日々の音盤 2008/09 [1]

2008/09/01 - 2008/09/05

The Band Of Heathens / S.T.
Hayes Carll / Trouble In Mind
Jason Falkner / Can You Still Feel?
Roddy Frame / The North Star
Jackie Greene / American Myth
Sierra Hull / Secrets*
David Mead / Wherever You Are
Phantom Planet / S.T.
Piebald / We Are The Only Friends We Have
The Red Button / She's About To Cross My Mind
Matthew Sweet / Blue Sky On Mars
Seth Swirsky / Instant Pleasure

The Band Of Heathensのセルフ・タイトルの作品は、彼らにとっては3作目にして初のスタジオ録音作品。プロデューサーはRay Wylie Hubbardです。彼らはTexas州Austinのバンドで、一部で熱烈に支持されているのは知っていましたが、実際に聴くのはこれが初めて。

音の方はこれぞアメリカーナという感じで、とにかく懐の深くて濃密な作風になっていますね。様々な要素が境目なく溶け込み、豊かな音像となって耳に響いてきますよ。個々の曲の良さについては、もっとじっくり聴き込んでから感じられるようになるんだろうけど、作品全体から発散される空気感は何とも言えない素晴らしさ。前2作のライヴ盤も必聴のようですね、これは。

Hayes Carllの"Trouble In Mind"は今年リリースの3作目。メジャー・デビュー作で、レーベルはLost Highway。プロデューサーはBrad Jonesですね。名前は知っていたけど、なかなか手が回らず、こちらも本作で初めて作品に接しました。

これもアメリカーナ作品なんですけど、The Band Of Heathensに比べると、ポップな要素もそれなりに感じられ、私としては、Hayes Carllの方に惹かれてしまう訳です。曲も良く書けているし、バックのミュージシャンも充実した演奏を披露しているし、それを手際良く配したBrad Jonesの仕事もさすがと思わせるし・・・といった中、一番のポイントは彼のヴォーカルでしょうか。アメリカーナ界隈には強烈な個性を持った声の持ち主もいて、それらの人ほどの際立ったものではないけれど、曲全体とのバランスを考えると、これぐらいが程良いところなんじゃないかなあ。いきなり満腹にならず、腹八分目で長く引き込まれ続けるような・・・って、ニュアンスは伝わっているでしょうか? ルーツ系への入口から先へ進む作品として、良さそうな気がしますね。

以前に、こちらで軽く触れていたThe Red Button。遅ればせながら聴いております。ネットでちらほらと称賛の声を目にしますが、それも納得の良質なポップ・ミュージック作品になっていますね。収録時間も32分半とコンパクトにまとめてあり、繰り返し聴こうかなと思わせますよ。ポップなものが好きな人なら、聴いてみる価値はあるんじゃないでしょうか。