日々の音盤 2008/12 [5]

2008/12/21 - 2008/12/25

Doug Burr / The Sickle & The Sheaves*
Justin Townes Earle / The Good Life
Steve Earle / Washington Square Serenade
Ben Folds / Way To Normal
Popium / The Miniature Mile
Ron Sexsmith / Exit Strategy Of The Soul
Jules Mark Shear / More
Mindy Smith / My Holiday
Sufjan Stevens / Songs For Christmas
Tamas Wells / Two Years In April
The Thrills / Teenager
Dan Wilson / Free Life

この記事で何とか通常の状態まで追いつけた事になりましょうか。更新を怠っていましたからね。このblogもきれいな状態で年を越すようにしたかったので、それなりに一安心。まあ、1ヶ月後ぐらいには、また更新を滞らせていそうではありますが。

少し前のBuppyさんのコメントで知ったDoug Burrのアルバムを聴いてみました。作品の持つ雰囲気にまず気を引かれましたが、それを下支えする曲の良さがかなりのものがあるんじゃないかと。ヴォーカルがやや線が細いかなと一聴した時には感じたりもしたけど、全体の雰囲気ともマッチしているし、曲の持つ機微をうまく表現する上でも、これぐらいが良いかなと聴き進めているうちに思い直しました。他の作品も順を追って聴いてみます。

Sufjan Stevensの"Songs For Christmas"は5枚組のEPで、聴き応えたっぷり。2枚目ぐらいで眠ってしまうのではと危惧していましたが、聴く前に眠っちゃいましたよ、わっはっは? 何とか眠りから覚めて、聴いてみましたが、これが良い。クリスマス・シーズンだけに聴くのがもったいないと思わせるぐらいに心惹かれるものがありました。まあ、でも、来年の12月ぐらいまでは眠らせておくんですけどもね。

紅白な時間帯なんでしょうか、世間一般では。私は微妙に酔い加減で上記のDoug Burrを再聴していますよ。本当に良いっすね、これは。年末ぎりぎりなので、ベストの選出にどれぐらい反映できるか分からないけど、見失いかけていたアンテナのあるべき方向を示してくれているのかなと思わせてくれる部分もあります。

さて、2009年の初っ端の1枚は何にしましょうかね。2008年を迎える時には迷いはなかったんですけど、今年は特に思い浮かばないなぁ。無難にJackson Browneの"For Everyman"ぐらいにしときますか。まあ、Jackson Browneの新作を買ったまま聴いていないという放置プレイな状態ではある訳だけども。

日々の音盤 2008/12 [4]

2008/12/16 - 2008/12/20

Azure Ray / November
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Jim Boggia / Misadventures In Stereo
Jackie Greene / Giving Up The Ghost
The Hoosiers / The Trick To Life
Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid*
The Notting Hillbillies / Missing...Presumed Having A Good Time
Piebald / All Ears, All Eyes, All The Time
Mindy Smith / My Holiday
Lucinda Williams / Little Honey
Brian Wilson / That Lucky Old Sun
Dan Wilson / Free Life

Mindy Smithの3作目"My Holiday"は昨年のリリース作品で、タイトルから推測できる通り、クリスマス・シーズンに向けてのアルバム。new year's eveの事を歌った曲もあり、クリスマス・アルバムとしてしまうのは、ちょっと避けたいかなと。まあ、別にそこまで気にして聴いている訳ではないけども、念のため。彼女のファンなら気に入るであろう作品で、リラックスした気分で音に浸らせてもらいました。

買ったまま放置していたのを忘れてかけていたBrian Wilsonの新作"That Lucky Old Sun"。謝りつつ聴いてみましたが、う~ん、期待していたほどには良いとは思えないなぁ。まあ、もうちょっと聴いてみないとという感じですけども。

Dan Wilsonの"Free Life"の最後には、Dixie Chicksのアルバムにも収録されていた"Easy Silence"が収録されていますよね。Dixie Chicksのヴァージョンを聴いた時には特に感じなかったんだけど、Dan Wilsonのヴァージョンを聴いていると、Semisonicのアルバムに入っていてもおかしくないぐらいに、このアルバム中でも最もSemisonicの頃のメロディを思い起こさせるものがあるように感じます。シンガーとしての魅力を再認識させてくれる良盤ですね、このアルバム。曲も粒揃いだし。

済ませておきたかった用事もほぼ片付いたはずだし、明日はゆっくりと音楽を聴きながら過ごせそうです。

日々の音盤 2008/12 [3]

2008/12/11 - 2008/12/15

Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Jakob Dylan / Seeing Things
Ben Folds / Way To Normal
Hotel Lights / Firecracker People
Jack's Mannequin / The Glass Passenger
Keane / Perfect Symmetry
Jesse Malin / On Your Sleeve
Maritime / Heresy And The Hotel Choir
The Pearlfishers / Up With The Larks
Sloan / Parallel Play
Matthew Sweet / Sunshine Lies
The Waxwings / Let's Make Our Descent

昨日から休暇に入ったので、2008年のベスト・アルバムを選ぶべく、CDを聴き返しているけれど、どうも頭の中がごちゃついたままで、すんなりと選べそうもない。どの作品にも良さはある訳だけど、決め手となるほどの何かを強く感じさせるものは少なかったような気がしています。これまで通り、ベスト・アルバムに関する記事は年明けにアップの予定です。自分のものより、他の人がどんなのを選ぶのか、そっちの方が気になっていたりします。

まあ、部屋を見回すと散らかりまくりなので、ベスト・アルバム云々よりも、まずは自室の大掃除を明日中に片付けてしまわねば。その他の用事を明後日に済ませて、大晦日はのんびりと音楽を聴きながら過ごせれば良いかな。

有馬記念、馬券を買いに行けば良かった・・・ 馬連と3連複なら、きっと取れていたような気が・・・って、後の祭り過ぎますけどね。

日々の音盤 2008/12 [2]*

2008/12/01 - 2008/12/05

Ryan Adams / Easy Tiger
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Hayes Carll / Trouble In Mind
Steve Earle / Washington Square Serenade
Future Clouds & Radar / Peoria
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Gary Louris / Vagabonds
Alex Lowe / Step Forward All False Prophets*
Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid*
Mudcrutch / S.T.
Josh Rouse / Country Mouse City House
Mando Saenz / Bucket

ごめんなさい。前回のリストは12月6日から10日のものでした。今回のが12月1日から5日の分です。記事にするのが随分と遅れていたので、全く気付かず。とりあえず、記事内の日付だけ訂正して、前回と今回のタイトルには(*)を付して、番号はそのままという形で。いやぁ~、情けない・・・

Steve Earleの"Washington Square Serenade"は昨年のアルバム。2000年の"Transcendental Blues"はここで何度も触れているように、私の音楽人生の中でも最重要作品に入るもので、彼のその後の作品というのは、どうしてもそれと比較と言うか、念頭に置きつつ聴かない訳には行かず、どうももやもやしたものを感じていましたが(と言っても、2002年の"Jerusalem"は佳作だと思いますけど)、このアルバムは久々にすんなりと受け入れられるような作品でした。肩の力が取れて、発せられる音の穏やかさが増したというのが、まず感じた点。聴く側との距離が縮まったとでも言いましょうか。次作でどんな反動があるのか、怖くもあり、ちょっと楽しみでもあり。

Mando Saenzの"Bucket"は今年リリースされた2作目。デビュー作も良い作品でしたが、やや単調と言うか、曲ごとの表情がもっと前面に出てくるようになると、さらに良くなるだろうと感じていました。本作では曲調も豊かになり、プロダクション面でもコンテンポラリーな要素が増していて、全体的に聴きやすくなったという印象。良い曲を書くし、ヴォーカルもあの人を思わせて、なかなか良い感じ。これからも追いかけて行きたいです。もっと注目されて良い素質の持ち主かと。

んで、明日は12月24日ですか。しばらく前に入手しておいたSufjan Stevensの5枚組EP"Songs For Christmas"をアルコールで喉を潤しつつ聴こうかと考えております。まあ、疲れがたまっているので、2枚目ぐらいで眠ってしまいそうですけどね。未だに彼の名を「サフジャン」と読もうとしてしまうんですけど、おそらく一生治らないんでしょうね。

日々の音盤 2008/12 [1]*

2008/12/06 - 2008/12/10

Elvis Costello And The Imposters / Momofuku
Michael Fracasso / Red Dog Blues*
Jackie Greene / American Myth
Sierra Hull / Secrets*
Freedy Johnston / My Favorite Waste Of Time
Mark Knopfler / Shangri-La
Mando Diao / Never Seen The Light Of Day
Matt Nathanson / Some Mad Hope
The Red Button / She's About To Cross My Mind
The Rocket Summer / Calendar Days
Ron Sexsmith / Time Being
Travis / Ode To J. Smith

2008年も残り10日ほどで、今年もあっという間に過ぎてしまったなぁ~というのが正直なところ。今年の前半まではほとんどCDを買う事もなく、手持ちのCDを聴いていたものの、それでも聴けていないままのがあるし、CDをまた買い始めた後半以降は推して測るべしな状況で、それに加えて、Napも始めたしで、自分でも良く分からない状況になっていますよ。

総じての感想としては、どこか音楽と自分の距離感を感じてしまったと言うか、心の底から楽しめるような音楽と以前ほど出合えなくなっているなぁ・・・と。実はかなり深刻な状況だったりして。まあ、数年前から徐々に感じてはいましたが。きっと良い作品はリリースされているんだけど、自分の感度が鈍っているのか、アンテナが今の自分に対応した方向に向いていないんでしょう。

まあ、そんな感じだった2008年、最もよく聴いたと思われるのが、Mark Knopflerの"Shangri-La"。これは本当に心に沁み渡るような作品で、依然として聴く度に感じ入ってしまいます。他のソロ作品に手を伸ばす余裕が今年はなかったので、来年以降、じわじわと揃えていきたいとこです。少し前に書いたように、Emmylou Harrisとの共演盤はその中でも期待値が極大に達していて、期待に応えてくれるような内容だと嬉しいんですけどねぇ。

Mando Diaoの昨年リリースのアルバム、Travisの新作、共に新味に溢れていて、戸惑いもありつつ、うん、これはこれで良さそうかなという感じ。まあ、過渡期的な作品だとは思いますが。あるいは、そう思いたいのですが。

CD Babyをたまに漂流していて、注目したい新作をいくつか見つけていたりするのだけど、特大のがあったので、ここで書いておきましょう。まあ、これを特大と感じる人は多くないんでしょうけど。Chris Laterzoの4作目となる新作がリリース済みのようです。お値段も$10と安いし、円高だし、近いうちに買っときますか。過去の3作はいずれも素晴らしい内容ですが、初めて聴くなら、ちょっと不気味なジャケの2作目"WaterKing"がバランス的にも最も良いのでは。

日々の音盤 2008/11 [6]

2008/11/26 - 2008/11/30

Azure Ray / November
Blue Mountain / Midnight In Mississippi
Fleet Foxes / Sun Giant
Future Clouds & Radar / Peoria
Cliff Hillis / Better Living Through Compression
Hotel Lights / Firecracker People
Jack's Mannequin / The Glass Passenger
Jeff Murphy / Cantilever
Parallax Project / Perpetual Limbo
The Stands / Horse Fabulous
The Waxwings / Let's Make Our Descent
Denison Witmer / Carry The Weight

12枚、全てが初聴き・・・だったはず。ちょっと無茶した聴き方のせいか、この時点では、頭の中がごちゃ混ぜになっていたような気がするけど、その後も聴き進めている盤もあり、それなりに自分の中では整理されてきたような。現時点で、この中で最も気に入っているのが、Blue Mountainの再結成盤の"Midnight In Mississippi"。

Blue MountainはCary HudsonとLaurie Stirrattを中心としたバンドで、90年代から00年代にかけて、質の高いルーツ・ロック系の作品を届けてくれていました。WilcoのJohn StirrattとLaurieは双子の姉弟で(ルックス的に、Johnを弟とせずにはいられない)、共に活動していた時期もあるという経緯もあって、以前の作品でも繋がりが維持されていましたが、今作でも共作曲があり、それは引き継がれているようです。

音の方ですが、ルーツ風味がやや薄れて、一般的な意味では聴きやすさが増したと言えそう。ツボを心得たメロディは健在、あるいはそれ以上という感じで、それなりの即効性がありつつも、聴く度に良さが増してきて、長く聴き続けられそうな良盤に仕上がっていますね。期待以上の出来です。タイトル曲は今年最も熱い気分にさせてくれたロック・チューンかも。過去の作品は持っていない物も多いので、同時期に出たコンピ盤も入手しておくとしますか。

日々の音盤 2008/11 [5]

2008/11/21 - 2008/11/25

Jason Falkner / Can You Still Feel?
Michael Fracasso / When I Lived In The Wild
Keane / Perfect Symmetry
Linus Of Hollywood / Let Yourself Be Happy
Jesse Malin / On Your Sleeve
The Thrills / Teenager
Kyle Vincent / S.T.
Kyle Vincent / Wow & Flutter
Kyle Vincent / Solitary Road
Kyle Vincent / Don't You Know
Kyle Vincent / Gathering Dust (Rare & Unreleased, Vol. 2)
Dan Wilson / Free Life

何日前に聴いていたCDに関する記事なのかっていう感じですけども。Kyle Vincentのライヴに向けて、予習あるいは復習というラインナップだったようです。んで、風邪は治りつつありますね。前回ほどではなかったけど、昔に比べると治りにくくなっているのを実感せずにはいられませんね。

Jesse Malinの"On Your Sleeve"はカヴァー曲集で、おなじみの曲からマイナーと思われるもの(あるいは、私が知らないだけ?)まで、良い感じの曲が並んでいますね。あまり意外性はなく、ややまとまり過ぎと思えなくもないけど、彼のヴォーカルに乗って響く曲はやはり魅力あるものに仕上がっていて、しっかりと楽しませてくれる作品になっていますね。これに続いて、早くもライヴ盤がリリースされているようで、そちらも早めに聴いてみないと。

Keaneの"Perfect Symmetry"は今年リリースの3作目。ジャケの雰囲気からして、期待薄なんですけど、まあ、恐れていたほど悪くなかったかも知れないものの、特に聴きたいと思わせる音でもなく。デビュー作は個性溢れるという作品ではなかったものの、その突き抜けたポップなメロディこそが個性と感じさせる強度があったんですけど、自らのスタイルを模索していく段階で、曲そのものに魅力を感じさせなくなってきてしまったのかなという印象。何だか、Phantom Planetと姿がダブるような気もしますが・・・

日々の音盤 2008/11 [4]

2008/11/16 - 2008/11/20

The Apples In Stereo / New Magnetic Wonder*
Jim Boggia / Misadventures In Stereo
Justin Currie / What Is Love For
Ben Folds / Way To Normal
Emmylou Harris / All I Intended To Be
Gary Louris / Vagabonds
Alex Lowe / Step Forward All False Prophets*
Jeremy Messersmith / The Alcatraz Kid*
Willie Nile / Streets Of New York
Willie Nile / Live From The Streets Of New York
Jody Porter / Close To The Sun*
Lucinda Williams / Little Honey

風邪を引いてしまったようで、しんどくなってきました。9月の時のように悪化してしまう前に何とか治したいとこです。

昨日、神戸市立博物館へコロー(フランスの画家。詳細は検索するなり、何なりと)の作品の展示を見に行って来ました。今年の初めに倉敷の大原美術館に行った際に最も惹かれたのがコローの絵で、それ以来、気になる存在だったのですが、運良く今回のような大規模な展示があり、嬉しく思っています。神戸での展示は9月の中旬からやっていて、10月ぐらいから行こう行こうと思いつつ、忙しかったり、疲れがたまっていたりで、延び延びになっていたんです。

体調もあまり良くない中でしたけど、行った甲斐が大いにありましたよ。到着した時刻がちょっと遅く、会場も思ったよりも人出が多くて、自分のペースでは見られなかったけど、素晴らしい作品がたくさんあって、彼の存在に気づけて良かったなぁ・・・と。開催が終わりに近付いている事もあり、グッズに売り切れ商品が出ていたのが、ちょっと残念で、欲しいと思った物のいくつかは入手できませんでした。まあ、しゃ~ないですね。開催は12月7日までなので、時間と興味のある方は行ってみては。

ちなみに、私が特に気に入ったのは、『ヴィル=ダヴレー、池の堰』と『ヴィル=ダヴレーの池』。どちらかを選べと言われると、朝まで悩んで、別の作品を挙げて、うやむやにしてしまいそう。水辺の風景を描いたものなんですけど、水面が実物や写真以上に現実感を感じさせるようで、陳腐な表現になってしまったけど、そんな感じで絵に強く引き込まれてしまいました。他の作品でも水面に目を奪われ、自分が水面フェチだったと初めて知りましたよ? 帰りの電車内で気付いたんですけど、この2作品って、制作時期が35~40年も隔たりがあって、んえ~~~、まじっすかぁ~と思わず声を上げそうになりましたよ。とにかく、大満足でした。

Willie Nileの"Streets Of New York"は2006年リリースの名盤で、このblogでも熱いレヴューを書かせてもらいました。その収録曲をメインにしたライヴ盤がリリースされています。確か、DVD盤も出ていたはずだけど、私のはCDです。"Streets Of New York"自体がライヴの雰囲気を内包していたし、曲順にしても、実にうまい配置をされていたように思うので、アルバムの収録順に近い形で繰り広げられるライヴ音源に耳を傾けていても、高揚感と同時に安心して聴ける部分もあるように感じました。まあ、思い描いていた音に近かったという事ですね。"Streets Of New York"の素晴らしさ、それを改めて強く印象づけられました。