日々の音盤 2008/05 [5]

2008/05/21 - 2008/05/25

The Byrds / Sweetheart Of The Rodeo
Kathleen Edwards / Failer
Steve Forbert / Jackrabbit Slim
Roddy Frame / The North Star
Richard X. Heyman / Basic Glee
Willie Nile / Streets Of New York
Redd Kross / Third Eye
Josh Rouse / Subtítulo
Jules Shear / Dreams Don't Count
Simon & Garfunkel / Bookends
Sloan / Action Pact
Squirrel Nut Zippers / Hot

Steve Forbertの"Jackrabbit Slim"は1979年リリースの2作目。デビューは1978年の"Alive On Arrival"。Willie Nileなどと同じく、新たなBob Dylan的な存在を求める音楽界の注目を集めてデビューし、セールス的にもまずまずの成功を収めたようです。

実際に聴いてみると、どんな意図でそういう比較がされていたのか、ちょっと理解しかねるのが正直なところ。歌詞とか、そういった部分が大きいのでしょうか。シングル・ヒットした"Romeo's Tune"を始めとして、小気味良い面が見られ、親しみやすい音に仕上がっているように思う。ポップさも顔を覗かせるフォーク・ロックという感じかな。

そのRomeo's Tune"やベスト盤に収録の"Song For Katrina"(オリジナルは未CD化と思われる3作目"Little Stevie Orbit"に収録)では、ピアノがとても効果的に用いられていて、思わず一緒にリズムを刻みたくなってしまいます。ヴォーカルはそんなに特色がないとも言えそうだけど、曲の魅力をしっかり伝えるには十分で、好きなタイプの声です。

リリース間隔が開いていた時期もあったようですが、近年はコンスタントに作品をリリースしており、今後もチェックしていきたいとこです。

リストの中のWillie NileをWillie Nelsonとか書いていたのを直前になって気付いた。ぼ~っとしていると、こんなミスをしてしまいますね・・・

日々の音盤 2008/05 [4]

2008/05/16 - 2008/05/20

Jackson Browne / The Naked Ride Home
Michael Fracasso / World In A Drop Of Water
Grateful Dead / Blues For Allah
Mark Knopfler / Shangri-La
Mojave 3 / Excuses For Travellers
Mando Saenz / Watertown
Ron Sexsmith / S.T.
Sherwood / Sing, But Keep Going
Tortoise / TNT
Trashcan Sinatras / Weightlifting
Rufus Wainwright / Release The Stars
スピッツ / フェイクファー

Michael FracassoはTexas州Austinで活動を続けるシンガー・ソングライターで、"World In A Drop Of Water"は1998年リリースの3作目です。私が持っているのは本作と2001年に出たライヴ盤だけで、そんなに詳しい訳でもないです。過去には来日を果たしており、日本にも少ないながらも熱心なファンがいるはずです。

本作はCharlie Sextonによるプロデュースで(ライヴ盤でも共演&プロデュースを担当)、それほどルーツ色は濃くもなく、アコースティックな響きを大切にしたロックという感じで、広く受け入れられそうな作風なんじゃないでしょうか。曲も良いのですが、彼の声も大きなポイントで、少しハイ・トーンなんだけど、芯の強さを感じさせて、作品をより印象的なものにしていますね。4曲目の"Started On The Wrong Foot"は日本のフォーク(『翼をください』とか『あの素晴らしい愛をもう一度』とか?)を想起させるような雰囲気もあり(人によって感じ方は違いそうな気もしてしまうけど)、キャッチィな魅力に溢れた名曲だと思う。

Mando Saenzの"Watertown"は2004年リリースのデビュー作。AMGによると、彼はMexico生まれで、USのTexas州育ちとの事。そのAMGでは、Ron SexsmithやRufus Wainwright辺りの名前を出している通り、適度にウエットな質感を持ったシンガー・ソングライターという印象ですね。声や歌い方も通じる部分があり、その2人を好きな人であれば、すんなりと入って行けそう。全体のトーンは少し暗めあるいは重めで、そういう点では一般受けするよりも、固定ファンをきっちりと得そうなタイプでしょうか。しっかりとした才能を感じるし、今後が楽しみな存在という事で、今年の2月頃に2作目が出ていたようです。そちらも気になります。

日々の音盤 2008/05 [3]

2008/05/11 - 2008/05/15

Howie Beck / S.T.
Blue Rodeo / Nowhere To Here
Jackson Browne / The Naked Ride Home
The Days / The Mystery Of The Watched Pot
Jackie DeShannon / You Know Me
The Finn Brothers / Everyone Is Here
Mason Jennings / Century Spring
Amos Lee / S.T.
Nick Lowe / Dig My Mood
Josh Ritter / The Animal Years
Starlight Mints / The Dream That Stuff Was Made Of
Travis / The Boy With No Name

Jackson Browneの"The Naked Ride Home"は2002年リリースのアルバム。スタジオ盤としては、現時点での最新作ですね。1973年の"For Everyman"は人生の10枚を選ぶとしたら、きっと選に入るであろう作品で、それぐらいに重要な存在なんだけど、1980年の"Hold Out"以降の作品はどこか距離感を感じたり、好きになれない部分もあったりして、熱心に聴いていないのが現状。

そんな感じで後回しにしていました。実際に聴いてみると、70年代の頃の雰囲気へ回帰しようとしているように感じられる部分が、冒頭のタイトル曲を始めとして、随所であり、印象は悪くない。と言うか、良い感じです。70年代の作品のように内側から湧き上がってくるような感覚をここに求めようとするのは、やっぱり無茶なんだろうし、この作品単体として見れば、好きなアルバムになりそうな予感はあります。この後、アコースティック・ライヴ盤のリリースへ至ったのも、ちょっと頷けますね。

Nick Loweの"Dig My Mood"は1998年リリースのアルバム。かなりの長いキャリアを誇るベテランさんで、近年もゆっくりとしたペースながら活動を続けているのが伝わって来ています。でも、近作は聴いていなかった。そういう訳で、謝りつつ聴いてみましたが、評判通りの枯れ具合で、軽く目眩が。でも、3回目ぐらいになると、何だか良く響いてきましたね。

まあ、どちらのアルバムも数回聴いた程度では、大した事も書けないですね。聴き込んで印象が変われば、またコメントします。

日々の音盤 2008/05 [2]

2008/05/06 - 2008/05/10

Alex Cuba Band / Humo De Tabaco
David Bromberg / The Player: A Retrospective
Peter Bruntnell / Normal For Bridgwater
Roger Clyne And The Peacemakers / Sonoran Hope And Madness
Adam Daniel / Blue Pop
The Go-Betweens / Oceans Apart
John Lennon / Acoustic
Carey Ott / Lucid Dream
Gram Parsons / GP/Grievous Angel
Rank And File / S.T.
Josh Rouse / 1972
Mindy Smith / Long Island Shores

Alex Cuba BandはAlexis Puentesを中心としたバンド。Alex Cubaは彼の愛称あるいは芸名のような感じでしょうか。その名の通り、Cuba生まれで、結婚を機にCanadaに移住したようです。このバンドが私のアンテナに引っかかったのは、Ron Sexsmithがゲスト・ヴォーカルで参加していたから。本作はMartin Terefe(Ronの2作品をプロデュース)とAlexis Puentesの共同プロデュースなので、その繋がりなのかな。

音の方はカリブ風の雰囲気も感じられるけど、そんなに色濃くもなく、自然な響きで耳に飛び込んできます。想像していたよりもデリケートな質感で、US盤のジャケが醸し出す雰囲気とマッチしていて、これは思わぬ拾い物という感じで、なかなかに良いですね。歌詞はスペイン語のようで、さっぱり分かりませんが、それも却って新鮮に感じられる。ちなみに、Ronが参加した"Lo Mismo Que Yo (If Only)"はUKでヒットしたらしいです。

日々の音盤 2008/05 [1]

2008/05/01 - 2008/05/05

Graham Colton Band / Drive
John Eddie / Who The Hell Is John Eddie?
Bob Egan / S.T.
The Frank And Walters / Trains, Boats And Trains
Al Green / More Greatest Hits
The Honeydogs / S.T.
McGuinness Flint / S.T.
A.C. Newman / The Slow Wonder
Radish / Restraining Bolt
Silver Sun / S.T.
St. Thomas / Mysterious Walks
Kevin Tihista's Red Terror / Don't Breathe A Word

その後のPCは順調に動いてくれており、このままの状態を何とかキープしてくれそう。

RadishはBen Kwellerが在籍していたバンドで、1997年4月にリリースの"Restraining Bolt"が唯一のアルバム。Ben Kwellerは1981年6月生まれなので、リリース時には15歳だった事になりますね。共作の1曲を含め、彼が全曲を書いており、早熟なとこを見せています。でも、時代が時代なせいもあり、グランジの影響を直に受けたギター・サウンドがメインの曲が多く、曲そのものに耳が行かない感じ。まあ、数度しか聴いていないので、あれですけど。ヴォーカルもソロに比べると、力が入っていて、若さを感じさせます。これを聴いただけだと、その後のソロ・デビュー作での偉大な飛躍は予想できなかったでしょうね。

Silver Sunのデビュー作も初聴き。パワー・ポップ周辺では定番アイテムなんだろうけど、色々と抜け落ちたまま聴かずに過ごしてしまっているもんです。音の方は想像していたイメージにかなり近く、陽性の鼓動を放出しまくりで、ちょっと眩しい。リアル・タイムで接していれば、もっと好きになったんじゃないかと思うけど、今の自分には音が元気過ぎかなぁ。夏が近付いた頃に、聴き返してみます。

そんな私に良い感じで響くのが、McGuinness Flintのデビュー作。1970年のリリース。入手して以来、結構コンスタントに聴いていて、聴き重ねるごとに良さが増しています。他のバンドで脇を固めていたTom McGuinnessとHughie Flintが、ソングライター・コンビで後にデュオとしてもデビューするBenny GallagherとGraham Lyle、ヴォーカリストのDennis Coulsonを迎えて結成したバンド。

プロデューサーはGlyn Johns。彼に関しては、Eaglesの作品での仕事が個人的に印象に残っているんだけど、調べてみると、英国のバンドやアーティストも数多く手掛けているんですね。でも、英国っぽい音を志向しているのではなく、アメリカ寄りの音作りの作品が多そうな感じ。このアルバムもそういった雰囲気で、英国的なデリケートさが全体に薫りつつも、アメリカへの憧憬が感じられますね。Gallagher & Lyleが良い曲を書いています。お試しを。

日々の音盤 2008/04 [6]

2008/04/25 - 2008/04/30

Chas & Dave / Mustn't Grumble + Job Lot
The Cicadas / S.T.
Golden Smog / Another Fine Day
Gorky's Zygotic Mynci / Barafundle
Guided By Voices / Bee Thousand
Mark Knopfler / Shangri-La
Alexi Murdoch / Four Songs
Our Lady Peace / Gravity
The Raconteurs / Broken Boy Soldiers
Phil Seymour / S.T.
Denison Witmer / Of Joy & Sorrow
Neil Young / S.T.

The CicadasはRodney Crowellを中心としたバンドで、1997年にリリースのセルフ・タイトルのアルバムが唯一の作品。サイド・プロジェクトという感じでしょうか。Rodney Crowellのペンによる曲(共作が多し)を中心に、カヴァー曲も取り上げていますね。Rodney Crowellと言えば、カントリー・ミュージック系かなというイメージがなくもないように思うけど、このアルバムは特にルーツ色が濃くもなく、抑制の効いた、大人のロック作品という感じでしょうか。安心して聴けますよ。Benmont Tenchなどがゲスト参加。

Denison Witmerの"Of Joy And Sorrow"は2001年リリースの2作目。彼との出会いとなった2005年リリースの超名盤"Are You A Dreamer?"に至る過程を徐々に追いかけて聴いています。まだ数回聴いただけなので、掴めていない部分も多そうですが、彼らしさを感じさせつつも、未成熟と思える部分があったりして、やはり興味深い。完成度の高い作品は今後の活動で届けてくれれば良い訳で、昔の作品には素の部分をより多く求めたいなと。

Neil Youngのソロ・デビュー作も初聴きです。CDの所有枚数で言えば、Elvis Costelloの次ぐらいに多いのが彼のはずですが、このアルバムは入手が遅れていました。この後の作品は傑作続きなので、それに比べると地味という感じもあるけど、地味かどうかで語るような人でもないでしょうし、彼らしさはデビュー作時点で確立されていたという気もしました。彼らしさが何なのかは、実は分かっていなかったりするんですけどね。理解を超えた魅力とでも言いましょうか。音楽の道に進んでくれた事、彼に感謝したいですね。

昨夜は、PCがクラッシュしてしまい、冷や汗をかきました。その後になって、何とか元の状態に戻ってくれたようなんだけど、最悪のケースもあり得るんではと覚悟しました。

ディスプレイの明るさの調整が効かなくなっていたので、再起動したところ、再起動せずにフリーズ状態になり、強制終了。その後、起動を試みるもダメで、セーフ・モードでも立ち上がらず、Windowsが起動しない際のバックアップ用のツールも動いてくれなくて、部屋の空気がドヨ~ンと重くなってしまいましたよ。しょうがないので、先代のPCが故障した際にお世話になったKnoppixでデータだけでも拾おうとしたけど、これも起動せず。

諦めかけていたけど、数分後にもう一度試してみると、Knoppixが起動してくれて、とりあえず重要なデータを救出。Knoppixを終了して、Windowsが起動するか試してみると、嬉しい事にちゃんと動いてくれて、一安心。何が原因だったのかは分からないけど、フリーズ状態の時に『ピー』という電子音がなっていたので、何らかの負荷がかかって(高温になり過ぎとか?)、それで通常の起動をしてくれなかったのかなぁ。

まあ、実害も特になかったので良かったけど、PCの故障は本当に心臓に悪いので、PCやOSのメーカーには、高性能さよりも動作の安定したPC作りを重視するようにして欲しいなと心から思います。それと、今回もお世話になったKnoppixには本当に感謝です。どういうものか知っている人も多いだろうけど、知らない人も、もしもの時のためにKnoppixをCD-Rとかに焼いて用意しておくと良いんじゃないでしょうか。