昨日の感想

行って来ましたよ、Maritimeのライヴ。やっぱり、すごく良かったっすねぇ。今回は会場のキャパも小さく、すぐそこでDaveyが歌っていました。楽しそうに歌う姿は相変わらず(前回の方が楽しそうに見えたような気が・・・?)。良い曲いっぱい、大満足でした。

本来なら、ライヴ・レポートの形で書きたいとこなんですが、最後の方の記憶がないんですよね・・・って、大丈夫か? どうやって帰りの電車に乗ったんだろ? 最近はライヴに行くと、途中からどこで何をしているのか分からなくなってしまうような感覚になっちゃうような・・・ この前のBen Foldsの時は開始時刻が早かったからか、大丈夫だったけど。酸欠気味だったんでしょうか? まあ、何とか帰宅できたんで、良しとしますか・・・

明日から11月ですね。勉強に時間を割きたいんで、blogはペース・ダウンしそう。寒くなって来たし、風邪とかを引かんようにせねば。

今日の音盤 2005/10/29

画像今日の音盤。

Papas Fritas / Buildings And Grounds (2000)

Massachusetts州Somervilleで結成された(その後はBostonで活動)バンドの3作目。Tony Goddess、Keith Gandel、Shivika Asthanaのトリオ編成。曲やパートによって、男女ヴォーカルが入れ替わります。しばらく前までは2作目しか持ってなかったんですが、そちらはまずまず良いかな・・・ぐらいの認識だったんで、この3作目は見送っていたんです。でも、前作以上との評判を信じて、入手。うん、こりゃ~ええわ。

前作までの作風は良くも悪くも素人っぽさを感じたんですが(デビュー作も本作後に入手)、この3作目で大きく成長した感があります。それまでの瑞々しさを残しつつも、曲の充実度が飛躍的にアップ。とにかく、フックの効いたメロディがガツンと響くし、アダルトな雰囲気の曲もバッチリな出来。へなちょこ具合も完全に消えたりせずに、作品の端々にちらりと顔を覗かせる感じで、何とも愛嬌に溢れた作品なんですよね。成長しながら若返っている・・・そんな印象です。捨て曲なし。Indie Popの枠を超えて聴かれるべき名盤になっていると言えるんじゃないでしょうか。

バンド名のPapas Fritas、これはスペイン語で、意味は確かフライド・ポテトだったかなぁ。んで、このPapas Fritasの響きが英語の"Pop has freed us"に似通っているのが、命名の際のポイントだったよう。うん、ポップだし自由に楽しくやっている雰囲気いっぱいですねぇ。この3作目の後、2003年にベスト盤的な内容のアルバム"Pop Has Freed Us"をリリースしていますが、それ以降はリリースから遠ざかっている状況。3作目でのステップ・アップの度合いを考えると、新作の発表が待たれるところですね。

はふぅ・・・

負けちゃいましたねぇ・・・ 第4戦は接戦に持ち込めたものの、最初の3試合は一方的な展開だったんで、2年前に感じたような悔しさはほとんどありませんね。シーズン終了からの期間が長かった事とかが関係してるとは思うけれど、何を言っても負け惜しみのように聞こえてしまいそうだし、言わずにおきましょうか。とにかく、お疲れ様でした。来年以降に期待じゃな。

マリーンズ優勝、おめでとうございます。強かったっすねぇ。ファンを惹きつける魅力に溢れたチームだと改めて感じました。今年はアジアシリーズがあるそうなので(来年以降も?)、次はアジアの頂点に立ってもらいたいですね。

今日の音盤 2005/10/23

画像今日の音盤。

Maritime / Glass Floor (2004)

Davey von Bohlen、Dan Didier、Eric Axelsonのトリオによるバンドのデビュー作。DaveyとDanが元The Promise Ring、Ericが元The Dismemberment Planなんでしたね。

以前(9月7日)にも少し書いてますが、The Promise Ringは聴いていたものの、解散したとのニュースをちらりと目にした程度で、その後がどうなっているのかなんて全く知らなかったんです。そんなこんなの2004年のある日に、ネット上にて、Maritimeとして活動している事を知り、彼らの曲を試聴してみたんです。すると、その曲が想像以上の素晴らしさだったんです。The Promise Ringもそれなりに良いとは思っていたけれど、Maritimeはその比じゃないなって感じたんです。

んで、早速、アルバムを入手。試聴で感じていた期待や予感をも上回るような、本当に素晴らしい作品だったんです。音楽を聴き続けていると色々な音に出会うけれど、このMaritimeとの出会いは去年の最も印象に残るものだったように思う。昨年リリースのアルバムで言えば、Ron Sexsmithの"Retriever"がマイ・ベストだったんだけれど、Ron自体は何年も聴いている事もあって、去年の自分が考えていた事や感じていた事を心の中に呼び戻させてくれるのはMaritimeのこのアルバムだなぁ~って思う。1年ぐらいしか経っていないのに、もう戻れないんですよね・・・ かけがえのない歌の詰まった、本当に素敵なアルバムです。傑作。

そんな日々の思いを重ね合わせるように聴いていたMaritime。アルバムのリリースから間もない昨年の7月に来日したんですよね。あれが2004年の初ライヴだったんですよねぇ(Travisは来日中止でしたからねぇ・・・)。久々のライヴでちょっと緊張気味だったんだけど、オープニング・アクトを経てのMaritimeの演奏はライヴの素晴らしさを再認識させてくれるものでした。会場に着いたのが遅かった事もあり、後ろの方で見ていたんだけど、ギターを抱えて嬉しそうに歌うDaveyの姿がとても印象的でした(レフティ&赤のシャツだったっけ?)。見ている方まで本当に楽しい気持ちになって、胸が熱い思いでいっぱいになりました。

あれから1年余り・・・と思っていたら、何と快調なペースで新作リリース&再来日。その新作"We, The Vehicles"は前作の雰囲気を残しつつも、少しライヴ感を増したような作りになっているように感じました・・・って、もうちょっと聴き込みたいとこですが。ライヴは今月末から来月初めにかけて。私の行く大阪は1週間後の10月30日。まだ少しチケットも余っているっぽいので、是非に(チケット代もお手頃ですよ)。あぁ~、めっちゃ楽しみ♪

Maritimeのオフィシャル・サイトにて、何曲か試聴ができます。

今日の音盤 2005/10/22

画像今日の音盤。

Sparkwood / The La La Crutch (2000)

Texas州Austinを中心に活動しているバンドのデビュー作。これも入手に苦労した1枚。売ってなかったっすねぇ。3年ぐらい前にネット接続が可能になってから、CD Babyにて購入。待ちに待って聴いてみると、ムフフフ・・・と笑いの漏れてしまうようなポップな曲が満載のアルバムでした。一部のポップ・ミュージック・ファンだけで独占しておくのは何とももったいないと思わせる傑作ですね。

良曲揃いのアルバムの中でも特に光っているのが6曲目に収録の"Ramie"。このメロディの持つ力は半端じゃないです。例えるなら、Elvis Costello And The Attractionsの"Oliver's Army"やXTCの"The Mayor Of Simpleton"ぐらいの凄さ。とにかく、1度聴いたら耳から離れまへん。以前に使った表現をまた使うなら・・・心の中のヒット・チャート、10週連続1位!

もちろん、他の曲も魅力たっぷり。2曲目"Ben & Katy"の明快なポップさ、3曲目"Wurly"の痒い所に手が届くような感じ、5曲目"Naked Truth"のしっとりとしたメロディ、9曲目"Cockroach Stomp"のどっかで聴いた事があるよ~な気がしてしまうロシア風な感じ、11曲目"Trilogy I"から12曲目"Trilogy II"へ展開するとこ・・・などなど、この他も良いんですが。とにかく、全曲の作曲を手掛けているBart Padarなる人物、かなりの才能の持ち主ですな。

この作品の後、リリースが途絶えていたんだけど、今年になって2作目となる新作"Jalopy Pop"がやっとリリースされました。前作同様、自主リリースのようで、入手可能なショップが限定されてしまっているのが残念なところ。でも、内容の方は相変わらずのポップさが健在で、聴いていると嬉しくなってしまいます。今年の年間ベスト5に入りそうかなぁ。前回の紹介がKyle Vincentだった事もあり、Kyle(の特にデビュー作)を好きな人にはピッタリかも?

Sparkwoodのオフィシャル・サイトCD Babyにて、1作目と2作目両方の曲の試聴が可能です。現在、3作目を制作中との事。

今日の音盤 2005/10/18

画像今日の音盤。

Kyle Vincent / S.T. (1997)

USのバンド、Candy(1985年にアルバム1枚のみをリリースし、その後に解散)の元ヴォーカリストだったKyle Vincentのソロ・デビュー作。これ以前にデビュー作としてリリースされるはずだった音源はお蔵入りに(後に、"A Night Like This"としてリリース)。

このblogを見続けてくれている人なら、彼の事を知っている人も多いんじゃないかと思うけれど、一般的には知る人ぞ知る的な存在なんでしょうかねぇ。このデビュー作はメジャー・レーベルからのリリースだったものの、最近は自らのレーベル(かな?)からのリリースが中心になっていて、才能に見合った認知をされていない現状がもどかしく感じられたりします。90年代以降、メロディ重視のポップ・ミュージックをやるバンドやアーティストは本当に苦戦してますからねぇ。Jellyfish、The Greenberry Woods、Gigolo Aunts・・・などなど。Kara's Flowersとかもそうだったんじゃないかと思うけど、Maroon 5になった途端にグングン人気者に。何かのきっかけがあれば、あんな風になる可能性があるんですよねぇ。まあ、多くの人に聞き流されるよりは、少数であっても本当に好きでいてくれるファンがきちんといる方が良いとも思うんだけど。

さて、このデビュー作。90年代のポップ・ミュージックの代表的なアルバムの1つに挙げる声もある名盤ですよね。私が存在を知った99年頃には既に入手困難になっていて、半年ぐらい探し回った思い出が。やっと聴けた日の思いが蘇りますね。膨れ上がっていた期待に十分に応える内容にニンマリ・・・でした。70年代ぐらいのポップ・ミュージック(更には、それらに影響を与えたであろう50年代や60年代の音楽も彼の資質として自然に備わっているように思えます)の要素を素直に消化したような曲から感じられる、普遍の魅力。彼の真骨頂であるスロウからミディアム・テンポの曲でのメロディの美しさは本当に素晴らしいし、伸びやかに歌う彼のヴォーカルには心惹かれるものがあります。次作の"Wow & Flutter"以降に比べて、アップ・テンポの曲が多めなのも特徴で、その出来も最高。冒頭に収録された永遠の名曲"Arianne"を始めとして、良い曲いっぱいのアルバム。是非! 彼のアルバムはどれも良いですよ。

さて、本日、Kyle Vincentを取り上げたのは他でもなく、Kyleからメールが届いたので(別にメル友じゃありませんが。以前に最新作に当たるアルバム"Don't You Know"をCD Babyで購入していたんで、その繋がりで・・・って、この辺はCD Babyの仕組みを知らないと理解できないでしょうが)。それによると、未発表音源などを集めたCDが11月にリリースされるらしいのですが、最大のポイントは来日の可能性があるとの事! なんだってぇ~~~と思って調べてみたら、こちらを見てみると、以前から来日へ向けての動きはあったようで。私は熱心なファンではないかも知れないけれど、やっぱり生Kyleを見たいなぁ。来日、実現できるかな。

Kyle Vincentのオフィシャル・サイトCD Babyなどで、彼の曲の試聴が可能です。

今日の収穫 2005/10/16

画像今日の収穫・・・CD。

① Flop / Whenever You're Ready (1993)
② Epic Soundtracks / Change My Life (1996) [pic]
③ The Real People / Whats On The Outside (1996)
④ The Christians / Colour (1990)
⑤ Atomic Swing / A Car Crash In The Blue (1993)

価格(税込)・・・①250円、②750円、③1000円、④105円、⑤250円
状態等・・・①~⑤全て中古、輸入盤

① 2作目。これはシンコー・ミュージックから出版されているパワポ本(ピンクのアレね)にも掲載されているアルバムですね。期待しすぎると肩透かしを食らってしまいそうなんで、まずまず楽しめるPower Popなんじゃないかと想像しつつ。

② Swell Mapsなどで活動していた人ですね。これがソロでの3作目。彼の名前は以前から知っていたんだけど、存在を気にするようになったのは今年になってから。探しても見つからない日が続いたんだけど、やっとこさ発見。まあ、ネットを使えば入手はできたんだけど。本当に欲しいと思っていたのは傑作との評判のソロ・デビュー作。まあ、この3作目を聴いてみてからですな。なお、彼は本作発表の翌年の1997年11月6日に他界してしまっています。

③ UKのバンドの2作目? 隠れた名盤との評価があるようで、ここ何年か探していました。見つけた時は思わず小躍り。日本盤もリリースされていたみたいなんで、もっと早く見つかってても良さそうなもんなんですが。期待に違わぬ出来なんでしょうか?

④ 80年代後半から90年代前半にかけて、UKで高い人気を誇ったバンドの2作目。私はこの2作目までの頃のシングル曲を知っているぐらい。デビュー作の曲は適度なポップさを持ったソウル・ミュージック寄りのものだったように記憶しているけれど、本作からのシングル"Words"はAOR色を増したような感じで、一度聴けば耳に残るような親しみやすさを持ったような曲でした。演歌も真っ青の叙情味。是非とも、体験してみて下さい。

⑤ 安売りコーナーでよく見かけるAtomic Swing。よく見かけるうちに名前を覚えて、ネットで調べてみると、Sweden出身のバンドとの事で、このデビュー作は理屈抜きに楽しめるような作品らしく、購入してみました。Mando Diaoのような感じなのかと想像しちゃうんですが、どんな音なんでしょうね?

ぼ~っと

ど~も、頭がぼ~っとしてしまう土曜の夜。音盤紹介用にとCDを聴いていても、文章が浮かんで来ない。そんな感じなんで、何か別の事をと思うんだけど・・・ねぇ。

え~っと、昨日、久々に洋書を購入。何だか安売りしてたんで。

Dennis Lehane / Shutter Island

税込735円、ペーパーバック。いつ読み終わるか分からないし、読み終わらないかも・・・? Dennis Lehane・・・デニス・ルヘイン(あるいは、レヘイン)は前作(かな?)の『ミスティック・リバー』をかなり気に入っていたんで。そちらは普通に日本語訳本を読んだんですが。登場人物の心理を冷静かつ執拗に描くような作風が印象に残っています。そう言えば、映画化されたんでしたね。見てないなぁ。まあ、これはぼちぼち読みたいな、と。

う~ん、どことなく文章もぼ~っとしてますなぁ・・・ 明日は早めに起きんとあかんから、そろそろ寝るか。何を聴きながら寝ようかな・・・

今日の音盤 2005/10/12

画像今日の音盤。

Oranger / The Quiet Vibration Land (2000)

California州San Franciscoで結成されたバンドの2作目。デビュー作は発展途上ながら、面白いものを持っていそうな印象を与えるような出来だったと記憶しているけれど、この2作目はバンドの狙いがはっきりとしていて、非常に聴き応えのある作品に仕上がっていました・・・って、両方を同時に購入したはずの私なんですが。音楽雑誌の『ストレンジ・デイズ』のレヴューで取り上げられていたのが記憶に残っているけれど、そのレヴューを見て買う事にしたのか、買った後にレヴューを見て唸っていたのかは、今となっては不明。

うん、まずは1曲目の"Sorry Paul"ですよね。まあ、反則なんですけど。個人的には、OKですね。これを聴いたPaul(もちろん、Paul McCartneyです)のディープなファンはどう思うのかは私には分からないけれど、アルバムの1曲目にこんな曲をやって、こんなタイトルを付けてしまうんだから、バンドのセンスに感心してしまう訳です。ただ、そう思わせるのはアルバム全体の出来の良さがあればこその事。1曲目が浮いてしまう事なく、他の曲とうまく調和しているんですよね。どのアーティストに似ているとかは安易に書かないようにしているんだけれど、Ooberman~The Churchills~Fluid Ounces~Sloan~The Beatlesな雰囲気と言えば分かってもらえるでしょうか・・・って、分かりそうな人はすでに本作を持っていそうだけど。

私の持っているのはUS盤ですが、UK盤はあのAlan McGeeによる新興レーベルのPoptonesからのリリースだったっけ。そんな事もあって、もっと注目を集めるかと思ったんですけどねぇ。才能のあるバンドだと思うんですけど。60年代から70年代のポップ・ミュージックの要素を適度な茶目っ気を盛り込みつつ仕上げてしまう手腕はかなりのものがあるように思えます。確信犯ですな。マスコミに煽られて注目を集めるバンドを聴いてみてガックリとした後に聴くと、良さが倍増して聴こえると言いましょうか。これが今年のリリースだったら、年間ベストに選びたいぐらいかなぁ・・・って、今年はドキッとするようなアルバムに出会えてないんですよねぇ。

数ヶ月前にやっとこさ入手した2003年リリースの3作目(初回限定5000枚のみ2枚組仕様)も良い感じだなぁ~と思って油断していたら、4作目"New Comes And Goes"が最近になってリリースされていました。う~ん、どんどん注目度が下がってしまっているような・・・? とにかく、この2作目は埋もれさせてしまうには惜し過ぎる名盤。"Sorry Paul"だけじゃなくて、8曲目の"Springtime"や14曲目"Straight Love"など、キラー・チューンもザクザク。聴いてね。

今日の音盤 2005/10/10

画像今日の音盤。

They Might Be Giants / John Henry (1994)

John FlansburghとJohn Linnellによるユニットの5作目(コンピ盤などを除く)。Paul FoxとThey Might Be Giantsによるプロデュース作品。7月17日にToad The Wet Sprocketの作品を取り上げた際に書いた『他に数枚』の中の1枚。当時、これ以前の彼らについては、3作目の"Flood"に収録の"Birdhouse In Your Soul"などをラジオで聴いて知っているぐらいでした。ポップな曲をやるバンドだな・・・ぐらいの認識はあったんですが、実際に本作を聴いて、ぶっ飛んでしまいました。微妙にねじくれつつも人懐っこいメロディ、アホっぽいようでいて何だか理知的な歌詞・・・それらが頭の中でグルグルグルと渦巻くような感じでした。今思うと、狂ったように繰り返し繰り返し聴いてましたねぇ・・・ もちろん、今でもよく聴いています。

改めて聴いてみても、名曲てんこ盛りの傑作だなぁ。こんなポップなアルバムには、滅多に出会えないでしょうねぇ。色々な音楽要素を吸収していると思えるけれど、最終的にはThey Might Be Giantsとしか言いようがない音に仕上がっているのね。個人的には彼らの最高傑作だと思うんだけど("Apollo 18"もすごいが)、世間一般の見解は違うようで・・・ ライヴ盤やベスト盤でも扱いが低いねぇ・・・ 何でなの? とにかく、頭も体も反応しまくり。全20曲、聴いて歌って笑って踊っての極楽タイム!

我らのTMBG、またまた新作発表? 今年リリースされていた"Here Come The ABCs"のCD+DVDヴァージョンの発売に加えて、レア・トラック集(かな?)"They Got Lost"も10月25日にUSでリリース。留まる事を知らんねぇ。

今日の音盤 2005/10/09

画像今日の音盤。

Of Montreal / The Gay Parade (1999)

Georgia州Athensで結成されたバンドの4作目(ミニ・アルバムを含む)。Kevin Barnesを中心としたバンドですね。このBarnesさん、かなりの才能の持ち主ですねぇ。しかも、かなりの多作家で、1997年のアルバム・デビュー以来、じゃんじゃかと作品をリリース。正直なとこ、ここ数年はチェックが追いつかずに放置していました。すんません・・・

私が彼らの事を知ったのは本作のリリースされた1999年。この頃、彼らの周辺のIndie Popのアーティストが日本で多く紹介されるようになっていて、私も色々と聴いてみました。例えば・・・

The Apples In Stereo、The Olivia Tremor Control、Elf Power、The Ladybug Transistor、The Essex Green、Masters Of The Hemisphere

・・・などなど。Elephant 6界隈(その周辺も含めて)ですね。レーベルで言えば、Kindercoreとか。The Ladybug Transistorとかはかなり好きでしたねぇ。私の場合、次第にルーツ・ロックの方に興味が移って行ってしまって聴く機会が減ったんだけど、この周辺のアーティストから強く感じられたDIY精神は今でも音楽を聴く際には頭の中に存在し続けていますね。

さて、この1999年リリースの"The Gay Parade"はタイトルやジャケのデザインから推測できる通り、とっても楽しい雰囲気に包まれたアルバム。こんな風に色んなアイデアの詰め込まれたような音楽を表現する時に、『おもちゃ箱をひっくり返したような』って表現をされたりするけれど、この作品は『おもちゃの国(?)に迷い込んだような』感じと言えそうかなぁ。箱庭の中に音世界が構築されているような印象。とにかく、底抜けに楽しい感じだったり、ちょっぴり寂しげな瞬間もあったり。Kevin Barnesのヴォーカルは好き嫌いが分かれそうかなって思うけれど、この音にはぴったりの声だと思うし、私は好き。90年代最強(最弱?)のPop絵巻か。

そんなOf Montrealが来日中なんですよねぇ。私は残念ながら今回は見に行けません。う~ん、もったいないなぁ・・・ そんな私のような人のために、11月2日(水)のNHK-FMで放送のLive Beat(23時20分~24時20分)にて、Of Montrealのライヴの模様がオン・エアされるようです。聴かなくては。

今日の音盤 2005/10/07

画像今日の音盤。

The Go-Betweens / The Friends Of Rachel Worth (2000)

Robert ForsterとGrant McLennanを中心にAustraliaで結成されたバンドの再結成後の最初のアルバム。通算では、7作目かな(コンピ盤などを除く)。私が彼らの作品を聴き始めたのが本作からなので、このアルバムへの思い入れが最も深いですね。秋の気配を感じながら、じっくりと聴きたい・・・そんな感じでしょうか。2人の個性がじわりと溶け込んだような良盤ですね。

一般的な認識は低いと言わざるを得ないけれど、Guitar Pop周辺での影響度あるいは存在感は大きなものがあるように感じられます。伊藤英嗣氏の書籍『ネクスト・ジェネレーション』の文章を引用してみると、彼らの作品から感じられるのは・・・

“ビッグなポップ・スターなんかになりたくないけれど、アンダーグラウンド・ヒーローにもなりたくない”

・・・とあります。おぉ~、なるほどねぇ。つまり、『その中間=go-between』なんですね。確かに、そんな感じがします。この表現に対して、Grant自身もその通りなんだとの答えが。ポップ・ミュージックの商業化が顕著だった70年代後半から80年代の時期に、こんな態度を持ったバンドがAustraliaから現れたってのも興味深いですね。当時の彼らはUKが活動の拠点だったようで、Postcardレーベルからシングルをリリース、83年リリースの2作目"Before Hollywood"のプロデュースをしたのはJohn Brand。これはAztec Cameraと符合するんですよねぇ・・・などと、20年以上を経た2005年になって小さく感動。

さて、この再結成第1弾となったアルバムには、Sleater-KinneyやQuasiのメンバーらが大々的に参加、準メンバーとして貢献しています。この2つのバンドもgo-betweenなスタンスのバンドであるように思えるし、そして何よりもQuasiと関連の深いElliott Smithこそ現代のgo-betweenな存在となるべきアーティストだったんじゃないでしょうか(本人はそんな事は思わないでしょうが・・・)。上記の伊藤氏の書籍が出版された時点(1998年)では解散していたThe Go-Betweensは再結成して、全てが歌に収束するかのような味わい深い作品を届けてくれました。でも、Elliott Smithは・・・ そんな訳で、表面的なスタイルは違うかも知れないけれど、Elliott SmithのファンでThe Go-Betweensを未聴の方には聴いてもらいたいなと思ったりします。

The Go-Betweensは本作以降も順調に活動中。2003年リリースの8作目に続いて、今年の5月には最新作"Oceans Apart"を発表しています。2003年には初来日を果たしましたが、私はその際のライヴは見れていません。永年のファンの方は堪能されたんでしょうねぇ。

今日の音盤 2005/10/05

画像今日の音盤。

Mindy Smith / One Moment More (2004)

デビュー作。私が購入した中では、ここ数年の女性ソロ・アーティストのデビュー作品としては最高の出来にあるアルバムでしょう。まあ、女性アーティストの作品自体をそんなに買っている訳じゃないんで、他にも良いのは多くあるんでしょうけど。今年デビューのアーティストだと、Anna NalickやCourtney Jayeなどを聴いてみたけれど、Mindy Smithの方に強く魅力を感じますねぇ。雰囲気として近さを感じるのは・・・以前に紹介したJess Klein辺りかなぁ。

どの辺りが良いのかと言えば、曲が本当に良く書けている事でしょう。雰囲気が先行していて曲の出来がイマイチと思えるようなアーティストが少なくないんだけど、彼女の曲は確かなメロディと共に響く・・・そんな感じでしょうか。そして、彼女の声にも心奪われてしまうような素晴らしさがありますね。凛と澄んだ中にも心優しさのようなものが溢れた声、これは初めて聴いた時点で好きになってしまっていましたね。そんな優れた素養が適度なルーツっぽさを持ったバックの過不足のない演奏で光り輝いているアルバム、それが私なりの本作の感想です。とにかく、とてもナチュラルに心に響いて来ます。

彼女はUSのTowerRecords.comの2004年4月のArtist of the Monthに選ばれていて、私が彼女の存在を知ったのも、これがきっかけだったような気がします。それによると、デビュー前に参加したDolly Partonのトリビュート・アルバムで評判になり、メジャー・レーベルからの誘いもあったようです。しかし、自らの音楽活動を自由に行える事を約束したアメリカン・ルーツ・ミュージックの老舗レーベルのVanguard Recordsと契約、このデビュー作のリリースへと至ったようです。彼女の決断が正しかったと納得できるような、最高のデビュー作ですねぇ。今後の成長をしっかりと追い続けたいもんです。

最後に。これは私としては最高の褒め言葉とも言えましょうか。良い曲が多く収録されている本作、その最高の瞬間を刻んだ何曲かを聴いている時の私の心は、Ron Sexsmithの音楽に初めて出会って聴いていた頃のそれととても近い感覚であるように思えます。これからもずっと聴き続けるであろう名盤。

今日の音盤 2005/10/02

画像今日の音盤。

The Jayhawks / Tomorrow The Green Grass (1995)

Minnesota州のMinneapolisで結成されたバンドの4作目。私の最も好きなアルバムの1つ。今までに何百回となく聴いたんじゃないかと思うけれど、死ぬまで聴き続けるであろうと確信できます。そんな本作なんだけど、実は最初の印象はイマイチだったんですよね。彼らの作品を初めて聴いたのが、次作に当たる1997年リリースの"Sound Of Lies"だったんです。それを気に入って、遡る形で本作を聴いたんです。両方を聴いている方なら分かる通り、この間に中心人物の1人であるMark Olsonが脱退した影響がサウンドにも大きく表れていて、別のバンドかと思うぐらいに変化しているんですよね。そのせいで、かなり戸惑ってしまったんでしょうね。

でも、何度か聴いているうちに、輝く光に気付いたんです。それ以来、本当にコンスタントに聴き続けています。まず何よりも、抜群のメロディに彩られた楽曲が素晴らしいですねぇ。ルーツ色が極上のハーモニーにうまく溶け込むような感じで、爽やかな余韻が作品の端々から滲み出していると言いましょうか。オルタナ・カントリーとして紹介される事が多いようだけど、私的にはピンと来ないですね。フォークやカントリー、更にはロックの要素が自然にブレンドされたポップ・ミュージックなんじゃないでしょうか。分かり易く言えば、The Beatlesの"I'm Looking Through You"などに近い雰囲気があるように思えます(分かり易いかな・・・?)。何が言いたいのかと言えば、もっと広く聴かれるべき名盤中の名盤だって事なんです。作品内に満ちている唯一無二の空気感・・・これは言葉では表現できませんね。

名曲揃いなんで、特に好きな曲をピック・アップしてみましょうか。まずは、冒頭の"Blue"。これは以前に紹介したThe Thornsもカヴァーしている曲なんだけど、完璧としか言いようがないぐらいに素晴らしいです。2曲目の"I'd Run Away"も大好きだし、3曲目の"Miss Williams' Guitar"も大好き。んで、4曲目の"Two Hearts"も大好きで・・・って、キリがないがな。この曲の途中の『アィ・アィ・アイ・アム・ロォ~ンリィ、アィ・アィ・アイ・アム・ロォ~ンリィ、アィ・アィ・アイ・アム・ロォ~ンリィ~・トゥ~~~♪』の部分は何回聴いてもゾクゾクするぐらいに気持ちが高ぶってしまいます。超名曲。Grand Funkのカヴァーである7曲目の"Bad Time"も最高。最後の13曲目の"Ten Little Kids"は曲中に子供の歓声や犬の鳴き声などが挿入されているんだけど、その中で3分29秒から3分30秒にかけての部分で、思いっきり関西弁で・・・『そんなん違うでっ!』・・・と言っているように聞こえるのは私だけでしょうか? とにかく、どの曲も大好き。

さて、これを気に入るようだと、前作の"Hollywood Town Hall"を聴きたいところ。上記の"Sound Of Lies"ももちろん悪い出来なんかじゃなく、かなり良いと私は思っています。2003年リリースの最新作"Rainy Day Music"もすごく良いですね。また、中心人物のGary Lourisも参加したGolden Smogの作品も関連作として外せませんね。

はっきりとした情報ではないんだけど、このThe Jayhawksは解散あるいは活動停止が噂されているんですよね。でも、脱退したMark OlsonがGary Lourisと再び活動を共にしているとの情報もあり、今後の動向を見守りたいですね。願わくば、Mark OlsonがThe Jayhawksに復帰してアルバムをリリースして、奇跡の来日ライヴ・・・ってな事になれば最高だなぁ。