今日の音盤 2006/03/31

画像今日の音盤。

Chris von Sneidern / Big White Lies (1994)

California州のSan Franciscoの(裏?)ポップ・シーンで活躍を続けているアーティストの2作目。彼のアルバムはほとんど揃えたけれど、これは96年リリースの3作目"Go!"と並ぶ傑作だと個人的には思っています。究極の名曲が収録された"Go!"に対して、こちらは全体の仕上がり具合が素晴らしい。どっちが良いのだと迫られても、スルリとかわして答えをはぐらかすぐらいしかできません。言えるのは、この2作目の方がしっとりと落ち着いた作風になっているという事でしょうか。

パワー・ポップ・シーンでは定番アイテムだと言える本作でしょうし、彼は代表的なアーティストだと思いますが、知らない人のために彼の音楽性を少し紹介しましょう。まずは何と言ってもソングライティングの素晴らしさでしょうか。60年代や70年代のポップ・ミュージックやロックの上質の部分を天性とも言えるぐらいの感覚で受け継いでいるように思えるんですよね。耳に自然に馴染んで来る、あの感覚ですよ。そして、ポップ・ミュージックにぴったりの甘酸っぱいヴォーカルや色んな楽器をこなしてしまうマルチ・プレイヤーぶり、さらには、これらを普遍とも思える形でまとめ上げてしまう手腕。その辺りは他のアーティストの作品をプロデュースしたりしている事からも窺い知れるでしょう。

曲ごとに少し書いてみると、まずはイントロ的な内容の1曲目で引き込まれて、2曲目の"Mindreader"でがっちりと心を掴まれてしまいます。アルバムのタイトルにもなっている5曲目"Big White Lies"はサビの部分の軽快さが印象的な名曲。さらには、一緒に歌わずにはいられない6曲目"Dream Away"。8曲目の"Doctor"のしっとりした感覚は言葉では言い表せないぐらいに良いなぁ~って思いますね。他にも良い曲いっぱい。最後はBreadの"Everything I Own"のカヴァーです。Breadの曲の中でも最も好きな曲の1つなんですが、これがアルバム全体と見事にフィットしていて、心地良い余韻を残しつつ幕を閉じます。何度聴いても良いなぁ・・・ 名盤!

さて、このアルバムは10年以上前のリリースながら、PC用のコンテンツも含まれていて、ファンにとってはおいしい内容となっています。現在、入手が容易じゃないのが惜しまれます。とは言え、この後のアルバムは入手も困難じゃないし、彼の天才ぶりの一端を示してくれているかと。

90年代以降のポップ・ミュージック・シーンにおいて、Kyle VincentやRichard X. Heymanなどと共に、優れた才能を持ちながらも一般的な認知に結びついていないアーティストの1人と言えましょうか。好きな人には本当に愛されているんですけどもね・・・ 彼は過去に一度来日しているんですよね、John Wesley Hardingと共に。この時は見られなかったので、再来日を切望。そう言えば、2005年には新作もリリースされているんですよね。一部のショップでしか入手できないようですが。早く手に入れねば。

球春?

すっかり春になったと思っていたら、急に寒くなったりしていましたが、そんな事には関係なくプロ野球が開幕していますね。WBCの後だけに、例年とは少し違う雰囲気も感じつつ。昨年からの交流戦の効果もあり、パ・リーグの動向も気になるところ。

今年も去年と同じ形態、つまり、パ・リーグはプレー・オフで優勝チームを決定との事で、プレー・オフ反対派の私としては、どうも煮え切らない部分も感じているんですが・・・ セ・リーグも来年からプレー・オフ導入なんですってね(でも、優勝チームはシーズンでトップのチームで、プレー・オフの位置づけは日本シリーズ進出のための試合って事なんでしょうか。ねじれてるよねぇ・・・)。まあ、他にも色々と問題もあるんじゃないかと思うけれど、とりあえずは横に置いといて野球を楽しみましょうか。

私の応援するタイガースは連覇を目指してのシーズンとなる訳ですね。正直なところ、ここ数年に比べると開幕時点での不安要素は大きいんだけれど、ファンを熱くさせる戦いぶりを期待したいところ。中継ぎ・抑えを含めた投手陣が鍵を握っているのは間違いないだろうけど、苦しいところを打線が救って行って欲しいなぁ。

去年に続いて開幕戦は落としてしまったけれど、そんな事を気にしていたらタイガース・ファンをやっとられへんのね。明日の試合に期待しましょ。

Kyle Vincent @ Kyoto ②

Well... I'm sorry but I've switched this description into English on a whim.

A free concert was held at Shinpuh-kan in Kyoto on March 20th, and I went there to catch it. It was rather cold outside and I found myself waiting for Kyle to apppear on the stage, drinking what looked like water a bit to warm myself up. I hate to tell you but the audience was not very large partly due to having been unable to advertise it to the general public. So did I feel sorry for Kyle for the unawareness in Japan of his excellent talents.

And after a while, he came to the stage, greeted the audience and eventually started singing under the sky in Kyoto. It was Kyle's voice that warmed me up, not the liquid, of course. And it was the same for everyone else there, I believe.

He sang six or seven songs (eight, nine? my poor memory...) and the show was over. It seemed the peirod permitted was limited quite a bit. Although it was not long enough as the former live shows, it was very satisfactory and I was truly delighted I could be there. Hey just imagine ... Kyle singin' under the very sky in Kyoto right in front of his sincere fans in Japan.

After the show, a kind of gathering was held, although I don't know the name for it. I will not write about it in detail, but a certain thing I have to put down here. I could have a conversation between just Kyle and me for several minutes. Oh I don't remember exactly how long it was. Talked about some environmental issues, a bit of political ones and else. Time was limited and my ability of speaking English still has much space to be improved, yet I think I had a nice talking. He kindly tried to understand my words. Well, that was simply excellent.

I dare not to add much more words. It was more than what I can describe in words to welcome Kyle to Japan and be a part of supporters. And the visit was the first, not the last.

To Mark-san and the fund members:
I really appreciate the efforts you made to realize this for all of us. And it was great to share the wonderful moments with you and Kyle.

To Kyle:
Thanks for everything. Sincerely hope you had a great time in Japan. See you again.

Kyle Vincent @ Kyoto ①

負傷のせいもあり、少し報告が遅れてしまいましたが、行って来ましたよ、Kyle Vincentのライヴ。私が行ったのは、3月19日の京都でのライヴ&翌20日の京都の新風館でのライヴ。

まず、19日。地下鉄の北山駅を下車、しばらく歩いて会場へ。会場付近は私の生まれ育った所で(と言っても、3歳までだけど)、近くに見える京の山のゆったりした風景に心も少し和みつつ、目的地へ到着。ここかぁ(『CLOSED』の看板に一瞬ひるみつつ)。

会場内に足を踏み入れ、マークさんとご挨拶。何となく想像通りの雰囲気の人でした。すでに会場入りしておられた他のメンバーとも軽く挨拶をして座席を確保。結構ぎりぎりに着いたので、メンバー専用のライヴの開始の15時まで、もう少しでした。両隣の人と少し情報交換(Kyleのファンになったきっかけとかを。重要な盤は複数枚買ってしまう事も確認?)。

そうこうしていると、Kyleが登場。サウンド・チェックに加わったりしている内に、軽く挨拶して、歌い始めました。おぉ~っと思いながら聴いていたら、これもサウンド・チェックの一環でした・・・

さて、それも終わって、開演です。オープニング曲はデビュー作に収録の"Wake Me Up (When The World's Worth Waking Up For)"。やっぱり、この曲でスタートかぁ。この後、『MORE TREE, LESS BUSH』なるステッカーで笑いを取りつつ、某国の某大統領を非難するコメントを(そう言えば、2004年のRon SexsmithのライヴでもB大統領への反意を示していましたね)。

さらに進んで、待っていましたの"Arianne"。みんなもそうだったようで、この昼一番の盛り上がり。生で聴けて、幸せ・・・ やっぱり、名曲だなぁ・・・ 他の曲も素晴らしさを再認識させるものが多く、改めて優れた才能の持ち主なんだと感じ入ってしまいました。"Don't You Know"ではメンバーがバック・コーラスを担当、バッチリと決まってました(Kyleも満足気でした)。Candy時代の"Whatever Happened To Fun"もやってくれました。当時からのファンへのプレゼントでしょうか。そうそう、聴きたかった"Anything"も聴けたしね(笑)。

単独での来日なので当然ながら、演奏はすべて彼の手によるもので、ギターとピアノを行き来しつつの弾き語りでありました。彼のヴォーカルはCDで聴くよりも声量豊かで力強い印象を受けました。メンバー専用のライヴは50分ぐらいだったでしょうか。この場に居合わす事ができて、本当に良かったなと感じました。

Kyleは日本に到着してから時間もそんなに経過してなかったし、時差や長旅からの疲れもあったみたいで、このライヴ終了後に睡眠を取るために休憩しに行きました(どうやら、あまり休めなかったようだけど・・・)。そんな訳で、夜のファン・イベントまでの空き時間はメンバーの方とお喋りなどをしていました・・・

待つ事、数時間。ファン・イベントがスタート間近です。会場も人数が増えて、俄かに熱気と期待感が増したよう。軽く挨拶をして、スタートしました。1曲目は・・・あれ、何だっけ? 3曲目ぐらいに、"Young Again"をやってくれました。この曲はデビュー作の最後を飾る名曲なんですが、ライヴではさらに情感を込めて歌われて、鳥肌が立つぐらいに素晴らしかったです。個人的には、この日のベストだったかなぁ。

この後も良い曲がいっぱい。曲の背景を伝えるKyleの言葉には伝えたいとの思いが感じられたし、そうやって紹介された曲は彼の真摯さを反映して輝きを放っているなぁ~って思いました。"Sierra"や"One Last Ride On The Merry-Go-Round"などはその代表と言えるでしょうか。

昼のライヴに続いて、"Arianne"や"Don't You Know"は演奏されました。良いものは何度聴いても良いもんだと認識を新たにしました。他では、かなり初期の曲を歌ってくれたりしました。久しぶりの演奏だったせいで思ったように歌えず、冗談半分にピアノに当り散らしてみたり。会場も盛り上がってましたよ。

さて、この日のハイライトと言えたのがCarpentersの"Superstar"をイントロ的に歌った後に、"Let Me Let Go"へと歌い継いで行ったところでしょうか。ピアノに身を預けるようにして熱唱するKyle・・・言葉もないぐらいに本当に素晴らしかった。参った、あんたはすごいわ。

初めて聴いた曲も何曲かあったし、聴きたかった曲もたくさん聴けたし、本当に満足感に包まれてライヴが進行し、いよいよラストです。"I Sing For You"から"Happy Ending"へのメドレーでフィナーレとなりました。この後、アンコールで1曲やってくれたんでしたっけね。

ライヴ後は、ファンとコミュニケーションを深める場となり、疲れているはずなのに頑張ってみんなの話を聞いたり、要望に応えているKyleを見ていると、本当に良い人だなぁ~と思い入りました。良い人過ぎるのかも。私もサインをもらい、少しだけ話をしました。そんなこんなで夜も更け行く中、時間も時間になったので、私は会場を後にする事に。最後はKyleとのスナップショットに収まり、明日のライヴも見に行くよと告げて、家路につきました。

続く・・・

What a week it's been...

少しご無沙汰してしまいました。Kyle Vincentのライヴの記事をすぐにでもアップするはずだったんですが、腕を負傷してしまい、キー入力に不必要に時間がかかってしまって・・・ 現在、筆を進めているんで、近日中にアップしたいです。

こんな状態ながら、明日はTOEIC。思うように動いてくれない腕では厳しそうだけど、5月からは新TOEICになってしまうので、最後を飾る意味でも、やはり受けなくては。まあ、悪い条件なりに頑張れればと。

ちなみに、こちらでKyle本人による日本滞在記が読めますよ(現在も滞在中なので、随時アップされるかと)。もちろん、英語で書かれているんだけど、勉強も兼ねて読んでみては?

Elvis Costello関連で少々

Elvis CostelloのRhinoレーベルからの2枚組再発盤シリーズも3月21日にリリースされる、The Brodsky Quartetとの共演盤"The Juliet Letters"にて完結。いやぁ~、めでたい。私はこれを含めて、残り3作を買い残しているのみとなりました。数作を除いて、1枚のみのヴァージョンをすでに持っていたので、再発盤を買い揃えるかどうかで悩みましたが、やはり買わずに済ませられないんですよね・・・

まあ、そんなこんなでElvis CostelloのCDを聴いていたりしたんですが、6月に再来日する事が決定したとか。でも、1夜限りとかってのを目にした途端、またかよぉ・・・ってな気分に。最近、東京のみってのが多いような気がするのは私だけ? 大阪でこれだから、他の地方の人はもっと大変なんでしょうね。こんなとこにも格差社会が浸透してしまってるんでしょ~か?

ちなみに、現在の音盤は・・・"Almost Blue"。これは再発盤で初買い。こりゃ~良いわ。ここでの試みがあの傑作"King Of America"へと結実して行ったんでしょうね。でも、考えてみると、この"Almost Blue"は81年のリリースなんで、当時の彼の年齢は27歳ぐらい。う~む、できる奴はやる事が違うなぁ・・・ もちろん、脇を固めるThe Attractionsの面々も素晴らしいし、ここではゲスト・ミュージシャンも迎えているようですね。聴けば聴くほどに味わいを増す作品ですよ、これは。

今日のBest 5 2006/03/13

今日のBest 5・・・間もなく来日するKyle Vincentにライヴでやって欲しい曲、Best 5。

① Arianne (from "Kyle Vincent")
② One Good Reason (from "Kyle Vincent")
③ Somewhere Between Hello & Goodbye (from "Wow & Flutter")
④ No Matter What Will Be (from "Wow & Flutter")
⑤ Remember Me (from "Solitary Road")

① やはり、この曲は外せません。CD探索に明け暮れた日々に終わりを告げ、CDの再生ボタンを押した一瞬の後に流れて来た、あのメロディ。初めて耳にしたのに、どこか懐かしい感じ。究極とも思える甘い旋律。そして、その中に内包するビターな感触、これは聴く人のそれまでの人生を反映するのかな・・・とか何とか言っちゃって。

② これもKyle節としか言いようがないようなメロディに包まれた曲です。この曲を収録したデビュー作はKyleのアルバムの中では最もロック色の濃い仕上がりなんだけど、いざ選んでみると、しっとりとした曲を選んでしまうもんなんですよね。バンドを率いてのライヴなら、また違ったBest 5になるとは思うんだけど。

③ 再発盤では冒頭に収録されていて流れがイマイチなんだけど、オリジナル・リリースのSongTree盤では3曲目に収録で、前後の流れも完璧。前作よりも全体的にしっとりとした本作における、最もアップな曲でしょうか。とにかく、『聴いてくれ!』・・・と言いたい。

④ オリジナル盤では、③に続いて4曲目に収録されている曲です。Breadの"If"を彷彿させるような美しい曲。時が違えば、Top 40どころか、No. 1になっていてもおかしくないのにね・・・と分かる人には分かるネタ。

⑤ 本来なら、心の名曲として多くの人の胸の中に生き続けるべき・・・それぐらいの普遍性を秘めた曲だと思う。世間の喧騒を離れて、Kyleが静かに紡いだ歌。普段は忘れてしまいがちな大切な事を思い出させてくれるような気がします。今後もたくさんの人がこの曲に出会えるように願っています。

1位は"Arianne"ですが、他は順不同でリリース順での表記です。当たり前ながら、5曲に絞るのは無茶です。"Young Again"も"Jennifer"も"Our Song"も他にも色々と選べてません。どうしても聴いて来た期間の長い曲を選んでしまうのは仕方のないところか。もちろん、最近の曲も良いんだけど。

さて、Kyle Vincentの来日まで1週間を切りました。私は3月19日の京都でのライヴに参加予定。ファンとKyle本人とで実現させた今回の来日、そのライヴの場に居合わせる事ができるのは嬉しい限り。一般向けライヴの実現は次回以降って事で、希望を繋げておきましょう。

んで、ライヴ当日にはKyleと話をする機会もあるんじゃなかろうかと寝る前とかにイメージ・トレーニングらしきものをしたりしているが、実際の会話中には英単語は脳の深淵に埋もれてしまうんでしょ~なぁ・・・ 少しでも実のある会話ができれば良いなぁ。サインももらえるかな。Ronの時みたいに、私の名前を間違えて書かれないようにせねば(2回も間違えるかぁ~、Ron・・・ ねちねち、いぢいぢ・・・)。とりあえず、静かに気持ちを高めつつ待ちましょうか。

消息筋より

春ですなぁ・・・ ビールのうまい季節になりました。

リッピング作業は全く面白さのかけらもないので、中断しちゃっています。まあ、いずれ再開しますが。その代わりに、PCの故障もあって中断していたウェブ・サイト作成を再スタートさせています。当然ながら、音楽をメインにしたサイトにするので、アルバムのレヴューが中心となっている訳です。画像を取り込んで、画面のイメージをはっきりと持たせた上で、レヴューの文章を付ける。この順番で進めるのが基本なんですが、気分良く画像編集に勤しんでいると、気が付けば、随分な量に膨れ上がってしまっていて、収拾がつくのかどうかと心配になってしまいます。もちろん、全部にレヴューを付けるつもりはないんだけど。作成を始めて、既に1年以上になりますからね。早く完成させて、みんなを驚かせたいと思っているんですが・・・

さて、消息筋からビッグ・ニュースが舞い込んで来ました。昨年の秋に、Sexsmith & Kerr名義でのアルバムをリリースしたばかりのRon Sexsmithの新作が、もうすぐリリースされるとの事。日本での発売は4月19日だそうで、タイトルなどの詳細は現時点では不明のようです。それにしても、快調過ぎるぐらいのペースでのリリースが続きますね。でも、調べてみると、過去のアルバムが既に廃盤になっているものも多かったりして、喜べない事もあるんですよね。時を越えて聴き継がれるべき音楽を作り続けている人だと思うので、常に入手し易い状況をキープして欲しいもんですが・・・

とにかく、Roddy Frameと共に、この春は大きな楽しみが待っていますね。どちらにも、来日を期待してますよ!

今日の音盤 2006/03/07

画像今日の音盤。

Georgia Satellites / S.T. (1986)

80年代最高のロックン・ロール・バンドだったGeorgia Satellitesの痛快過ぎるデビュー作。R.E.M.やU2ももちろん最高のロックを聴かせてくれてたけど、Rock'n Rollの『Roll』の部分とは少し距離を置いていたような印象が。まあ、その辺はとにかくとして、今日はこれです。

先日コメントをいただいていたkeyboさんのblogにて本作が取り上げられていたので、思わず反応。折り良く、今年になってから、彼らの3作目を中心に聴く機会も多かったので。リリース年を見て分かる通り、20年前の作品ですよ・・・ そう、あの頃から20年も経っても~てるんやねぇ・・・ 実際のリリースは86年の後半だったように記憶しているんで、20年弱か?

まだ幼かった私の耳にも、やたらと鮮烈な音だったのを覚えています。当時はMTV全盛の時代で、Bruce SpringsteenやJohn Cougar Mellencampなんかのアメリカン・ロック勢も活躍していたけれど、MadonnaやPhil Collinsなんかがヒット・チャートを賑わしていたような状況でした。そんな大物アーティスト達とは佇まいを異にするGeorgia Satellitesの"Keep Your Hands To Yourself"があれよあれよと思う間に、チャートをグングンと駆け上って行ったんですよね(最高位は2位だったかな)。

この"Keep Your Hands To Yourself"、イントロの何とものんびりとした感じからスタートして、ヴォーカルのDan Bairdのよれ気味の歌声が加わり、その後はなだれ込んで行くようにルースな演奏が繰り広げられるんですよね。所々でDanのヴォーカルが裏返ったりするのも最高。はっきり言って、当時はびっくりしましたねぇ。こんなにかっこいい連中がいるのかぁ・・・って。

アルバム全体も最高のR&Rで占められていて、ライヴ盤を聴いているような感じで熱くなれます。アルコールとの相性も抜群でしょう。”Keep~"以外で特に好きな曲を挙げておくと、"Battleship Chains"(Dan Bairdが後にThe Yayhoosで共に活動するようになるTerry Andersonのペンによる曲。Terryは自身のバンドThe Woodsの87年のアルバムで取り上げていますが、残念ながら未聴。そのThe Woodsの前身バンド時代には、Danも在籍していたそうな。Terryはソロ作品も数枚リリースしてます)や"The Myth Of Love"や"Can't Stand The Pain"(この曲はギタリストのRick Richards作曲で、彼がリード・ヴォーカルのようです)。

バンドは88年と89年にそれぞれ2作目と3作目をリリース、セールス的には振るわなかったものの、相変わらずのスタイルを貫ぬきつつも作風に幅を感じさせるなど成長も感じさせてくれました(特に3作目)。しかし、その後に、あっさりと解散。1980年の暮れ、John Lennon死亡のニュースを知り、『何てこった・・・』の思いと共にバンドを結成したという彼ら。ふら~っと現れて、好きなだけ好きな音楽をやったら、どこへともなく去って行っちゃいました(もちろん、Danはソロ・デビュー。ちょいとソリッドになりつつも、相変わらずの俺節ロケンロ~♪)。あの80年代に、どんなムーヴメントに属する事もなく、こんなバンドがいた事・・・これはいつまでも覚えておきたい。

リッピング

数日前から携帯音楽プレイヤー用の音楽データのリッピング作業を続けております。私はiP○d(○の部分は当然ながら伏字です)ユーザーではなく、S社のブツを使っているので、圧縮形式はAtrac3系です(・・・って、S社がどこか丸分かり?)。PCが天国に旅立つ前はAtrac3の132kbpsを使っていたんだけど、気が変わって、今後はAtrac3plusの64kbpsで。データ容量を減らせるのもあるし、プレイヤーのHDDの回転数も単純に半分になって電池の持続具合も良くなるかと思って。

んなもんで、思い切って、これまでのデータを全て破棄する事に・・・って、以前はそんなにデータを取り込んでなかったんですが。今後はデータの取り込みを積極的にして、気軽に音源に触れられるようにしようかと。とは言え、ノートPCなんで、HDDの容量も限られている事であり、外付けDVDドライヴを購入して、余分なデータはDVD-RAMかDVD-Rに保存してしまうのぢゃ~! DVDドライヴは他のデータのバックアップにも役立ってくれるはずだし。

CDの枚数が増え過ぎて、聴く頻度が低めのCDは某社の薄型ケースに移行しているんだけど、そのケースは出し入れが普通のケースよりも面倒なんで、結局はほとんど聴いてないのね。でも、それぢゃ~いかんだろってな気がしてたんで、その辺のも取り込もうかと。

ちょっと計算してみると・・・40分収録のCDだと、私の20GBのプレイヤーには1000枚ぐらい収録できそう。1枚のリッピングに6分ぐらいかかっているんで、6000分=100時間。1日に2時間として、50日。毎日やると気が狂うんで、3日に1回として、150日。5ヵ月後って事は夏ですなぁ・・・ 無事に過ごせてるかなぁ・・・?

・・・とか何とか、私以外にはどうでも良さそうな事を書いてしまいました。

追伸。 私がブツを選ぶ際にS社にしようと決めたのは曲間の音切れがない事だったんですが、実際には他社のブツはどうなんでしょうね? PC上でアルバムをWMP形式に置き換えて再生してみると、確かにプツリと音が切れてたのは覚えてるんです(4年ぐらい前の記憶です。それ以降は試してないんで)。それ以降に進化したんでしょうかね? ライヴ・アルバムとかで、拍手がコンマ何秒とかとは言え、途切れてしまうのは興醒めなんすよねぇ・・・いくら、外出中に聴いていても。ライヴ盤じゃなくても、曲間なしで繋がっている場合も少なくないし、そんな場合は尚更、音が途切れるのはねぇ・・・

3月か・・・

よく分からんうちに3月になってました。今年リリースのCDはまだ1枚も買っていないんですよね。懐具合もあるんだけど、買っておきながら聴けていないCDが多過ぎるんで、新たに買っても混乱の度合いが増すだけのような気がして・・・

そんな感じで、今日の音盤を選び切れずにお茶を濁している訳なんですが・・・ 何か音楽の話題を・・・と考えていると、そう言えば、Son Voltが3月末に来日するんですね。PCが故障していたんで、最近になって知りました。詳しくは、こちら

ご存知(かな?)の通り、Wilcoと共にUncle Tuperoなるバンドから派生したバンドです。Wilcoが音楽性を大きく変容させて新たなファン層を獲得して行った(もちろん、逆に離れて行ったり距離を置くようになったファンも)のに対して、Son Voltは根っこの部分は全く変わらずに活動をしていたような印象があります。1998年の3作目後にバンドとしての活動を停止してからは中心人物のJay Farrarはソロに転向し、昨年に再結成アルバムがリリースされたんですが、残念ながら最近の活動まではチェックできていない私であります。気にはなっていたんですが・・・

今回の来日は東京のみのようで、当然ながら行けません。彼らのようなルーツ色の濃いバンドは日本での認知度が低くて、悲しくなってしまいます。今回のチケットの売れ行きもちょっと心配だなぁ・・・ 関東近辺の人には是非とも見に行ってもらいたいもんです。昨日今日に出て来た連中には出せない音を聴かせてくれるんじゃないかと思うんです。今年のFuji Rockの参加メンバーの第一弾も発表されたようですが、彼らの音楽って野外で聴いたら最高やろうなぁ・・・ 暮れ行く夕焼けを見上げながら、"Tear Stained Eye"を歌いたいぞ!

う~ん、これなら、Son Voltのデビュー作を今日の音盤にすれば良かったような・・・?