今日の音盤 2006/11/28

画像今日の音盤。

Dixie Chicks / Taking The Long Way (2006)

Martie Maguire、Emily Robison、Natalie Mainesのトリオによる5作目(ライヴ盤も含む)。メンバーがこの3人になる前にインディ・レーベルからリリースされたアルバムがこの他に3枚あるようです。1998年のメジャー・デビューまでの流れを簡単に書くと、MartieとEmilyを中心に活動してきて、よりコンテンポラリーなスタイルを志向する形で若いNatalie Mainesをメイン・ヴォーカリストとして迎えたっていう感じのようですね。

そのメジャー・デビュー以降は日本では想像もつかないぐらいの成功を本国では収めているんですよね。ジャンルとしては、コンテンポラリー・カントリーやカントリー・ポップと紹介される事が多いようですが、日本人の私としては実際に聴いてみるまでは実態のつかみにくいものでした。以前までのイメージとしては、彼女たちよりも前にスターの座に就いていたShania Twain辺りに近いのかなって思っていたんです。しかし、このShania Twainは中古で見かける事も多く、聴いてみたところ、夫によるダメなプロデュースを施された作品で、この周辺は別に聴かんでもえ~わ・・・との認識に至ってしまった訳です。

そんな風に思っていたら、新作はRick Rubinのプロデュースで、Gary Lourisを始めとしてゲスト・ミュージシャンが気を引く面々だし、そう言えば、ブッシュ批判もしてたし、これは聴いてみるかと思った次第。んで、聴いてみたら、とんでもなかったです。曲良し、歌良し、演奏良しで、非の打ち所なし。慌てて、ほとんど聴いてなかった手持ちのライヴ盤を引っ張り出しました。

さて、この"Taking The Long Way"なんですが、あまりカントリー度数は高くないですよね。これ以前のオリジナル・アルバムは未聴なんですが、レヴューなどによると、これよりはカントリー寄りのようです。それらを聴いた上でレヴューしようと思っていたんだけど、年内中はそこまで手が回らなさそうで、今年中にレヴューしておきたいとの思いの方を優先させる事にしました。何と言っても、今年屈指の名盤だし。ゲスト・ミュージシャンの顔ぶれから想像できる通り、広い意味でのポップ・ミュージックとして、カントリー云々は良い意味で気にせずに聴ける作品ですよ。

ゲスト陣の主な顔ぶれを記しておきましょうか。曲作りのみで参加も含めると・・・Dan Wilson(Semisonic)、Gary Louris(ex-The Jayhawks)、Mike Campbell、Benmont Tench(共にTom Petty & The Heartbreakers)、Marvin Etzioni(ex-Lone Justice)、John Mayer、Jonny Polonsky、Bonnie Raitt、Keb' Mo'、Sheryl Crow、Neil Finn、Pete Yornなどなど。それと、Jim Scottも関わっていますね。う~ん、豪華。Dan WilsonとGary Lourisは共作曲がそれぞれ6曲(1・2・3・6・10・13曲目)及び4曲(4・5・11・12曲目)と多いし、演奏面でもかなり貢献しているっぽく、準メンバーと言えそうなぐらい。

ボーナス・トラック扱いの1曲を含めて、全15曲で約71分。曲数を絞って50分ぐらいに収めれば、さらに求心力が高まった作品になったんじゃないかと思えるけど、15曲のどれを外すのかとなると、これまた悩むところ。1曲目"The Long Way Around"は歌詞がアルバムのタイトルになっていると思われる曲で、程好い軽快さに伸びやかなメロディ&歌が乗っかり、とても良い感じ。どこか哀愁を感じさせるギターの音色はGary Lourisによるものではと推測。自らのスタンスを明確に示している歌詞も印象的。2曲目"Easy Silence"は一転してスロウな曲。内に秘めた熱い部分を静かに語っているような曲ですね。テーマとしては前後の曲と通じる部分が多いのかな。3曲目"Not Ready To Make Nice"はブッシュ批判に付随する一連の騒動に対するステートメントとも言えそうな歌詞ですね。それがしっかりと響くのは曲の良さがあってこそ。これが第1弾シングルだったようです。Semisonicでの目立った活動のないDan Wilsonですが、メッセージ性の高い曲での共作が多く、今後の展開がどうなるのか注目ですね(MCAを離れたのか、所属レーベルはAmerican Recordingsになっています)。

4曲目"Everybody Knows"は甘酸っぱいメロディが心をくすぐります。名曲。5曲目"Bitter End"はホロリと泣けるような曲ですね。ライヴで聴きたいなぁ。以上の2曲はGary Lourisとの共作ですが、やはりどことなく面影が感じられて、The Jayhawksファンとしては嬉しいような、少し悲しいような。6曲目"Lullaby"はタイトルから想像できるように、静かに囁くように歌われる曲。他の曲では力強いNatalieのヴォーカルもここでは優しく穏やかに響きます。

7曲目"Lubbock Or Leave It"は鮮烈な曲で、初めて聴いた時は電撃が走るぐらいのショックを受けましたよ。曲の中盤でのバンジョー・ソロが強烈で、やたらとかっこいい。バンジョー・ロールと呼ばれる高速プレイではなく、一音一音が心と体を直撃するような感じでしょうか。とにかく、聴くべし。LubbockはヴォーカリストのNatalie Mainesの生まれた町で(Buddy Hollyもここ出身。歌詞にも本人の名前や、"rave on"や"that'll be the day"などのBuddy絡みと思われるフレーズが織り込まれてます)、ブッシュ批判以降の保守層へのアンチテーゼと取れるような曲だと思うんですが、抽象的な表現もあって、本当のところはちょっと分かりません。ライヴで聴いて、気絶したい!

8曲目"Silent House"は他の曲とちょっと違うテーストがあるような。9曲目"Favorite Year"はミディアム・スロウのゆったりとした曲で、何とも心落ち着くような感じですねぇ。途中のギターはGaryかな。良い。10曲目"Voice Inside My Head"はNatalieの力強いヴォーカルがやけに印象的で、切ないメロディと歌詞が堪りませんなぁ。6分近い長さだけど、最後までしっかりと聴かせてくれますよ。名曲でしょ。11曲目"I Like It"はちょっとルースな曲調で、こういう曲があると、アルバムの風通しが良くなるように感じられるんですよね。

12曲目"Baby Hold On"はGaryに加えてPete Yornも曲作りに参加しているんですが、2人の色合いは薄めかな。スケールの大きなバラードです。13曲目"So Hard"はバンドの近年の苦闘を率直に反映した歌詞なのかな。14曲目"I Hope"はコーラス部分とかがR&Bっぽくて、ちょっと異色な感じですが、これが意外と良いんですよね。本編の最後を締めくくるべく、歌詞は未来を見つめたものになっていますね。ボーナス・トラックの15曲目"Thin Line"はちょっとラフでカントリー寄りながらも、モダンな肌触りも。濃密なアルバムもこれにて終了です。

すごいアルバムですわ、とにかく。ブックレットの見開きページのNatalie Mainesの眼光が全てを物語っているような気にもなります。Dixie Chicksのこれまでの歩みはUSのWikipediaにて色々と知る事ができます(当然ながら、英語ですが)。YouTubeでも映像+音源をチェックできるし、未聴の人にも是非とも彼女達の音に触れてみて欲しいですね。ここ数年のバンドに対して起こった出来事が如実に反映された歌詞など、ヘヴィな部分もあり、その辺りは意見や好みも分かれる所かも知れませんが、これだけの密度のアルバムには滅多に出会えないと思うんですよね。今年のマイ・ベスト候補の1枚。これを聴かずに年を越さないよう、お願いしておきます。

日々の音盤 2006/11 ⑤

2006/11/21 - 2006/11/25

Tim Easton / Ammunition
Nick Heyward / Tangled
Jets To Brazil / Perfecting Loneliness
Mercury Rev / All Is Dream
Tift Merritt / Bramble Rose
Matt Nathanson / Beneath These Fireworks
Glen Phillips / Mr Lemons
Sam Roberts / We Were Born In A Flame
Shack / Waterpistol
Something Happens / Stick Together With God's Glue
Splitsville / Incorporated
Toad The Wet Sprocket / Coil

地味なラインナップですね・・・って、いつもこんなもんか。Sam RobertsはCanadaのミュージシャンで、上記のアルバムは本国のみでリリースされたミニ・アルバムに続く1stフル・アルバムです。購入の理由はRon Sexsmithが2003年の年間ベスト5(だったはず)に選んでいて、ジャケも良い雰囲気だったから。でも、買った当初は波長が合わなかったのか、放置。久々に取り出してみたら、何だか良いじゃ~ないですか。シンガー・ソングライター的な感じはそんなになくて、ブックレットにバンド・メンバーと思われる面々と一緒に写っているのから見ても、ロック・アーティストっていう感じかな。もうちょっと聴き込んでみます。これに続く新作は今年リリース済み。ちなみに、本国では主要な音楽賞であるJuno賞において、2004年に主要3部門で受賞するほどの評価を得ているようです。

今日のJCはドキドキのレースでしたが、ディープインパクトが圧倒的人気に応えて、見事に快勝。凱旋門賞以降のもやもやを晴らしてくれましたね。ハーツクライの予想外の着順は残念でしたが。おそらく両馬とも残り1戦で現役引退のはずで、暮れの有馬記念ではまた違った意味で盛り上がりそう。特にディープインパクトの場合、もうこれほどの強さの馬は誕生しないんじゃないかと思えるだけに、最後の走りには注目が集まるでしょうね。

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Billy Joel / A Matter Of Trust 《2006/12/26-リンク削除済》

日々の音盤 2006/11 ④

2006/11/16 - 2006/11/20

Ryan Adams & The Cardinals / Cold Roses
Astrid / Play Dead
Cosmic Rough Riders / Too Close To See Far
John Eddie / Who The Hell Is John Eddie?
Richard Julian / Good Life
Keane / Under The Iron Sea
Willie Nile / Streets Of New York
John Phillips / Pay Pack & Follow
Something Corporate / Leaving Through The Window
Randy Weeks / Madeline
Wilco / Being There
Kelly Willis / What I Deserve

John Eddieは1986年にリリースのデビュー・アルバムから"Jungle Boy"が中ヒット、それなりの注目を集めたものの、2ndアルバムはセールスも振るわず、レーベルを移籍。しかし、制作したアルバムはレーベルからのゴー・サインが出なかったのか、お蔵入りになったようで、そのまま表舞台から姿を消した状態となっていました。自主制作盤を何枚かリリースしていたようで、それを経た後に、Americana系のアーティストを多く擁するレーベル、Lost Highwayと契約、2003年のアルバム"Who The Hell Is John Eddie"で久々に第一線に戻って来ました。プロデューサーはJim Dickinson。Gin Blossomsの作品でお馴染みのJohn Hamptonがレコーディング・エンジニアとして参加、ミックスも手掛けています(そのせいか、Jesse Valenzuelaのソロに通じるようなものをちょっと感じますね)。

簡単に言うと、とても良い感じの大人のロック・アルバムっていう感じですね。自虐的なアルバム・タイトルからは作品を思ったような形でリリースできなかった過去の辛さも読み取れるけど、作品自体はその苦労とかが良い方向に反映されているように思え、味わいのある曲が並んでいます。以前はBruce Springsteenに例えられてましたが、本作でもそういう風に感じられる部分はあるかな。でも、そんな事は気にしない。これが彼のスタイルでしょう。ライヴだと、さらに良さそう。

話は変わって、Randy Weeksが来日中で、各地でライヴをしているんですよね。大阪には24日(金)にやって来るんだったっけ。行きたいけれど、行けないなぁ・・・ ソロ・デビュー作の"Madeline"にはLucinda Williamsが取り上げた"Can't Let Go"のセルフ・ヴァージョンも収録、聴くほどに味の出るルーツ・ロックっていう感じのアルバムに仕上がっています。2003年の2作目に続いて、3作目が今年リリースされていますね。

今日のYouTube。

Talking Heads / Road To Nowhere 《2006/12/23-リンク削除済》

日々の音盤 2006/11 ③

2006/11/11 - 2006/11/15

The Click Five / Greetings From Imrie House
Five For Fighting / Two Lights
Gin Blossoms / Major Lodge Victory
Holiday With Maggie / Welcome To Hope
The River Bends / ...And Flows Into The Sea
Judee Sill / S.T.
Denison Witmer / Safe Away
Denison Witmer / Philadelphia Songs
Denison Witmer / Recovered
Denison Witmer / Are You A Dreamer?
Neil Young / After The Gold Rush
Neil Young / Comes A Time

The Click Fiveを遅ればせながら聴いてみました。FOWのAdamが曲提供で、そのFOWの作品のプロデュースも手がけているMike Denneenがプロデューサーという事で、当然ながら期待はできる訳です。実際に聴いてみると、確かに想像したような音ではある。でも、ちょっと一本調子な感じで、続けて聴きたいなと思わせるっていう部分が少ないかなぁ。とりあえず、期間を置いて、また聴いてみます。

今日のYouTube。

The Jayhawks / Blue 《2006/12/16-リンク削除済》

今日の音盤 2006/11/14

画像今日の音盤。

Denison Witmer / Are You A Dreamer? (2005)

Pennsylvania州Philadelphia出身のシンガー・ソングライターの5作目ですか。他に、EPや友人と組んだバンドThe River Bends名義でのアルバムもありますね。さらに、カセット・テープのみでリリースされた自主制作盤やweb限定でリリースしてるっぽいライヴ盤もあるようです。

個人的に今年一番の音楽的な出会いはDenison Witmerでした(まあ、まだ1ヶ月半ほど残ってますが)。その出会いとなったアルバムが現時点での最新作に当たる本作"Are You A Dreamer?"でした。日々絶える事なく数え切れないくらいの音楽がこの世に生まれ、その多くは聴かれるべき人の耳に届かず、時の流れと共にどこに流れ着くでもなく漂ってしまったりしているんだと思うんですが、偶然であれ必然であれ、その音を求めている人の耳に触れ、欠かせない存在となる事もある訳です。

好きな音楽って、誰にとってもあると思うんだけど、それを超えるような大切な音楽にはなかなか巡り会えないものなんじゃないでしょうか。もちろん、好きな音楽と大切な音楽に明確な境界があったりするって訳ではないんだけど。え~っと、書いているうちに混乱気味になって来てますね・・・

(意味不明気味の)前置きが長くなりましたが、この"Are You A Dreamer?"は本当に素晴らしいアルバムで、私にとっては一生の宝物となるであろう、心の名盤です。これを聴いた日にゃ~、もうD.P.とかJ.B.とかの話題のSSWの作品なんか、聴いちゃ~おれませんな。まあ、それは良いとして、何が素晴らしいって、Denisonの書く曲のどれもが心に深く沁み入るような出来なんですよ。鼻歌の延長のような何気ないメロディとも言えそうだけど、だからこそ感じられる曲の息吹が静かに心に語りかけてくるような気分になるんですよね。その辺りは、音の隙間を活かしたようなシンプルなバックの演奏、そしてDenison自身の声の持つ力にもよるんでしょうね。青く、そして、不思議な力を秘めた声。

1曲目"Little Flowers"、この曲を初めて聴いた時の事はちゃんと覚えてますよ。あまり前情報とかも入手してないままだったはずで、何気なくプレイ・ボタンを押して、アコースティック・ギターのイントロに続いてDenisonの歌が聞こえてきた瞬間に、これは・・・っていう感じで動きが止まってしまうような静かな衝撃を受け、曲が進み、ドラムが演奏に加わる辺りで、鳥肌ものの感触を感じ、初聴きの際では珍しい事に、次の曲に進まずに同じ曲をリピートしたはずです。うまく表現できなくてもどかしいんだけど、この曲は掴んでるんですよ、あれを。あれって、何やねんっちゅ~感じだけど。

2曲目"Everything But Sleep"はアンビエント・フォークとでも言えそうな透明感に包まれた曲で、バックの演奏のクールな感じとDenisonのヴォーカルの自然な暖かさとが融合して、浮遊感とでも言えそうなものを発していますね。この『sleep』という言葉は4曲目の歌詞中でも出て来てて、重要な部分でもあるんだけど、これがどのような意図で用いられているのかは想像の域を出ませんねぇ。それはそれとして、とても良い曲です。3曲目"Ringing Of The Bell Tower"はDenisonのソングライターとしての資質の高さを如実に表した曲だと思う。この曲が前作の"Recovered"の中に紛れ込んでいても全く違和感はないだろうし、その中でも確かな輝きを発するはず。

4曲目"Are You A Dreamer?"はアルバムのタイトルでもあります。どうでしょう、この曲は。平易な言葉を用い、聴く者に語りかけるように歌われています。この曲を好きになれるかどうか、それはつまり、Denison Witmerを好きになれるかどうかっていう事かなとも思えます。とりあえず、曲に触れてみて欲しいもんです。何かをきっと感じるはず。5曲目"East From West"は淡々とした弾き語りにバックのゆったりした演奏が加わる辺りの雰囲気が何とも言えませんねぇ。地味ながらも良曲。

6曲目"California Brown And Blue"。これまでに数多くの曲に出会い、聴いてきましたが、その中でも指折りと言えるぐらいに心の琴線に触れる曲です。素晴らし過ぎて、言葉もありません。曲、歌詞、歌、演奏・・・その全てが収まるべきところに収まり、輝きを放っています。名曲。7曲目"Castle And Cathedral"では、ゆるやかに奏でられるギターのアンサンブルがほのかな哀愁を生み、それに乗せて、Denisonが日常の情景を訥々と歌っています。でも、日常の事じゃなく、目を覚ませばどこかに消えてしまう夢の事のようにも思えるのです。最後に歌われるフレーズの残す余韻と共に。8曲目"Worry All The Time"はアルバム中で最も重い雰囲気を醸し出している曲でしょうか。この歌詞の最後の部分って、一応希望を灯しているっていう事なのかなぁ。

9曲目"Grandma Mary"はThe River Bends通過後っていう感じのする曲だと思いました。それまでの作品では、1つの曲はワン・トーンで終えるような印象を持ちましたが、この"Are You A Dremaer?"では、曲の途中で曲の表情が変化しているように感じられるんです。この曲で言えば、前半はじっと語り、ドラムが加わった辺りから坂道を登るように曲が動き出すようなイメージでしょうか。最後はまた立ち止まりますが。10曲目"Finding Your Feet Again"はいつものDenisonっていう感じで、地味ながらも耳に残る旋律が綴られていきます。そして、9曲目と同様に曲の中頃で・・・って、どんな感じなのかは聴いて確かめてみて下さいね。何とも言えない余韻と共にアルバムは幕を閉じます。

The River Bends名義のアルバムも含めて、過去の作品も何作か聴きましたが、この"Are You A Dreamer?"で一皮むけた印象です。それまでの作品にも才能の萌芽は感じられるけど、ファン以外の初めて聴く人に訴えかけるほどの力には欠けているように思えるんです。でも、このアルバムはシンガー・ソングライター作品としてだけでなく、ポップ・ミュージックを好きな全ての人に何が何でも聴いてもらいたいと思えるクオリティを備えた作品に仕上がっています(カヴァー・アルバムやバンドでの活動を経た事が良い方向に作用したのかな)。作品としての性質はそれぞれ異なるかも知れんけど、Carole Kingの"Tapestry"やJackson Browneの"For Everyman"やNeil Youngの"After The Gold Rush"などと並べても全く遜色ないぐらいのものを感じます。90年代以降の作品なら、Ron Sexsmithの一連の作品やDavid Meadの"Indiana"とか。今の時点では、それほど知られた存在ではないかも知れませんが、彼の音楽に出会い、私のようにファンになる人が増えていくと確信しています。

バックの演奏にも触れておかねば。Denison熱に浮かされて何も見えなくなってしまいそうですが、本人も含めて、この作品中の演奏はとても素晴らしいものがありますね。基本的にはシンプルな構成ながら、曲によって、もうどうにでもして~状態の音を随所で奏でていて、完全に白旗です。知らない人ばかりの中、各所で話題になっているSufjan Stevensが半数の5曲で参加、曲に彩を与える演奏を披露してくれています。彼の作品は耳にした事がないので、早く聴いてみなくてはと激しく思う今日この頃です。

このレヴューを書いている際にDenisonのオフィシャル・サイトを覗いてみたところ、11月4日が30歳の誕生日だったようです(おめでとう!)。そして、それに合わせて特設サイトHappy Birthday Denisonをオープン、チャリティも兼ねて、弾き語りによる演奏で全33曲が公開されています。必聴でしょう。Denisonからの大切なメッセージもあるので、英語ではありますが、是非とも読んでみて欲しいです。このサイト、Denisonの誕生日に合わせて、毎年コンテンツを更新するようなので、今後も楽しみですね。いやぁ~、やっぱり生で見たい聴きたい!

日々の音盤 2006/11 ②

2006/11/06 - 2006/11/10

Josh Clayton-Felt / Inarticulate Nature Boy
Dixie Chicks / Taking The Long Way
Jackie Greene / Gone Wanderin'
Haynes Boys / Guardian Angel
The Heavy Blinkers / Better Weather
Richard X. Heyman / Hey Man!
Linus Of Hollywood / Triangle
Roger Joseph Manning Jr. / Solid State Warrior
Mull Historical Society / Loss
Soul Asylum / The Silver Lining
Superdrag / In The Valley Of Dying Stars
Pete Yorn / Nightcrawler

Jackie Greeneです。Verve Forecastから今年リリースされた"American Myth"で名前を知り、それを買わずに2002年のデビュー作"Gone Wanderin'"を少し前に入手していたんですが、これは良い。いや、とても良い。フォーク・ロックを基調としつつ、割りと色んなタイプの曲をやっていますが、どれも妙に良い。初聴きで引き込まれるぐらいに曲が良く書けているし、声も魅力的だし、バックの演奏も実に良い感じで、私好みの音に仕上がっています。

この作品の後、2001年ごろの音源をまとめたアルバムを2003年にリリース、2004年にリリースしたアルバムが前述のVerve Forecastから翌年に再発。そして、最新作が今年リリースのアルバムですね。他に、Sal Valentinoっていう人と組んで、Bob Dylanのトリビュート・アルバム(ライヴ盤?)も出してますね。ちなみに、1980年11月生まれだそうで、このデビュー作のリリース時には22歳になる寸前ぐらいなんですよねぇ。若さに似ず、何とも味わいのある作風だなぁ。ジャケに写る本人は確かに若いんだけれど。他のアルバムも徐々にチェックしてみます。

今日のYouTube。

The Move / Curly 《2006/12/12-リンク削除済》

ついに

今日は音楽以外のお話を。

阪神タイガースのエースとして活躍してきた井川慶投手のポスティング・システムを利用してのメジャー・リーグへの移籍に阪神球団からの承認がついに出ましたね。入団4年目の2001年からローテーションの中心として活躍、2003年の18年ぶりの優勝にも大いに貢献、その年のMVPにも輝いたんでしたっけね。その2003年までの3年間があまりにも素晴らしかっただけに、その後の2年間はファンにとっても本人にとっても納得できないものだったんじゃないかと思うんですが、今年は数字を見れば分かる通り、やはりエースと呼べるものでしたよね(大事な試合で負けたりっていうイメージはあるのかも知れんけど)。

ポスティングでの移籍を要求し始めたのは確か2004年のオフでしたっけ。ポスティングを巡って色々とごちゃついたり、期待が大きいだけに成績が伴っていないと見られ、ファンからの非難も大きかったりで、本人も辛い時期があったんじゃないかなぁ。そんな中、今年はチームは優勝を逃したけど、井川投手自身はここ2年の不振を振り払うような投球を見せ、ファンも含めてチーム内外から移籍を容認する雰囲気が出て、今日の決定に至ったっていう感じでしょうか。

来シーズンの事を考えたら、当然ながら阪神に残ってもらいたいけど、向こうで投げる姿を見てみたい気持ちも同じぐらい強いんですよね。まあ、その辺はファンの間でも色々と捉え方は違いましょうが。まあ、まずはスタート台に立ったところなので、今後の推移を見守りたいですね。

さて、井川投手だけでなく、今年のシーズン・オフはプロ野球の動きが例年以上に激しく、話題に事欠かない状態ですね。その中では、黒田投手の広島残留は良いニュースでしたね。広島ファンの方はさぞ喜んだ事でしょうね。来年の開幕戦はT-Cだったはずなので、早速対戦がありますね・・・って、まだまだ先か。

次に、競馬。ディープインパクトの出走した凱旋門賞はまだ記憶に新しいとこですが(その後の騒動はまだ決着してませんね・・・)、思わぬ所から朗報が。11月7日にオーストラリアのメルボルンで行われたメルボルンカップ(G1)で、日本馬のデルタブルースが優勝、2着も日本のポップロックでした。メルボルンカップはオーストラリアの代表的なレースで、今回の勝利は快挙と言って良いんじゃないでしょうか。どちらの馬も音楽に関係のある馬名で、このblog的にはこの2頭には今後も注目して行きたいところ、かな。ちなみに、現地では『メルボルン』とは発音せず、『メルバン』あるいは『メルバーン』ってな感じでしょうか。

日々の音盤 2006/11 ①

2006/11/01 - 2006/11/05

Neal Casal / No Wish To Reminisce
Elvis Costello & Allen Toussaint / The River In Reverse
Ray Davies / Other People's Lives
Linus Of Hollywood / Triangle
Roger Joseph Manning Jr. / Solid State Warrior
David Mead / Tangerine
Roger Morris / First Album
Willie Nile / Streets Of New York
Redd Kross / Third Eye
Josh Rouse / Subtítulo
Chris Stamey / It's Alright
Clifford T. Ward / Singer Songwriter

新譜ラッシュで聴くのが遅れていたElvis CostelloやRay Davies。どちらも良い感じの作品に仕上がっていますが、今日はElvis Costelloの方を。Costelloの近作はそれほど聴き込んでなくて、作品の真価は把握できてないと思うんだけど、この新作は初聴きから印象がとても良いです。奥も深そうなので、きちんとした評価は持ち越しますが、充実ぶりがひしひしと伝わって来ます。もちろん、Costelloだけの手柄じゃなくて、Allen Toussaintによる部分も大きそう(実際、今の時点でのアルバム中で最も好きな曲はAllen Toussaint作曲だし)。彼は名前だけはよく目にしていたんだけど、どんな人なのかほとんど理解してないんです。この機会に、ちゃんと調べてみないと。

この『5日で12枚』の記事の時のおまけ情報として、YouTubeで見つけた映像をプラスしてみようかと。著作権をクリアしてないものもありそうなので、一応、リンクは1ヶ月ぐらい限定で有効にしておく事にします(その期間内に問題がありそうだと分かった場合は期限を待たずにリンクを削除)。そんな訳で、初回はこれ。

Aztec Camera / Oblivious 《2006/12/06-リンク削除済》

Roger & Linus in Osaka [2]

さて、Linusのライヴが終わり、ステージではセッティングを開始。Roger用のキーボードがぐぐ~っと前へ。うわぁ~、そこで歌うんすかぁ・・・って、分かっているつもりでも、何だかドキドキしてしまいました。会場もいつもとは違う緊張感があるようにも感じられました。しばらく待った後、Rogerとバンドのメンバーが登場です・・・! Rogerは信じられないくらいに華奢で、ジブリの『耳をすませば』のネコのキャラ(名前忘れた)みたいでしたよぉ。

しばし歓声がわき上がり、演奏がスタート。ん、この曲は・・・聴いた事があるような、ないような。その後の調査でQueenの"Fat Bottomed Girls"と判明。想像していたよりもタイトな感じだなと感じつつも、思わぬ始まり方にちょっと動揺。でも、目の前で気分良さそうに歌い演奏するRogerを見ていると、細かい事はどこへやら。バンドの演奏も良い感じだ。1曲目が終了で、2曲目は新作からの"Too Late For Us Now"。ピアノのイントロが印象的なポップ・チューンですが、ライヴではさらに良さがアップ、思わず笑顔になってしまいましたよ。そして、次が新作の冒頭曲"The Land Of Pure Imagination"。待ってましたっていう感じで、会場からは一際大きな歓声&拍手が。うわぁ~、これやがなぁ~♪

新作のUS盤に収録の"Pray For The Many"が続き、"Wish It Would Rain"へ。この2曲はしっとりと聴かせてくれるような曲で、少し落ち着きを取り戻して、バンド・メンバーそれぞれの動きや表情などを観察。Rogerはファンタジーの世界の王子のようだし、ベースのLinusはのほほ~んと楽しそうにプレイし、ギターの人は涼しい顔で淡々と演奏していて、ドラムの人(Imperial Dragのメンバー?)はちょっと怖そうだけど実は童顔っぽい感じでしょうか。どれぐらい一緒にやっているのかは知らないけど、まとまりもあって良いバンドだと思うなぁ。

ほわわ~んと聴き入っていましたが、"The Loser"のイントロに突入。みんなも待っていたのか、かなり盛り上がってました。アルバム中でも最もライヴ向きの曲だと思っていましたが、期待していた通り、会場の盛り上がりや一体感は最高潮に。サビの部分ではみんな一緒に歌っていたんじゃないかな。Rogerも楽しそうに笑顔を浮かべてましたねぇ。最高だぁ~♪ 次が"You Were Right"で、落ち着いたドリーミィ・チューンでふんわりと夢見心地です。んで、次に飛び出したのがThomas Dolbyのカヴァー。彼の曲は"She Blinded Me With Science"しか知らなかったんだけど、この日やった曲も悪くなかった。Rogerのエレ・ポップ好きなとこが窺い知れるような選曲だったと言えそう。

ここで、次にやる曲に対してのMCが少し入り、"What You Don't Know About The Girl"へ。アルバム中でも特に好きな曲で、この曲を聴けたのは嬉しかったなぁ。MCでもそれっぽい事を言っていたような気がするんだけど、60年代とかのポップ・ミュージックの要素が最も素直に表出したような曲で、ライヴでもその魅力が余す所なく表現されていたと思う。素晴らしかったなぁ。次の曲は新作の中では最もロック色が濃い"Creeple People"で、これも盛り上がってましたねぇ。そして、次に演奏されたのは最初はインスト曲なのかと思ったら、ヴォーカルが入り、最後にはLynyrd Skynyrdの"Free Bird"の後半部分のような盛り上がりを見せて、終了。何じゃ、この曲はぁ~と思いつつも夢中で聴いていたら、これが本編最後の曲でしたよ。後日ネットでセット・リストを確認してElton Johnの曲だと知りました。カヴァーでスタート、カヴァーで締めとは、かなり大胆ですよねぇ。オリジナルもいっぱいある中でね。

ここまでで1時間前後だったのかな。アンコールを求める拍手の中、Rogerとギターの人が登場。Rogerは衣装もチェンジ済みで、素肌に黒のジャケット。この2人での演奏で"Sandman"。いやぁ~、美しい曲だなぁ~♪ 曲調は全く違うけど、タイトルがちょっと似てるから、勝手にThe Beatlesの"Sun King"を思い出してしまうなぁ~とか関係ない事を考えながら聴き入ってました。曲が終わると、残る2人も再登場。会場は期待感に満ち満ちている中、Rogerが喋り始めました。1993年にもここで演奏したんだ・・・云々の言葉と共に、客席からは歓声と拍手。んで、Jellyfishの"The King Is Half-Undressed"のイントロがスタートすると、クアトロ内はあの日にタイム・スリップ・・・とまでは行かないにしても、当時を知る人も知らない人も何らかのシンクロするものを感じ取ったんじゃないでしょうか。言うまでもなく、とても盛り上がったし、実際にJellyfishの曲を聴けたのは言葉では言い表せないぐらいに嬉しかったなぁ。

以上、1時間ちょいの夢のようなライヴ。Jellyfishの熱心なファンだった訳じゃないけど、当時のポップ・ミュージック・シーンの中では珍しくリアル・タイムで彼らの音楽を聴いていて、90年代後半に色々なアーティストに出会う中で改めて素晴らしさを再発見したような存在だった訳です。一歩引いたような活動が長らく続いていたけど、こうして復活してみんなの前で元気なところを見せてくれたのは何よりも喜ばしい事だし、今後への期待もさらに高まりました。改めて思いましたが、彼は天才です。

・・・こんな感じでした。Rogerの部分はネット上で公開されているセット・リストを見て思い出しながら書きました。リストを改めて見ると、"Dragonfly"や"'Til We Meet Again"はやってないんですよね。この辺はまたの機会に聴きたいもんです。Linusも他に聴きたい曲は山ほどあったしね。さて、例によって、文章が取りとめもなく長くなってしまいましたね。でも、あれもこれも書き忘れているような気がしていたりも・・・

Whole lotta thanks to Roger, Linus & the band! Pop is what we need!

Roger & Linus in Osaka [1]

Roger Joseph Manning Jr. & Linus Of Hollywoodの夢のような組み合わせでのライヴ、11月1日に心斎橋まで見に行って来ましたよ。クアトロは約2年ぶり。随分とご無沙汰してました。何だか、やっと戻って来れたっていう気分。ここで開演を待つ気分は何とも言えないものがありますねぇ。

そんな感じで早めに会場入りしてたのですが、最初は人が少なめ。それでも、時間の経過と共に次第に人が増えて来ました。我が家にはeplusからの招待券の案内も来ていたりしたので、期待ほどにはチケットの売れ行きは伸びてなかったんでしょうか。まあ、はっきりとは分からんけれど。19時ちょっと前ぐらいにステージ左寄りの前の方の位置を確保。ステージ中心はすぐそこです。2003年のRon Sexsmithのライヴの時とほぼ同じ位置です。

19時を少し回った頃、Kevin DotsonことLinus Of Hollywoodが登場。アメリカ版『お隣の気の良いお兄さん』っていう感じで、あのマジカルなメロディとはギャップがあるとも言えそうだけど、曲の内包する優しい雰囲気そのままとも言えそうです。軽く挨拶をして、アコギでの弾き語りによる演奏がスタート、1曲目はデビュー作の冒頭曲"Say Hello To Another Goodbye"でした。やはり、この曲からっていうのが良いなぁ。話す時の声は普通だったのが分かったんだけど、歌い出すと、CDで聴けるあの声でしたよ・・・って、当たり前か。

あやふやな記憶によると、2曲目は2ndからの曲で、3曲目が1stからの"Heavenly"でした。きっと歌ってくれると期待していただけに、実際に生で聴く事ができて、本当に嬉しかったなぁ。やっぱり、名曲です。さあ、この後の記憶はさらにあやふやだぞ。新作の曲もありつつの、Gilbert O'Sullivan(毎日のように聴くぐらいのお気に入りだとか。確かに、2ndでは影響が感じられます)の"Alone Again (Naturally)"も歌ってくれつつの、2ndの"Whole New Country"とかをやってくれたりも。

それに、ちょっと変わった管楽器のカズーを間奏で吹いてくれましたね。"The Girl I'll Never Have"でしたっけね。これも良かったな。そんなこんなで、これまでの曲順とかは記憶違いもあるので、参考程度で見てもらうとして、ついに最後の曲。水を口に含みつつ、「水。この後はビール」とかっていうような事をしゃべり(お茶だったかも?)、2ndの"Thank You For Making Me Feel...Better"へ。アルバムではビール(?)を注ぐ音やグラス(?)の割れる音(あるいは、割る音)を効果音に使っていて、とても印象的なんだけど、弾き語りでも全く遜色ない素晴らしさでしたよぉ。

そんな感じで、約30分の演奏が終了。本当に聴いているだけで気持ちがやわらかくなるようなライヴでした。現代最高のメロディ・メイカーの1人と言っても良さそうなぐらい、夢見心地にさせてくれるような曲を書く人だと改めて思いました。ライヴの間のコミュニケーションの取り方も本当に自然な感じで、とても好印象。あっという間の30分だったけど、とても充実してましたよね。弾き語りでどれぐらい再現できるのかと思ったりもしていたんだけど、全く問題なしどころか、最高だったと思う。でも、次はバンド編成の単独来日を期待。聴けなかった曲もいっぱいある事だし。

《長くなりそうなので、ここで休憩。後半につづく》

年末年始&夏&秋

Roger & Linusのライヴ・レポを書いてますが、やっと半分ぐらいまで到達。書き上げるまで、もうちょっと時間がかかりそう。できれば、明日ぐらいにアップしたいところ。そんな訳で、今日は音楽ニュースを2つほど。

まずは、昨年暮れのライヴが記憶に新しいNeal Casalの再来日が決定です。今回は年末年始を跨いでの来日で、日本各地でライヴするようです。が、今回は関西には来ないよう。空いている日があるので、もしかしたら追加日程があるかも知れんけど、可能性は低そうか。前回は(と言っても、京都しか見てないので他は知りませんが)完全なソロでの演奏&歌でしたが、今回は鍵盤奏者のヨシハラリエさんをゲスト・ミュージシャンに迎えるとの事で、2人で演奏する曲とかもあるんでしょうね。詳細とかを記したサイトはいずれアップされるはずでしょうから、また検索してみて下さい。

次に、The Rocket Summer。2003年のデビューから遡る事3~4年、1999年から2000年ぐらいに自主制作でリリースしていた音源がEPとして再発されるようです。14~16歳の頃にレコーディングしたものらしく、聴くのが楽しみなような不安なような・・・ 6曲入りで、11月14日にUSでリリース。myspaceにて、収録曲の"My Typical Angels"を試聴できますね。

そんなこんなの現在の音盤はRoger Morrisの1972年リリースのアルバム"First Album"。詳しい経歴などは知りませんが、彼は英国人で、このアルバムは知る人ぞ知る名盤的な感じだったらしいです。この1st以降は何をしていたのか分からないけれど(多分、ブックレットに書いてあるんだろうなぁ・・・)、2001年と2004年にアルバム(2ndと3rdなのかな。CD Babyにて取り扱い有り)をリリース、それに続いて、2005年にこのデビュー作がCDで再発。めでたく、私もそれを聴く事ができた訳です。まだ3度ほど聴いただけですが、休暇明けのThe BandがVan Morrisonの年下のいとこをヴォーカルに迎えたような作品ってな感じかなぁ。とても良さそう。この手のものが好きな人には堪らない音なんじゃないかな。深まり行く秋に合いそうだし(ジャケも秋っぽいな)、ぼちぼち聴くとしましょうか。

日々の音盤 2006/10 ⑥

2006/10/26 - 2006/10/31

Guster / Ganging Up On The Sun
Jellyfish / Best!
Linus Of Hollywood / Your Favorite Record
Linus Of Hollywood / Let Yourself Be Happy
Linus Of Hollywood / Triangle
Mando Diao / Bring 'Em In
Mando Diao / Hurricane Bar
Mando Diao / Ode To Ochrasy
Roger Joseph Manning Jr. / Solid State Warrior
TV Eyes / S.T.
The Wellingtons / Keeping Up With The Wellingtons
OST / Logan's Sanctuary

ライヴに向けて集中して聴いてましたが、それ以外のものを。The Wellingtonsはオーストラリアのパワー・ポップ・バンドで、上記のアルバムがデビュー作との事。本国では昨年リリースだったのかな。日本では今年の9月にリリースされ、私もそれを買ってみましたが、なかなか良い感じ。11月には2作目もリリースされ、12月には来日、各地でライヴをするようですね。料金も安く、見に行きたいところだけど、ちょっと余裕はないかなぁ。

んで、ライヴから帰って来たとこです。感想とかは明日以降に。とにかく、最高に楽しかった!