビュー作で、Brad Jonesをプロデューサーに迎えてのアルバム。一般的には、まだ知る人ぞ知る状態であろうし、私も名前を知っていただけで、音に触れたのは、これが初めて。アメリカーナ、ルーツ・ロック、まあ、どう言っても良いんですけど(でも、オルタナ・ほにゃらら・・・ってのは、どうもね)、それらのタームによって喚起されるイメージの最良の部分を具現化したような感じの音で、今年の作品の中で最も真っ直ぐに心に届いたのが、これでした。飲みながら聴きましょう。

Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
彼の作品が悪い物になるなどという事は想像もしていないし、本作も水準以上の作品です。しかし、長く聴いてきた立場として言わせてもらうなら、新たな試みも見られ、意欲的な作品であるとは思うものの、彼の作品としてはやや低調な部類に入ると思います。まあ、でも、この順位っていうのが、昨今の私の音楽生活を表しているのかも知れません。まあ、でも、傑作揃いの過去作と比べるから分が悪く感じられるのであって、単独の作品として見れば、佳作以上の評価も可能でしょうし、ここに収められた曲がライヴでどのように演奏されるのか、早く聴かせてもらいたいんですけどもね。

Tamas Wells / Two Years In April
3作目。来日が迫っていた時期に、本作も含めた3作を短期間のうちに入手して聴く事になり、やや正常さを欠いた接し方になってしまったのだけど、まあ、それはそれ。過去の2作はバンド作品として捉えるのが正しいんでしょうけど、これはソロ作品というべき内容で、そこに秘められたメッセージをきちんと受け止めるためには、細心の注意を払う必要がありそう。私はそこまでの域には達していないので、表層的な評価になってしまいます。限られた楽器による音作りで、もう少し多様性が欲しいと思わせる部分はあるものの、作品が求める要素を考慮すると、やはり、これが適切なのかなとも思い直す訳です。今後の活動を考えると、的確なプロデュースをできる人と組んだ作品を聴いてみたいと強く思うけど、この作品の立ち位置あるいは貴重さについても認識しておくべきなのでしょう。

Jim Boggia / Misadventures In Stereo
3作目。これまでの2作に比べると、全体的にマイルドになり、均質化されたような印象。ドキドキ感は少し薄れたけど、収録曲は相変わらず充実していて、安心して聴けますね。曲作り、音作り、共に素晴らしいセンスを感じさせますが、彼の声、これが最も重要なポイントかなと思う今日この頃。一部の人で楽しむには、あまりにもったいない作品でしょうし、豊かな才能を持ったアーティストだと思う。今後にも期待が膨らみます。

以上、長々と4回に渡り書かせてもらいました。選に漏れた中にも気になる盤はあり、Mudcrutch、Roger Joseph Manning Jr.、Neil Halstead、Hotel Lightsなど、それぞれの持ち味を発揮していて、印象に残っています。Travis、Denison Witmer、Jules Shear、Matthew Sweetなどは、期待が大きかった事もあるし、今の私の波長にあまり合わなかったりで、選外としました。まあ、後々に良さに気付かせてくれるものと期待したいです。

決め手がないだの、何だかんだと書いたりもしたけど、やはり、素晴らしさを感じさせる盤が並んでおり、2008年も音楽と共に歩み、生きてきたのだと実感します。音楽との距離感を測りかねたり、自分の感度を疑ってみたり、そういった事も含めて、それが音楽を聴くという行為であるんだろうし、奥深さなのかも知れません。別に借り物の確信で音に接していたい訳じゃなし、自分の感覚を大事にしつつ、今年も音楽を聴いていこうかと。そう考えると、2008年も重要な年だったのかな。

では、以上という事で、今年もよろしくお願いします。

Best Albums Of 2008 - III

続きです。2008年リリースの作品の10位~6位です。

06. Nada Surf / Lucky
07. Jakob Dylan / Seeing Things
08. Elvis Costello And The Imposters / Momofuku
09. Blue Mountain / Midnight In Mississippi
10. Mando Saenz / Bucket

Nada Surf / Lucky
ポップと言うには、どこか一歩引いたような冷静な視点を持っているように感じさせるバンド。近2作にも惹かれる要素はあったものの、自分との距離感をやや感じてきたのも偽らざる所。本作にも、最初はそういった部分もあったのだけど、それも次第に霧散していき、心地良さに浸れるようになりました。前作の"Always Love"ほどのキラー・チューンはないものの、粒揃いの良曲に占められた佳作。ライヴだと、どんな感じなんでしょうね。

Jakob Dylan / Seeing Things
The Wallflowersでの5作品の後、本作でソロ・デビュー。The Wallflowersのデビューから数えると、もう15年以上になる訳ですね。The Wallflowersの近作はポップ寄りにシフトして、個人的には煮え切らない部分を感じていたので、そちらを一時休止してのソロ作品は大歓迎でした。音の方もソロ作品としての必然性が十分に窺えて、彼の素の部分に接近したように感じられる曲が並んでいますね。これを経ての次なる作品、期待して良いのかな?

Elvis Costello And The Imposters / Momofuku
近年は作品ごとにスタイルを衣替えするような感じで、正直なところ、自分には必要な音だとは感じていませんでした。まあ、時間がいくらでもあれば、それぞれに堪能するための時間を割けるんでしょうけど。本作は基本に立ち返ったと言うか、まあ、理屈云々を用意せずに聴ける盤になっていて、私の耳にもすんなりと馴染んできました。やはり、こういう曲でこそ、あの声も最大の魅力を発するなと改めて感じましたよ。誰か、彼にそう言ってあげて下さい。

Blue Mountain / Midnight In Mississippi
復帰作ですね。少し前に記事にしたので、詳しくはそちらを見てもらうとして。バンド解散後は、それぞれにソロ活動や新たなプロジェクトをしたりしていた訳ですが、まあ、一部しか追えないし、こうして再び集って作品を出してくれた方が何かと嬉しいのです。年齢を重ねた事によって深みを増していると感じさせるのは当然でしょうけど、瑞々しさも増しているように思えたんですけど、そう感じたのは私だけ? 男女ヴォーカルが寄り添うとことか、音楽の根源的な魅力を示してくれているようで、何物にも代えがたい素晴らしさに身悶えしてしまいそう。さらに聴き込めば、もっと良さが増しそう。

Mando Saenz / Bucket
Mexico生まれで、Texas育ちのシンガー・ソングライターの2作目。緩やかな起伏を描くメロディに耳を傾けていると、何とも心地良く、得がたい魅力を感じます。前作に比べると、全体の展開にもメリハリがついて聴きやすくなっているし、曲作りの面でも更なる進境を示してくれていますね。AMGにあるように、Ron SexsmithやRufus Wainwrightと比較されるというのも納得で、通じる部分は少なくないと思う。他では、Neal Casalとかが好きな人にも好まれそうな気がします。Nashvilleでの録音で、myspaceから察するに、現在は同地で活動しているようです。Kim RicheyやWill Kimbroughとの共作もあり。良いです。聴いてみて下さい。

以上、2008年の6位~10位でした。まあ、特に順位を云々するほどに際立った差がある訳でもなく、どれも佳作として多くの人に聴かれて欲しいと思わせる盤ですね。ベストの選は次回にて完結です。

Best Albums Of 2008 - II

2008年のリリース作品のベスト作品を選んでみました。選出の基準は過去と同様で、オリジナル曲を中心(半分程度を目途)にした作品が対象で、35枚ぐらいから選びました。Freedy Johnstonのアルバムなど、カヴァー曲で構成された作品は選外です。まあ、そのFreedy Johnstonのアルバムが最も理屈抜きで楽しめた作品だったりもするんですけどもね。ふっ。初回の今日は、20位~11位です。

11. Jackie Greene / Giving Up The Ghost
12. Lucinda Williams / Little Honey
13. The Band Of Heathens / S.T.
14. Sloan / Parallel Play
15. Ben Folds / Way To Normal
16. The Wellingtons / Heading North For The Winter*
17. Justin Townes Earle / The Good Life
18. R.E.M. / Accelerate
19. Old 97's / Blame It On Gravity
20. Gary Louris / Vagabonds

Jackie Greene / Giving Up The Ghost
Verve Forecastを離れて、429 Recordsというレーベルからの作品。しかし、Steve Berlinを引き続きプロデューサーに迎えて、音はさらにコンテンポラリーな色合いを強めています。従来の魅力を引き継いだような曲も少なくなく、相変わらず水準の高さをキープしていますね。ただ、これ以上に風呂敷を広げた音作りにシフトしていくと、その辺に転がっていそうな音と差異が少なくなり、彼の存在意義が薄れてしまうように思われるので、今後の作品には注意しつつ接する必要があるかなと。まあ、でも、一般的な視点では、聴きやすさが増していると言えなくもないんでしょうし、新たなファン獲得に繋がるのであれば、それはそれで良いのかも。5曲目はJohn Cougar Mellencamp(John Mellencampではなく)っぽくて、何だか微笑ましい。

Lucinda Williams / Little Honey
聴き始めて間もない頃の段階では、いくつか収められたロック・チューンに目を奪われ、ちょっと評価しづらい作品かなと思っていたけど、繰り返し聴いているうちに、これまでの流れにあると思われる曲がじわりと浸透してきて、やっぱり良いなぁ・・・と。珍しく短い間隔でのリリースとなったものの、収録曲の質の高さはさすがと思わせます。さらに聴き込めば、もう少し上位にランクさせる事になるんじゃないかと思いつつ、今日を迎えました。嘘でも良いんで、来日して下さいよ。

The Band Of Heathens / S.T.
2008年一番の濃厚盤。アメリカというのは不思議な国で、短い歴史の間に、どうしてあれほどの多様な音楽が連綿と生み出されてきたのか、色々な作品に接するうちに、思い至らせられます。カントリーやブルーズを始め、それぞれのルーツ音楽はマーケットとしては独立した存在であるのかも知れないけど、市井の音としては境目なく存在しているんじゃないかとも思えるのです。枝分かれしてきたにしても、根っこではつながりがあるはずし、優れた試みによって再ブレンドされた音に接すると、まあ、そんな議論は置いといて、耳を傾けてガツンと体を揺さぶられるのに任せてしまえば良いかってな具合になる訳です。まあ、本作の真の魅力を語るには、更なる精進が私には必要ではありましょうが。

Sloan / Parallel Play
もうベテランと言っても良いぐらいのキャリアになってきたSloan。近年の作品も良作でしたが、本作も彼ららしさに溢れた作品になっていて、バンドとして良い具合に年を重ねているなと思わずにはいられません。すごい事をやっている訳ではないんだろうけど、琴線に触れるメロディはいつ聴いても心地良く響くし、バンドの佇まいも、ただ好きな音楽をやっているだけとの姿勢が以前からずっと感じられ、身近な音として親しみを感じさせます。ややラフな一面が増したと思える本作、来日への期待をこれまで以上に高めるんですけどねぇ。

Ben Folds / Way To Normal
久々にアップな面を表に出した作品で、本人の意気込みが感じられますね。その分だけ、ソロでのこれまでの2作に比べると、メロディへのこだわりは薄れているように思え、その辺りがBen Folds Fiveのデビュー作との大きな違いかなと。まあ、あの鉄壁の作品と比較しちゃうのも、どうなのかという気もしますが。ただ、冷静に見ると、メロディ志向が強まり過ぎていたのも事実なんでしょうし(大歓迎な志向ですけども)、こういう方向に向かうのも必然だったのかなと思える。もちろん、悪い出来ではなく、早くライヴで聴きたいと思わせる曲が並んでいますよ。

The Wellingtons / Heading North For The Winter*
元気印のパワー・ポップが眩しいアルバム。正直なところ、真っ当なギター・ポップやパワー・ポップとの距離感を以前よりも感じるようになってきているような気がしていて、この作品も以前であれば、もっと高く評価したかも知れません。彼らの作品を聴くのはデビュー作以来で、その時には曲の個々の表情に欠けるような印象がありましたが、本作ではそういったとこも解消されているように感じられ、屈託なく楽しめるポップ作品になっていますね。やはり、ライヴを体験してみるべきなのでしょう。

Justin Townes Earle / The Good Life
作品について語る前に、誰それの息子と紹介されてしまうのは、もう避けられないでしょう。私もそれに触れずにいるのは、無理でしたし。でも、実際に作品に耳を傾けてみると、真摯に音と向き合う姿に気付かされ、余計な事は次第に意識から遠のくようになりました。すでに自分の発するべき音を心得ているように感じられるのが、頼もしいような、逆に少し不満にも思えたり。まあ、その辺りがどう変化するのか(あるいは、しないのか)も含めて、今後の活動も追いたいなと思わせるデビュー・アルバムです(これ以前に、EPをリリースしています)。

R.E.M. / Accelerate
初期の頃を彷彿させるギター主体のスタイルに回帰したとして、ファンの間でも概ね好評を得ていると思われる作品。私はと言えば、期間を置いて聴く度に、割りと作品の響き方が変化しているのが現状で、ある程度の定まった評価をするには、もう少し時間が要りそう。文句なく好きな曲もあるし、このようなアプローチも理解できるし、歓迎もしたい。でも、どこか違和感が残るのも確かなんです。それが何に対してなのか、自分でも良く分かりませんが。そんな諸々を吹き飛ばすべく、来日してくれりゃ~良いんですけど。

Old 97's / Blame It On Gravity
前作はどうも歯車が狂っているように感じられ、あまり良い作品だとは思えませんでした。Rhett Millerのソロ活動やレーベル移籍など、色々とあったので、その辺りが作用していたのかな。まあ、それは置いといて。その前作後、Rhett Millerのソロ作品が再びリリースされ、並立しての活動も板に付いてきたのか、本作は期待に応える良作になっていますね。以前のような熱さやポップさとは少し距離を置き、落ち着いた中にも瑞々しさが感じられ、得がたい魅力を放っていますね。ライヴを見るには、あちらへ飛ばないとダメなんでしょうかねぇ。

Gary Louris / Vagabonds
The Jayhawksの中心人物として活動してきたGary Lourisの初のソロ作品。バンド時代の音をそのまま期待すると、どこか肩すかしを食らったような気にもなりそうですが、音そのものにじっくりと耳を傾けてみると、彼がソロ作品として発したかったであろう音がじわりと沁みてきて、次第に作品の良さに気付かされるのです。随所で感じさせる質感は、やはり彼ならではと思わせるものだし、こういうアプローチもソロ・デビュー作としては十分に理解できるところです。Mark Olsonとの共演盤は未聴なので、そちらを聴いた上で、また新たに感じるとこがあるんじゃないかと思ったりもしています。まあ、鉄壁の布陣でThe Jayhawksとして再始動してくれるのがベストだったりするんですけども。

年の終盤になってから聴いた盤もあり、作品に関する印象もまだまだ流動的ですね。1年後には、全く違う感想を持っているかも知れません。限られた時間と次々にリリースされる作品、どうにも折り合いがつかないけれど、もう、どうしようもありません。何とかしたいと感じつつも、気付けば幾年も過ぎている、そんな状況ですし。現時点までに感じた事をまとめてみたので、何らかの参考になれば幸いです。続きは明日以降に。

Best Albums Of 2008 - I

これまで通り、2008年リリース以外のものからスタートです。基本的には、2008年になって初めて聴いた盤を対象にしていますが、それ以前に少し聴いていたのも含まれている可能性があります。どれぐらいの枚数からの選なのか、自分でも把握できていませんが、おそらく70~80枚程度なのではと私の頭の中では想定しています。Napでのみ聴いた作品に関しては、どうしようか考えたものの、料金を払って音源に接している以上、他と同様に選に入れるのが妥当と判断し、普段のリストと同じく、タイトルの右端に(*)を付して表示しておきました。

当然ながら、聴くのに割いた時間もばらばらですし、順位も便宜的につけたような部分もあり、現時点での暫定的な尺度を表す試み程度として受け止めてもらえると気が休まります。良し悪しについて言及する事があるかも知れませんが、私の好みに依拠してのもので、それ以上の意味はありません。

01. Tamas Wells / A Plea En Vendredi (06)
02. Jackie Greene / American Myth (06)
03. Justin Currie / What Is Love For (07)
04. Jim Boggia / Safe In Sound (05)
05. Dan Wilson / Free Life (07)
06. Josh Rouse / Country Mouse City House (07)
07. Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid* (06)
08. Ryan Adams / Easy Tiger (07)
09. Alex Lowe / Step Forward All False Prophets* (06)
10. Maritime / Heresy And The Hotel Choir (07)
11. Matt Nathanson / Some Mad Hope (07)
12. Amazing Blondel / Fantasia Lindum (71)
13. Steve Earle / Washington Square Serenade (07)
14. Bruce Springsteen / Magic (07)
15. Amazing Blondel / Evensong (70)
16. Doug Burr / The Sickle & The Sheaves* (03)
17. Gingersol / The Train Wreck Is Behind You (01)
18. Eliza Gilkyson / Lost And Found (02)
19. Kevin Carroll / Tourmaline (07)
20. Piebald / All Ears, All Eyes, All The Time (04)
21. Binocular / S.T. (01)
22. Michael Fracasso / Red Dog Blues* (07)
23. Tamas Wells / A Mark On The Pane (04)
24. The Red Button / She's About To Cross My Mind (07)
25. Frankie Miller / Once In A Blue Moon (72)
26. Michael Fracasso / When I Lived In The Wild (95)
27. Jesse Malin / The Fine Art Of Self Destruction (02/03)
28. Albert Hammond, Jr. / Yours To Keep* (06/07)
29. The Pearlfishers / Up With The Larks (07)
30. This Perfect Day / S.T. (93)
31. The Elms / The Big Surprise (01)
32. Popium / The Miniature Mile (07)
33. The Hoosiers / The Trick To Life (07)
34. Alex Cuba Band / Humo De Tabaco (04/05)
35. Steve Earle And The Del McCoury Band / The Mountain (99)
36. Silver Sun / S.T. (97)
37. Neil Young / S.T. (69)
38. The Apples In Stereo / New Magnetic Wonder* (07)
39. Denison Witmer / Of Joy & Sorrow (02)
40. Sparkwood / Kaleidoscopism (07)

長々と30枚・・・いや、40枚になっていますね。誰が書き足したんでしょうか。油断すると、さらに書き加える輩が出てこないとも限りませんからね。恐ろしい事です。すっかり忘れてしまっている重要盤とかもありそうですけど、あったらあったで、ごめんなさい。それと、このリストを作成している段階で気付いたんですけど、Albert Hammond, Jr.のソロ・デビュー作のタイトルを"In Transit"だと勘違いしていましたが、上記の"Yours To Keep"が正しいタイトルですね。なぜか勝手に"In Transit"だと思い込んでしまっていました。過去の記事についても、訂正しておくようにします。ごめんなさい。

Tamas Wells / A Plea En Vendredi (06)
前年から気になっていたTamas Wells。2008年には来日もあり、私もライヴを見る事ができました。これは2作目で、その前後も含めた3作を短期間のうちに一気に聴く形になり、作品への接し方としてはやや心残りもありますが、今さらどうこうできる訳でもなく。上位にランクさせた本作ですが、本作も含めた彼の作品については、曲作りの確かさや、独自の作風を持っている事については高く評価しているものの、曲調やアレンジ面で、やや単調と感じさせる部分があるように思え、その辺りが改善されると名盤を生み落とせるだけの才能を十分に秘めているのではないかと思っています。

Jackie Greene / American Myth (06)
Jackie Greeneの作品を上位に選ぶのは、これで3年連続になりますね。じわじわと追いかけて、2008年の新作でやっと追いついた形になります。前作がVerve Forecastから再発され、本作が同レーベルからのメジャー・デビュー盤になったと言って良いでしょうか。基本的には、これまでとは変わっていないように思うものの、多少はコンテンポラリーな方向へとシフトしている部分もあり、聴きやすさは増しているかも。語り出すと長くなりそうなので、手短にしましょうね。これまで通りの良作になっていますが、本作に収録の"Supersede"は2008年に聴いた中でも最も中毒性の高い曲で、とにかく気がつくと聴きたくてしょうがない状態で、聴く度に良い気分に浸らせてくれました。問答無用の名曲だと思っています。

Justin Currie / What Is Love For (07)
ソロで戻って来ましたよのJustin Currie。バンドとしての活動も伝わって来なくなり、どうしているんだと勝手に心配していましたが、手腕は鈍るどころか研ぎ澄まされていたようで、Del Amitriでの(現時点での)最終作の煮え切らなさを一気に脱して、素晴らしい歌の数々を届けてくれました。曲作りやヴォーカリストとしての魅力を十分に認識していたつもりだったけど、これまで以上に大切に思えるような作品に仕上がっており、Del Amitriの作品をこれまで聴いてきて、そして、ソロになっての作品にも触れる事ができて、本当に良かったなと思いました。来日、待っていますよ。

Jim Boggia / Safe In Sound (05)
Tamas Wellsと並んで、2008年の私の音楽生活において大きな存在となったJim Boggia。放置気味だったデビュー作の素晴らしさに、まず魂を抜かれ、その後の2作がダメ押しに。シンガー・ソングライターらしさを感じさせる曲から、キラー・チューン級のパワー・ポップな曲まで、とにかく、良い曲が並んでいます。魅力いっぱいのヴォーカル、センスを感じさせる音作りなど、好きになる要素がてんこ盛り。発表済みの3作から、どれかを選ぶとなると、デビュー作かなと思うけど、この2作目もかなり強力。日本発で人気に火を点けたい。

Dan Wilson / Free Life (07)
Dan Wilsonのソロ・デビュー作"Free Life"。Semisonicの中心人物として印象的な作品を残してくれていたものの、活動が伝わって来なくなり、次第に意識の中での存在感が薄れていた頃に、Dixie Chicksの作品に参加、共作を始めとして、準メンバーと言えそうなぐらいの活躍を見せ、グラミー賞を獲得したりもしました。そして、彼の作品の登場を待つばかりの状況でリリースされたのが、本作。事情により、翌年になって聴く事になってしまいましたが、これは期待以上と言える出来で、バンド時代以上に魅力ある作品になっているんじゃないでしょうか。彼らしさは薄まる事なく、より歌に想いを込めたと思わせる楽曲が心地良く響きます。素晴らしい作品です。

Josh Rouse / Country Mouse City House (07)
00年代を代表するシンガー・ソングライターとして、コンスタントに良作を届けてくれているJosh Rouse。音楽メディアを含めた世間は話題を生み出したり追いかけるのに忙しそうですけど、あたふた動かずとも、こうして耳を傾けるべき音を発しているアーティストが今も昔もいると私は思う訳です。他の事を考えられなくなるような名盤ではなく、音に寄り添うと、心を穏やかにしてくれて、自分をあるべき状態にいつの間にかしてくれるような、そんな作品。この距離感を保ちたい。

Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid* (06)
2作目が2008年にリリースされたJeremy Messersmithのデビュー作"The Alcatraz Kid"。2008年に加入したNapで、Alex Loweと共に最もよく聴いた作品。そんな訳で、どんな感じで制作されているのかとか、良く分からないのですが、手作り+宅録的な雰囲気の、懐かしさの中に今日的な試みが見え隠れした音で、私の耳にもジャスト・フィット。CD Babyで取り扱うぐらいの、最低限度の流通をすれば、ファンの裾野が広がるはずだし、何でそうしないのか、理解できませんよ。モッタイナ~イ!

Ryan Adams / Easy Tiger (07)
常にリリース・ラッシュとも言える状態で、全ての作品を追えている訳ではないけど、良い作品での素晴らしさは彼の天才性を実感せずにはいられない。とにかく充実していたという印象の"Cold Roses"には一歩譲るものの、これもかなり良いですね。聴き始めたからの期間も短く、聴き込めば、さらに耳に音がなじみそう。FRFでは色々とあったようだけど、単独で再来日して、生で歌うのを聴いてみたい&見てみたいもんです。

Alex Lowe / Step Forward All False Prophets* (06)
Alex Loweの"Step Forward All False Prophets"はオンライン限定でリリースの3作目。彼の作品を聴くのは、デビュー作に続いて。基本的には、シンプルなスタイルのフォーク・ロックで、無骨と言えそうなぐらいにストレートな作風。どこか漂う甘酸っぱい響きが何とも郷愁感のようなものを感じさせ、以前と変わらぬ魅力を放っていますね。そんな資質の持ち主だけに、今後の活動に心配が及ばざるを得ず、それだけに、この音の貴重さが増す・・・という悲しさ。

Maritime / Heresy And The Hotel Choir (07)
Maritimeの3作目"Heresy And The Hotel Choir"。2作目は停滞感とでも言えそうなものを感じさせましたが、メンバー・チェンジを経ての本作は軽快な曲が並び、吹っ切れたのかなと思わせる作品に仕上がっていますね。デビュー作が素晴らし過ぎたので、あれを超える物や同等のを期待してしまうと、この音を素直に楽しめなくなってしまいますからね。Daveyの姿が思い描けるという意味では、本作が最もバンドの姿を等身大で表現している作品かなと思う訳です。

初めの方で述べた通り、順位にそれほどの重要性がある訳でもありません。コメントの中のニュアンスを読み取ってもらえると、ありがたいかなと思っていますし、それはこの記事だけでなく、普段の記事についても、同様です。これまでの記事でも言及していたように、どこか音楽との距離感を測りかねている部分があり、コメントの歯切れも悪くなりがちかなと自分でも認識していたりするんですが。

昨年の夏から加入したNapですが、貴重な音源に接する事ができたりしたし、興味を引かれた作品を気軽に聴いてみたりできるなど、支払った金額分ぐらいの活用は十分できたかな。まあ、でも、これがあれば、CDを買わなくても良いや・・・ってな心境には程遠く、気に入った作品でCD化されている物に関しては、やはりCDとして手元に置いておきたいんですよねぇ。困ったもんですけど。自分なりの最適な使い方を見つけるまでは、もう少し時間が必要なのかも知れません。

次に、自分の中での評価が大きく上昇した盤について。それまでに聴いていたものの、真の魅力に気づけていなかった作品と言って良いでしょう。

01. Mark Knopfler / Shangri-La (04)
02. Jim Boggia / Fidelity Is The Enemy (01)
03. The Notting Hillbillies / Missing...Presumed Having A Good Time (90)
04. The Finn Brothers / Everyone Is Here (04)
05. The Chamber Strings / Month Of Sundays (01)

別に順位じゃなくて、印象に強く残っている作品から並べてみました。これまでに何度も書いているMark Knopflerは改めて書かなくても良いでしょう。激しくツボでした。Jim Boggiaは本作を含めて、3作全てが素晴らしく、要注目の存在です。他の3枚もそれぞれに魅力があり、これからも折に触れて聴く事になるはず。

長くなり過ぎたので、この辺にしておきましょうか。コメントできなかった盤についても、それぞれに良さがあり、楽しませてもらいました。今後の記事で触れる事になる作品もあるはずです。では、次回以降で2008年のリリース作品を。

日々の音盤 2009/01 [1]

2009/01/01 - 2009/01/05

Ryan Adams / Easy Tiger
Amazing Blondel / Evensong/Fantasia Lindum
Jim Boggia / Safe In Sound
Jim Boggia / Misadventures In Stereo
Jackson Browne / For Everyman
Kevin Carroll / Tourmaline
Gingersol / The Train Wreck Is Behind You
Jackie Greene / Giving Up The Ghost
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Piebald / All Ears, All Eyes, All The Time
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
Lucinda Williams / Little Honey

ベスト選びに明け暮れているうちに休暇も終わっちゃいました。ほぼ選考も終わり、コメントもある程度まで書き終えており、書き加えたり、見直したりしている段階。始める前までは混沌としていたように感じていたものの、形となってくるに連れて、自分でも全体像を掴めてきたような気がしています。感じていた事を実際に文章にしてみると、脳内で形をなしていなかった曖昧な意識が整理されるものなんですね。その辺りの微妙な心地良さが、下手なりにも文章を綴る楽しさなんでしょうし、blogを続けてこれた理由の一つかも知れませんね。

そんな訳で、ベストの記事は近日中にアップ予定です。長くなるので、4回に分けて。

この12枚のラインナップもベスト選びの際に聴いていた物がほとんどで、あまり聴けていなかったAmazing Blondelとか、改めて聴いてみると、やっぱり良いし、新鮮に響きますね。格調高さを感じさせつつも、どこか人懐っこいメロディが耳を心地良くくすぐります。70年代初めの作品をカップリングした盤ですが、私は全く古さを感じませんね。こんな音楽をやっているバンド、今でもあるのかなぁ?

日々の音盤 2008/12 [6]

2008/12/26 - 2008/12/31

The Band Of Heathens / S.T.
Doug Burr / The Sickle & The Sheaves*
Hayes Carll / Trouble In Mind
Justin Currie / What Is Love For
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Hotel Lights / Firecracker People
Gary Louris / Vagabonds
Roger Joseph Manning Jr. / Catnip Dynamite
Old 97's / Blame It On Gravity
R.E.M. / Accelerate
Bruce Springsteen / Magic
Denison Witmer / Carry The Weight

あけましておめでとうございます。今年もこれまで通りの感じでやっていく事になると思うので、よろしくお願いします。まあ、本当はもうちょっと内容を充実させたいんですけどね。

ベスト選びに苦心してのラインナップっていう感じですか。どうも自分の中でもまとめ切れない部分が多くて、確認作業のような感じで聴いているようで、こんなんで良いんかい、みたいな。そんなに良くないかなというイメージが残っていた作品も、改めて聴いてみると思いのほかに良かったり。その逆のようなのもあったり。難しいもんですね。その辺りも含めて、2008年の総括はベストの記事の際に触れてみたいと思っています(忘れていなければ)。

2009年、音楽の事ももちろん気になるけど、それと同じか、それ以上に世の中の動きも気になりますね。2008年以上に大きな動きのある年になるかも知れませんし。そんな中ですが、皆様にとって(私にとっても)、本年が素晴らしい年になるよう、心から願っております。