ちょっと変更

今日で9月も終了、明日からは10月です。準備不足で始めてしまったblogも3ヶ月が経過。準備不足が影響してか、ちょっと疲れて来てしまいました。んなもんで、10月から少しフォーマットを変更。何を変えるのかと言うと、『今日の音盤』で1度に紹介しているディスクの枚数を・・・

3枚→1枚

・・・に変更します。まあ、別に誰も気にしないだろうけども。それなりに関連を持たせて3枚も選ぶのは、私の手に余る事が分かったもんですから。これで、新譜とかの紹介をやり易くなるかな。

そんな訳ですが、10月からも暇を見つけて、このblogを見てやって下さいな。

今日の音盤 2005/09/30

画像今日の音盤。

① Paul McCartney / McCartney (1970) [pic]
② Wings / Wings Greatest (1978)
③ Emitt Rhodes / S.T. (1970)

① The Beatlesの解散後にリリースされたソロ・デビュー作。当時は評判が悪かったそうで。まあ、"Abbey Road"の続きを期待すると、肩透かしを食らったような気になりそうかなって思うけど。でも、時を経た今になって、The Beatlesから離れての最初の作品として考えてみると、Paulがこんな作品を作ったのが私なりに分かるような気がするんです。The Beatlesでの音楽活動は充実したものであると同時に、ストレスをも感じるものだったと思うんですよね。解散後に、そんな事から解き放たれて、自分の音楽をもっと自分の近い位置に置いて、リラックスして音楽を楽しむ気持ちを取り戻したかったんじゃないかと想像します。冒頭の"The Lovely Linda"の穏やかな感じとかは最たるもののように思えます。
③のところでも触れてますが、近年の宅録ブームも手伝って、この作品を高く評価する動きが強まりました。Paulが1人のミュージシャンに戻って制作した誠実なアルバムですよね。名盤。"Every Night"や"Junk"の美しさは格別だし、"Maybe I'm Amazed"は彼がFabだった事を思い起こさせるような名曲ですね。

② ベスト盤。Wings名義でのリリースだけど、Wings結成前の曲なども含まれています。改めて聴いてみても、彼のソングライターとしての能力をまざまざと思い知らされますね。この完璧なまでのメロディを快く思えなかった頃もあったんだけど、今なら大丈夫。才能の塊とも思えるような充実の全12曲。その後に充実したベスト盤が発表されて本作の重要性は薄れてしまったんだけど、以前は本作以外のCDでは聴けない曲もあったりして、必携の作品だったんですよね。個人的には、1曲目の"Another Day"が最も好きかなぁ。
さて、久々の新譜がリリースされたばかりのPaul McCartney。その新譜のプロデュースを担当しているのがTravisの作品などでお馴染みのNigel Godrich。年内中くらいに買おうかなぁ~と、のんびり考えていたら、どうも評判が良いようで。予定変更で、この週末に発注予定。海を渡っての到着は10月中旬以降かな。

③ 60年代後半はThe-Merry-Go-Roundなるポップ・バンドの中心人物として活動していたEmitt Rhodesがバンドの解散後にリリースしたソロ・デビュー作。多くの方がご存知のように、この作品を語る時には、Paul McCartneyのデビュー作(上記①)が引き合いに出されますよね。確かに、USのCalifornia州の出身ながら、UK的なセンスを感じさせる曲にはPaulに通じる部分が感じられます。加えて、①とほぼ同様に一人で全ての演奏をこなしている点(①には、Lindaが少し参加しているんですかね)。インディ・シーンなどから増して行ったDIY的発想、さらには宅録ブームなどとも呼応する形で、再評価の機運も高まったんですよね。私が本作を聴くきっかけもそんな事が無縁ではなかったと思うんです。
35年前の作品なんですよねぇ・・・ 大きな注目を集める事はなかったかも知れないけれど、音楽を愛する人達に聴き継がれて行って欲しいですね。失われない輝きを持った名盤だと思う。

v(v ̄vv ̄v)v

優勝♪ やったぁ~~~!!! 選手の皆さん、ありがとう&おめでとう!

黙っていましたが、タイガース・ファンな私。大喜びしたいところだけど、2年前に果たせなかった事がありますからね。今夜は小躍りぐらいで? やっぱり、日本シリーズでは1位のチームと対戦するのが美しいと思うので、ホークスに勝ち上がって来てもらいたいですね。2年前の再戦。んで、日本一へ。

熱い秋になりそう。グビグビグビ・・・

今日の音盤 2005/09/28

今日の音盤。

① Owsley / S.T. (1999) [pic]
② Owsley / The Hard Way (2003)
③ The Semantics / Powerbill (1993)

① OwsleyことWill Owsleyのソロ・デビュー作。インディでリリースされたものを録音し直した(だっけ?)メジャー・デビュー盤ですね。リリース間もない頃に、極上のポップ作品との事で、この目立つジャケのアルバムを買ってみたんだけど、その評判通りと言うか、それ以上の仕上がりに狂喜したものです。どこまでも気持ちの良いメロディ、聴き易さを兼ね備えながらも工夫を凝らしたアレンジメントの素晴らしさ・・・ ギターを抱えてジャンプするジャケに表れているように、本当に音楽が好きな人なんでしょうねぇ。じっくりと仕上げられた感のある作品からは、自らの楽曲への愛情がとても感じられます。
The Semantics時代の曲も2曲が再録されています。そのバンド時代の盟友でもあるMillard Powersも参加していますね。この2人を引き合わせたのがBen Foldsらしいです。Ben Foldsに負けないぐらいのポップ・センスを発揮した名盤でしょう。良い曲ばかり。大好き。あっ、グラミー賞にノミネートされたんでしたね、これ。

② 5年弱ぶりの2作目。随分と待ちましたねぇ。レコード会社との契約がこじれちゃったのかと想像したりしていましたが、その通りだったようで、メジャー・レーベルを離れて自主リリースとなりました。前作で感じられたUKっぽい部分がUS的な大らかな作風へと変化しているように感じられますね。前作のようなマジカルなポップさを期待していただけに、最初は少し戸惑ったんだけど、繰り返して聴くうちにグングン好きになりました。やっぱり、メロディ・メイカーとしての資質の高さには脱帽してしまいます。
さて、この2作目のリリースからも2年近くが経つんで、新作が待たれるところ。今年の7月にiTunes限定でシングルのリリースがあったようなんで、もうちょいでしょうか? 来年ぐらいには聴きたいなぁ。来日もして欲しいなぁ。ちなみに、ここ最近はAmy Grantのライヴでギターを弾いているようですね。

③ Will Owsley、Millard Powers、Zak Starkeyのトリオのデビュー作。結局、このアルバムは本国のUSではリリースされず、日本でのみの発売となってしまったんですよね。勿体ないねぇ。Will OwsleyとMillard Powersが中心となって曲作りされたようで、この2人がそれぞれリード・ヴォーカルをほぼ半々で担当しています。それぞれがリードで歌っている曲がそれぞれの持ち曲なんでしょうかね。私の場合、Owsleyのアルバムから遡る形で本作を聴いたので、当然ながら、そちらにも収録されていた2曲に真っ先に耳が行ってしまうんだけど、他にも良い曲が多いです。当時の流行に逆らうかのような、真っ当なポップさが詰まったアルバムですね。ふと気が付くと聴きたくなるような、そんな佳作でしょうか。
ちなみに、Zak StarkeyはRingo Starrの息子で、現在はOasisと共に活動しているようですね(改めて書くまでもないでしょうが)。とにかく、日本のみのリリース作品ですからね。日本に生まれた事を喜びつつ聴きましょうか。

Ben Folds @ Osaka

9月25日、Ben Foldsのライヴを見に行って来ました。会場は大阪ビジネスパークにあるIMPホール。大阪城のすぐ傍ですね。(以下、この後のBen Foldsのライヴに行く予定で、前情報を好まない方は読まないでおく事をお勧めします)

開場時間の16時よりも少し早めに到着。IMPホールは初めてなので、場所をまず確認。オフィス・ビルディングなのかと思っていたら、こじゃれた感じのショップが色々と入っていて、建物内はゆったりした雰囲気・・・だけど、早々に建物を抜け出して、大阪城を見に行きました。ほんのちょっと歩くと外堀があるので、そこからボォ~ッと眺めていました。視界の左前方には、大阪城ホールが。最後にそこを訪れたのが2003年のNeil Young & Crazy Horseのライヴ。う~ん、あれから2年近くが経つのかぁ・・・ その間の健康面の危機を乗り越えたNeil Youngの新作が間もなくリリースだなぁ・・・などと感傷モードに入りかけるのを脱して、会場へ。

入場整理の列の方へ。あぁ~、建物の外で待つんですね、はいはい・・・と思ったら、そこからでも大阪城が見えるんですね。ちょっと焦れつつも16時半ぐらいには入場を済ませて、場所を確保すべくウロウロ。左側にピアノがあるんで、そっちに近付きたいけど、ちょっと人が多そうか。真ん中右寄りぐらいで前方の視界に障害が少なそうな位置を確保。斜め左ののっぽな人が気になるが。そこから動くなよぉ~っと軽く念力を送りました・・・ビロリロリン、と。

開演を待つ時間。これが長く感じられるんですよね。連れがいる場合は喋ったりしてるうちに時間が過ぎて行くんだけど。ペットボトルから水分などを補給しつつ待っていると、John Lennonの"Instant Karma"がかかって、心の中の音魂に静かに火が灯ったと思ったら、音量も上がって行き・・・会場消灯。

Johnの曲が鳴り止み、スタート前の効果音が鳴り始めました。そして・・・歓声と共にBen Folds達が登場。1曲目は新作のオープニング曲の"Bastard"でした。裏読みしたけれど、やはりこの曲でスタート。ガツンと一気に盛り上がる感じではないけれど、この会場に自分がいる事をじわりと実感して喜べるスタートと言えそう。さぁ~、これ以降の曲順は全く覚えてませんよぉ~! 2曲目で目が潤んでしまったのに、何だったのか思い出せないとはねぇ・・・

先日のBest 5で書いた曲からは3曲聴く事ができました。"Annie Waits"は素晴らしくて、思わずうっとり・・・ "The Last Polka"はライヴで魅力増大の名曲だと改めて認識。最高だぁ。そして、"Army"です。例のホーンの各パートに分かれてのコーラス、あれもありました。念願叶っての実地参加(言葉が硬いか?)ですよ。右寄りの私はSaxophoneの方を。練習の甲斐あって、自分なりに上手くできたかな。会場全体でも、思ったよりも良い感じだったんで、嬉しさ半分、安心半分。この曲だけじゃなくて、Benのエンターテイナーとしての資質にも感じ入るのみです。

新作からの曲と以前の曲をバランス良く聴かせる感じで、心地良く時間が過ぎて行きます。途中、Benのピアノ演奏のみのパートもありました。Rockin' The Suburbs"はなかなかに盛り上がったし、かっこ良かったなぁ。んで、もちろん、名曲"Philosophy"もやってくれました。Best 5には選ばなかったけど、大好きな曲。歌いまくり。

さて、アンコールです。1曲目は・・・え~っと、何だっけ? 2曲目は覚えてますよ。"One Angry Dwarf And 200 Solemn Faces"でしたぁ。これが最後の曲だったんだけど、激しくピアノを弾きまくるBenに目が奪われっ放し。いやぁ~、やっぱりすごいわ。

これにて終了で、会場内の明かりも灯ったんだけど、アンコールを求める拍手がなかなか鳴り止みませんでしたね。う~ん、もっと聴きたかった。会場の盛り上がりが少しイマイチに感じた意外は本当に素晴らしかったし、とても楽しめました。もっとsingalongな雰囲気かと想像していたんだけど、コアなファンじゃない人も多かったのかな? ライヴでよく思う事なんだけど、何でもっと歌わないんでしょ~か? ちょっと穿った見方かも知れないけど、もっと一緒に歌って盛り上がっていれば、アンコールでやってくれる可能性も上がると思うんだけどなぁ。ワン・ドリンク無しだったのが影響したのか? こんな時には、家からワン・ドリンクを仕込んで来んとね。

追伸。以上の内容を記述後にネット上でセット・リストを発見。気分が落ち着きました。色々とアクシデントもあったらしいんですが、そんな事を全く感じさせないような演奏でしたね。

Anyway, thanks for great singin' and awesome playin', Ben and the band!

今日のBest 5 2005/09/24

今日のBest 5・・・明日のBen Foldsのライヴでやって欲しい曲、Best 5。

① Best Imitation Of Myself (from "Ben Folds Five")
② The Last Polka (from "Ben Folds Five")
③ Boxing (from "Ben Folds Five")
④ Army (from "The Unauthorized Biography Of Reinhold Messner")
⑤ Annie Waits (from "Rockin' The Suburbs")

①②③ デビュー作が大好きなんで、必然的にこうなってしまいます。他にも聴きたい曲だらけ・・・って言うか、全曲やって欲しい。①は最初に好きになった曲。②は堪らなく好きなんで。③はアルバムのラストを飾る曲で、思い入れも深いですね。

④ オリジナル・アルバムに収録のヴァージョンは普通に良いと思った程度だったんだけど、ソロで発表されたライヴ盤"Ben Folds Live"で激惚れ。最高。歌詞にも注目。

⑤ この明快なイントロ、何とも言えませんねぇ。BF5の解散で不安だった気持ちが氷解した記憶があります。

以上、今夜はシンプルに。順不同かな。意外性のないBest 5になってしまったかも知れんけど。BF5の2作目や新作の曲も当然ながら、楽しみにしています。いやぁ~、ホントに期待が高まりますねぇ♪

秋生

画像ビールの美味い季節になりました。まあ、年中そう思っているんじゃないかとの指摘もありましょうが。

私にとってのビールとは、『ビール=発泡酒』に近いものがあるんですが。価格の安さもあって、発泡酒に親しむようになったんだけど、発泡酒も間違いなく美味いのね。さて、私が秋になると楽しみにしているのが季節限定の発泡酒『秋生』。この『秋生』は発泡酒で、味も私好みなんだけど、一番の特徴はアルコール度数が6.5%である事でしょう(以前は7%でした)。ほとんどのビールや発泡酒は5.5%ぐらいだから、少しではあるけど高い数値なのね。確かに、他とは違って酔いが回り易いような。

そんな『秋生』を飲みつつ過ごす秋の夜。昼間は暑かったりするけど、夜になると秋の気配が。好きな音楽を聴きながらのアルコール、これが最高っすねぇ・・・♪ そんな今夜のBGMは・・・

Ben Folds / Songs For Silverman (2005)

じわりと沁みる曲の数々が心地良いですね。ライヴが楽しみです。

今日の音盤 2005/09/18

画像今日の音盤。

① Elvis Costello / My Aim Is True (1977) [pic]
② Elvis Costello / Live At The El Mocambo (1978)
③ The Specials / S.T. (1979)

① デビュー作。改めて言うまでもなく、これは傑作ですね。歴史的に見ても、Post Punkの流れを作って行く上での重要作と言えるんでしょうが、ここで聴けるのは理屈抜きに楽しめる最高のポップ・ミュージックだと思うんですよ。様々な音楽要素を自らの持つフィルターを通して表現しているようなプロフェッショナルな部分と天才的な感性とが奇跡的なブレンドを果たしていると言いたいですね。とにかく良い曲を書くし、彼の声の持つ魅力は何物にも代え難いものがあります。どうしようもないぐらいに好きな超名曲"Alison"は当然ながら素晴らしいけど、他にも名曲いっぱい。
さて、Rhinoレーベルからの2枚組仕様での再発も完了("The Juliet Letters"は再発しないんですよね?)。何枚かは入手できてませんが・・・ ほとんど買い直す羽目になってしまいましたが、内容が充実していたので、満足できたと言っておきましょう。

② ライヴ盤。デビュー作のリリースに伴う北米ツアー中のライヴのようで、1978年の3月にCanadaのTorontoでの収録。収録曲は全14曲で、デビュー作と2作目の曲が半々ぐらい。当初はプロモ用に出回っただけのようで、永らくコレクターズ・アイテムだったそうな。90年代に入って、box setの一部として再発されたとか。私は存在すら知らなかったんだけど、偶然に新品同様の中古盤を発見、ラッキーでした。内容の方は文句なしのロック・ライヴで、当然ながら、演奏はThe Attractions。熱いんだけど、どこかクールさを感じさせるのは彼ならではと言えそう(単なる思い込みかも知れんけど)。良い曲だらけだし、観客の盛り上がりもライヴに華を添えています(約1名、歓声ならぬ奇声を発していますが。ひぃ~ふぅ♪)。
さて、来年の2月に来日するコステロ先生なんですが・・・ 今回は昨年リリースのバレエ音楽を収めたアルバム"Il Sogno"をオーケストラで実演するのが前半、後半がこれまでの楽曲を演奏という構成のようで、再現に難しさを伴うため、東京のみの公演に。う~ん、行けませんやん。去年の来日も前後にライヴが多くて、パスしてるのに・・・ 来日頻度が高いからパスしたのは正解だったけど、東京だけとはねぇ・・・ まあ、しょうがないんで、次回は大阪だけで・・・って、違うか。

③ デビュー作。ReggaeやSkaは全く詳しくない私ですが、この有名な作品ぐらいはね。彼らを聴くきっかけになったのはTerry Hall。The Specials→Fun Boy Threeと渡り歩いた彼が結成したThe Colour Fieldが好きだったから。まあ、ほとんど面影も感じられなかったんすが。本作はElvis Costelloがプロデュースを担当。後の彼を知っているから納得できるけれど、デビューから2年ぐらいのアーティストが新人バンドのプロデュースですからねぇ。当時から多才だったようで。たまに聴く程度ですが、リラックスして楽しめる好盤ですな。2作目も良いです。その2作目の後に、バンドは分裂してしまいましたが。
最後に、内容とは無関係なんじゃが、2曲目の1分31秒付近の歌詞は「カワバタさん」と聴こえますな、いやはや・・・

今日の音盤 2005/09/16

画像今日の音盤。

① The Posies / Dear 23 (1990) [pic]
② The Posies / Frosting On The Beater (1993)
③ The Orange Humble Band / Assorted Creams (1997)

① Ken StringfellowとJon Auerを中心としたバンドの2作目。私はDGCからの3作とベスト盤を持っているだけなんで、そんなに深くは語れません。そんな中での私の最も好きな作品がこれ。60年代の英国ポップ・ミュージックのエッセンスがたっぷり。とにかく、曲が良く書けています。ポップで弾むような楽しさを持った曲や少し哀愁を漂わせたような曲もあるし、他にも色々なタイプの曲があって、飽きさせない作りになっていますね。その辺りはプロデューサーのJohn Leckieがバンドの資質をうまく引き出したと言えるんじゃないでしょうか。
改めて聴いてみても、やっぱり良いなぁ。この後の2作は時代の流れもあってか、ハードさを増したような作りになっているんだけど、この2作目の感じでもう1作ぐらい作ってみて欲しかったかな。名曲いっぱいの名盤でしょう。

② 3作目。前作がGuitar Popなら、本作はPower Popか。個人的には前作より少し出来落ちに思えるけれど、こっちの方が人気は高そう。93年と言えば、オルタナ・ムーヴメントの真っ只中だったはずで、あのNirvanaはThe Posiesと同じレーベルに所属、共にWashington州Seattleを活動拠点にしていたんですよね。その辺りが何らかの影響を与えたんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう。Don Flemingをプロデューサーに迎えている事からも、ハードな方向へとシフトしようとする意図は感じられますよね。
前作に比べると、明快なポップ要素は減少していると思うけれど、それまでの音楽性と新たな着地点を目指すバンドとしての意志とがうまく消化されたアルバムと言えるんじゃないでしょうか。やっぱり、優れた才能を感じますね。今年になって、久々の新作もリリースされたし、復活したBig Starの新作にも参加したりして、注目を集めてますね。私的には、デビュー作など入手できてない作品への興味が増しています。

③ Australiaのポップ・バンドThe Somelovesの元メンバーのDarryl Matherが結成したバンド(ユニットあるいはプロジェクトに近そう?)。The SomelovesのアルバムのプロデューサーだったMitch Easterや上記のThe PosiesのKen Stringfellowなどがメンバーで、The SpongetonesのJamie Hooverもゲスト参加。2001年リリースの2作目はさらに豪華な面々を迎えての作品となっています。そんな参加メンバーならではの音の詰まった素敵なポップ・アルバムですね、これは。ヴォーカルがKen Stringfellowだという事もあって、The Posiesに通じるような雰囲気もあるけれど、それよりは明るいと言うか大らかな感じかなぁ。勝手な思い込みかも知れないけれど、やっぱり、OZとUSの違いみたいなものが少なからずあるんじゃないでしょうか。
2作目も良いけれど、こっちの方がピュア・ポップ度が高いように思えて、私好みですね。ビスケット(あるいは、クッキー?)のジャケの通り、憎めない雰囲気の好盤。晴れた日に、のんびりと聴きたいな。ちょっと入手しづらいでしょうが、是非。

しまったぁ・・・

やってしまいました・・・

以前に書いた通り、10月23日のTOEICを受けるはずだったんすが・・・ 気付けば、申込期間が過ぎてました・・・ う~む・・・ テストを受けなければ、900点突破などできる訳もなく・・・ 物事を先送りにしてしまうとダメですねぇ・・・ その次の11月27日実施分の申込が9月26日開始のようなので、今月中にはきっちりと済ましてしまわねば。

さて、話は変わって、音楽に関して。ここ数日は今年リリースされたCDなどを聴いていましたが、今年は例年に比べて不作のような気がしているんですが、どんなもんでしょう。HP作成の準備やこのblogとかの関連で旧譜を聴く割合が高いせいで、新譜をあまり聴けてないからとも言えましょうが(入手できてないのも多いなぁ・・・)。web上では、年末年始に個人のベストを発表したりしてるけど、私はできそうもありませんねぇ。1年遅れなら、何とかなりそうですが・・・

今日の収穫 2005/09/12

画像今日の収穫・・・CD。

① Swirl 360 / Ask Anybody (1998)
② Ultimate Fakebook / Open Up And Say Awesome (2002)
③ Lightning Seeds / Dizzy Heights (1996)
④ Carrie Newcomer / Betty's Diner: The Best Of Carrie Newcomer (2004)
⑤ Chapterhouse / Whirlpool (1991) [pic]

価格(税込)・・・①②各50円、③350円、④800円、⑤1280円
状態等・・・①のみ新古、他は中古、全て輸入盤

① Denny ScottとKenny Scottの双子によるバンドのデビュー作。名前だけはよく見かけていて(SR-71とごっちゃになっていましたが・・・)、いずれ買おうかなと思っていました。FOWのAdam Schlesingerや元JellyfishのRoger Manningとかが関わってるんですってね。この値段で泳がせておくのはもったいなさそうな予感が。今年になって久々の2作目(?)がリリースされたそうで、そちらも評判が良いみたい。

② USのKansas州で結成されたバンドの3作目。よくは知らなかったんだけど、ネット経由で名前を覚えていたんで、購入。付属の帯に書いてあったWeezerやElvis Costelloの文字が保証書代わりでしょうか。2作目はメジャーのEpic系から出ていたんですね。聴いてみて良い感じであれば、他の作品もチェックしてみようかな。

③ Ian Broudieのユニットの4作目。1、2作目は持っていて、そつのないポップ・センスに感心したもんです。Ian Broudieは自身の作品のリリースだけでなく、プロデューサーとしてもかなり活躍しているようですね。昨年の秋には、初めてソロ名義のアルバムをリリースしたんでしたね(う~ん、未聴ですなぁ・・・)。

④ フォーク系のシンガー・ソングライターのベスト盤。1991年のデビューから8枚ぐらいのオリジナル・アルバムを既にリリースしているようです。少し前にネットで存在を知って、聴いてみたいなと思っていたんですよね。様々な音楽要素を消化しつつ、かなりの良い曲が詰まっているらしく、期待しつつ・・・

⑤ My Bloody Valentineのフォロワーと位置づけされるバンドのようで、これがデビュー作。RideやSlowdiveなどのシューゲイザー系のバンドと共に語られているみたいですね。私の場合、この辺りはほとんど聴いてこなかったんで、あまり語れる部分はありません。Mojave 3はかなり好きで、そこから遡る形で聴いたSlowdiveはまずまず良い印象でした。MBVはそんなに・・・ねぇ。こんな感じなのに、このChapterhouseのアルバムをなぜ買ったのか? それは・・・このジャケです。5年以上前になると思うけど、某書籍に載っていたこのジャケ(白黒、2cm×2cm)を友人が見て、「これ、何やろな?」・・・と言ったんですね。私も、「う~ん、何やろなぁ・・・?」・・・と答えられなかった訳です。以降、真剣に探し回ったりはしなかったけど、頭の片隅にこびり付いていました。そして・・・今日、めでたく問題解決です! なるほどねぇ~、こうなってましたか。皆さんの目には、どう見えるんでしょうか?

今日の音盤 2005/09/11

今日の音盤。

① Ben Folds Five / S.T. (1995) [pic]
② Ben Folds Five / Naked Baby Photos (1998)
③ Ben Folds / Ben Folds Live (2002)

① Ben Folds、Robert Sledge、Darren Jesseeによるトリオ、Ben Folds Five(BF5)のデビュー作。ご存知のように、ピアノ、ベース、ドラムが基本構成ですね。確かに、特徴のある編成だけど、一番のポイントは曲の素晴らしさに尽きるでしょう。そして、その曲の良さに言葉では表現できないようなグルーヴ感をもたらしたバンドの力量。ピアノはメロディを奏でるのと同時に、リズム楽器としても実に有用な楽器なんだと思い知らされました。最初から最後まで、緊張感を保ちつつ、どこまでも自由に展開していくような感覚・・・唯一無二でしょう。
彼らの事を好きな人の数だけ、それぞれの思い入れがあるんでしょうね、きっと。とにかく、音楽の素晴らしさを伝えてくれる名盤中の名盤でしょう。大好き。

② 2作目と3作目の間にリリースされたコンピ盤。全16曲。レア音源やライヴ・ヴァージョンがメインとなっていて、ファン向けの作品と言えそう・・・と言うか、ファンは必聴でしょうか。ライヴに定評があっただけに、9曲収録されたライヴ音源は聴き応えのある演奏になっています。そのライヴの収録された時期は95年から97年で、バンドとしての勢いに溢れていた頃となっています。96年2月の東京でのライヴでの音源が最後の2曲として収録されていて、この頃からBF5のファンになっていればなぁ~と思ってしまいます。
アルバム未収録曲や未収録ヴァージョンも楽しめる内容となっています。BF5はアルバム3枚のみを残して解散してしまっただけに、貴重なディスクだと思います。

③ 2001年のソロ・デビュー作に続いてリリースされたライヴ・アルバム。バンド編成ではなく、Benのピアノ伴奏のみ。演奏のヴァリエーションなどを考えると、自由度は下がってしまうと思うんだけど、実際に聴いていると、そんな事を忘れてしまうぐらいに、ピアノだけで音空間を作り上げてしまってるんですよね。会場の盛り上がっている雰囲気も手に取るように伝わって来ます。エンターテイナーとしても一流ですねぇ。このピアノのみでのソロ・ライヴ、前回の来日の際がそうだったんですよね。タイミングが合わなかったりして、見られなかったんですよねぇ・・・ とにかく、良曲だらけのライヴ盤だし、11曲目の"Army"とかでの観客の歌声もすごくて、会場の一体感が存分に感じられます(この会場にいたら、泣いちゃうでしょうね・・・)。
さて、そんなBen Foldsがもうすぐ来日しますね。私は2週間後の9月25日の大阪。かなりの期待をしています。新譜も落ち着いた仕上がりながら、曲の端々に昔の雰囲気に戻ったような部分も感じられて、個人的には満足できる出来だったし。とにかく、彼の作品を聴いて、当日までの気分を盛り上げて行きたいですね。

今日の音盤 2005/09/10

今日の音盤。

① Electric Light Orchestra / S.T. (1971) [pic]
② Electric Light Orchestra / Face The Music (1975)
③ Jeff Lynne / Armchair Theatre (1990)

① Roy WoodとJeff Lynneを中心に結成されたUKのバンドのデビュー作。私の持っているのはUS盤なので、タイトルは"No Answer"となっています。バンド名からも推察できる通り、ロックとクラシック音楽の融合を試みるべく結成されたんでしたね。Roy Woodはこの1作のみで脱退してしまうので、微妙なバランスの中で制作されたと言えそう。プログレッシヴ・ロック周辺を中心にロックとクラシック音楽を融合する試みは既にされていたんだけど、彼らの場合は質感が違うように感じられるんですよね。隠しても溢れて出てしまいそうな、生来のポップ・ミュージックを生み出す資質がそう感じさせるんでしょうか。
現在、想像もしていなかった所からELOが話題になってしまっているようだけど、単なる一過性の商売道具にはされたくないもんですね。とは言え、オリジナル・アルバムのリマスター化は滞ったままだし、ベスト盤はこれでもかと発売されるし、ファンとしてはもどかしい限りです。とりあえず、このデビュー作は閃き炸裂の傑作でしょう。

② 5作目。次作"A New World Record"で人気爆発、黄金期に突入する訳ですが、この5作目はその夜明け前の作品といった感じですね。黄金期には、何かに憑かれたかのような濃密なメロディの傑作ポップ・ソングを溢れんばかりに世に送り出したんだけど、ここで聴ける曲は少しあっさりとした感じで、ある意味、聴き易い仕上がりになっています。それまでのストリングス中心のサウンドから脱却する過程で、次のステップを模索する過渡期的な作品と位置付けられるのかも。言ってみれば、このアルバムまではElectric Light Orchestra、次からがELO(あのロゴも登場しますからね)ってな感じでしょうか。もちろん、十二分にポップな要素満載だし、ここからを中期ELOとする人もいるんでしょうが。
とにもかくにも、Jeff Lynneです。90年代以降のポップ・ミュージックも大好きな私だけど、ELOのアルバムを買い揃えていた時の気持ちは今でも忘れられませんね。ロック・ファンには嫌われがちなようだけど、気にしないでおきましょう。

③ 1986年の"Balance Of Power"を最後に、ELOは解散、George Harrisonの久々のアルバム"Cloud Nine"をプロデュース、Traveling Wilburysでの活動へ・・・と、忙しく活動して行った訳なんですが、ひょっこりとソロ・デビュー作をリリース。ELOの後期はソロ作品的な要素も強かったんでしょうが、ソロ名義という事で質感がやはり少し違いました。"September Song"や"Stormy Weather"などのジャズのスタンダード・ソングをカヴァーしているんですよね。Jeff Lynneらしいポップな曲ももちろんあるんだけど、全体として落ち着いた曲調のものが多くを占めていて、じっくりと聴けるような作品になっています。
このソロ作の後は2001年のELOの復活アルバムまでリリースがなかったし、その2001年からもすでに4年余りが経過。3年に1度ぐらいは新譜のリリースがあれば嬉しいんですがねぇ。それと、来日ライヴ、実現したりしないもんでしょ~かねぇ・・・?

今日の音盤 2005/09/07

今日の音盤。

① Jeb Loy Nichols / Just What Time It Is (2000) [pic]
② Tim Easton / The Truth About Us (2001)
③ Owen / No Good For No One Now (2002)

① 1997年のデビュー作に次ぐソロ2作目。不思議な感触を持った作品です。よく言われているように、レゲエが大きな要素としてあって、他にもUSのルーツ・ミュージックとか色々なものが溶け込んだような感じでしょうか。まあ、言葉で表現するのも難しいので、実際に聴くのが手っ取り早いです、はい。色々な要素をブレンドしたようになっているのは、彼がAustin → N.Y .→ Londonなどと移り住んで行った事とも関係しているのかも。
レゲエを基調としたような曲ももちろん良いのだけど、シンガー・ソングライター的な作風の曲がアルバムをじっくりと楽しめるものにしているようにも思えます。少しクセのある歌声なので、ちょっと好き嫌いは出そうだけど、中毒性のある音楽だと思う。

② ソロ2作目。ソロ・デビュー前に、The Haynes Boysというバンドでアルバムを1枚リリースしています。Tim Eastonの事を知ったのはデビュー作をBrad Jonesらが手がけていたからなんだけど、そちらはしばらく入手できずにいました。そんな折にリリースされた2作目。Wilcoのメンバーを始め、Mark OlsonとVictoria Williams(2人は夫婦)などが参加していると知って、喜んで買ったもんです。
内容の方も期待に違わぬ出来で、程よいルーツ風味が心地良いですね。前作ほどではないけど、Bob Dylanからの影響を感じさせる部分があって、2曲目の"Carry Me"などが挙げられると思う。これがベスト・チューンかな。大らかで豊かな感じを持ったスロウな曲がとても良くて、このアルバムを奥行きのある作品にしていますね。フォーク系のシンガー・ソングライターの作品と言えましょうが、変革期のWilcoのメンバーが参加している事からも分かるように、一筋縄では語れない良盤に仕上がっています。繰り返し聴くほどに味が出るし、繰り返して聴きたいと思わせる魅力も持っています。

③ Owenこと、Mike Kinsellaのソロ2作目。昨年、Maritimeと共に来日すると知って、ソロ・デビュー作と一緒に慌てて買いました。実は1999年頃にThe Promise RingやThe Get Up Kidsなど、Emoと呼ばれていたシーンに興味を惹かれて、Mike Kinsellaの在籍していたCap'n JazzやJoan Of Arcのアルバムにも手を出したんだけど、ちょっと印象は悪かったんですよね。まあ、十分に聴き込めなかったからかも知れないけれど。
時が流れ、Maritimeの2004年の傑作"Glass Floor"に出会い、それを通じてOwenとしてアルバムを出している事を知り、ライヴを見る事もできたってな訳です。ライヴの時の静かに淡々とギター1本で演奏していた印象が強いけれど、アルバムでは静謐さに加えて、意志や芯の強さのようなものを感じます・・・って、うまく表現できませんが。夜に明かりを落として聴きたいですね。全編とも素晴らしいけれど、特に2曲目の"Everyone Feels Like You"はバランスの良い緊張感を保った傑作。

以上、今日は00年代後半にリリースされたソロ・アーティストによる優良アルバムを取り上げてみました。

今日の音盤 2005/09/05

画像今日の音盤。

① James Iha / Let It Come Down (1998) [pic]
② John Cunningham / Homeless House (1999)
③ Robert Crenshaw / Full Length Stereo Recordings (1999)

① Illinois州Chicago出身のアーティストのデビュー作。元The Smashing Pumpkinsですね。これはバンド在籍中に制作されています。The Smashing Pumpkinsをそれ程きっちりと聴いていない私なので、特に先入観もなく、すんなりと聴く事ができました。70年代頃のシンガー・ソングライターの作品に通じるようなアルバムに仕上がりつつも、音の端々に90年代以降の空気が感じられるんですよね。音のイメージとかは違うんだろうけれど、TFCの作品を聴いている時と同じような気分になれるアルバムと言いましょうか。
参加アーティストも私好みで、Jim Scottがプロデュース、Neal CasalやGreg Leiszが参加。さらには、Scratchieレーベルの共同オーナー(だっけ?)でもあるFOWのAdam Schlesingerも。そろそろ、ソロ2作目を期待したいもんですが。

② UKのLiverpool出身ながら、France在住らしいJohn Cunninghamの3作目(4作目かも?)。このアルバムもFranceのレーベルからのリリースですね。某音楽雑誌にてひっそりと紹介されているのを見て、興味を惹かれて購入してみたのが6年ぐらい前になるんすねぇ・・・ あの頃は未知の音に出会うべく、勢いに任せて色々と買ってましたねぇ。このアルバムに出会えたのも、そんな無茶買いに近い事をやっていたからとも言えるでしょう。
彼の音楽を紹介する際によく言われるように、The Beatles(特にPaul McCartney)の影響が感じられるメロディや雰囲気は何とも言えない気分にさせてくれます。次作"Happy-Go-Unlucky"での明るさを増した作風も素晴らしかったけれど、ちょっと陰鬱とも言えそうなトーンの本作にも強く惹かれます。時々、みょ~に聴きたくなる、そんなアルバムですね。静かな良盤。

③ Marshall Crenshawの弟のデビュー作。Marshall Crenshawに関してはアルバム数枚とベスト盤を持っている程度で、それほど聴き込んでもいないので、きちんとした比較をできないけれど、弟のRobertも兄のMarshallに負けないぐらいの才能を持っていると思えますね。本作でデビューする前には、兄のアルバムでドラムを叩いたりしていたんでしたっけね。ここでも、ドラムを始めとして、各種の楽器の演奏をこなしています。
参加メンバーは兄のMarshallの他には、Don DixonやThe SpongetonesのJamie Hooverなど。ほんのりと漂うルーツ色が心地良いし、程よい甘さのメロディも堪りません。特に、ルーツ色が色濃く出た"Put The Bottle Down"は抵抗不能の名曲だと思う。

以上、今日は90年代後半にリリースされたソロ・アーティストによる優良アルバムを取り上げてみました。

今日の音盤 2005/09/03

画像今日の音盤。

① Freedy Johnston / This Perfect World (1994) [pic]
② Jules Shear / Healing Bones (1994)
③ Peter Case / Torn Again (1995)

① Kansas州出身で現在はNew Yorkを中心に活動しているFreedy Johnstonの3作目。このアルバムからメジャーに移籍。ちょっと意外な組み合わせだけど、Butch Vigがプロデュースを担当。出世作と言えそうな前作は不思議な魅力を持ったアルバムでした。ジャケット通りの浮遊感のようなものが作品から感じられるんですよね。これは聴いてみれば分かると思います。そんな雰囲気を継承しつつも、ここでは楽曲の充実度もアップしていて、90年代のシンガー・ソングライター系のアルバムの中でも屈指の出来になっていると思うんです。傑作。
日本での認知度は地味みたいだけど、こういうのをきちんと評価したり注目したりする土壌が欲しいなぁ~と思うんですよね。心を開いて耳を傾けると、自分の知らなかった何かを感じさせてくれると言いましょうか。いつまでも聴き続けたいですね。他のアルバムも良いです。

② ソロ名義のオリジナル・アルバムとしては5作目ですか。私の大好きなアーティストです。一般的には、他のアーティストへ提供した楽曲の作者としての認識が強いんでしょうかね。"All Through The Night"、"If She Knew What She Wants"や"If We Never Meet Again"など・・・ う~ん、どれも超名曲ですねぇ。彼の書く曲は曲自体が何らかの息吹を持っているように感じられるんですよね。もちろん、提供曲以外にも名曲がいっぱい。しかも、彼の独特の声が醸し出す味わいも素晴らしいと来てますからね。
92年発表の前作"The Great Puzzle"は傑作でしたが、本作はそれよりは少し評価が低めになりますね。とは言え、良いアルバムです。Tony LevinやRod Argent(プロデュースも担当)を始めとして、豪華なメンバーをバンドとして迎えて、きっちりとした楽曲を聴かせてくれます。元The BandのRick Dankoが共作者として、2曲で名前を連ねている事もポイントでしょう。

③ The NervesやThe Plimsoulsでの活動を経てソロへ転向したPeter Caseの5作目。バンド時代はパワー・ポップをやっていた彼も年齢を重ねたからか、ルーツ色の濃い音楽へと傾倒。彼のソロ作品は4枚ほど聴いたけれど、その中ではこれが一番かな。以前のパワフルさはここで聴ける訳ではないけれど、甘くなり過ぎない程良さを持ったメロディには以前の面影が見え隠れしているように思えます。また、私の大好きなギタリストのGreg Leiszが全編で大々的に参加しているのが大きなポイント。いつもよりは地味な感じではあるけれど、やっぱり良いなぁ。他にも、Jerry ScheffやDon Heffingtonなどが参加。保証書のようなもんでしょうか、彼らは。
これを聴きながらネットを調べていると、The Plimsoulsのライヴ盤として結構有名な"One Night In America"のリマスター盤が今年の8月に再発されているのを発見。ライヴには定評があったらしいっすからね。熱過ぎる名曲"Now"も収録されているし、これは必聴でしょう。

以上、今日は90年代中頃にリリースされたソロ・アーティストによる優良アルバムを取り上げてみました。

今日のBest 5 2005/09/01

今日のBest 5・・・Jason Falknerの次のアルバムのプロデュースを担当してもらいたいと私が思う人、Best 5。

① Jon Brion
② Todd Rundgren
③ Paul Fox
④ Adam Schlesinger
⑤ Beck

① 数々のアーティストを手がける才人。自身の色を出し過ぎず、アーティストの良さを引き出すような印象がありますね。色々と代表作はありましょうが、1番のお気に入り作品はシンプルにまとめて曲の良さを活かし切ったRhett Millerの"The Instigator"か。JasonとJonは伝説的な存在になりつつあるバンドThe Graysのメンバーでもありました。

② 音楽的な方向性は少し違うかもしれないけど、共にマルチ・プレイヤーであり、何もかもを自分でやってのけてしまえる才人であります。この共演に関しては雑誌『ストレンジ・デイズ』でJason自身が語っていましたね。Toddのプロデュース作品と言えば、XTCの"Skylarking"が真っ先に思い浮かびます。傑作ですが、制作現場は修羅場だったそうな。

③ XTCや10,000 Maniacsの作品での仕事っぷりが忘れられませんね。策を労し過ぎるような時もある感じがするけれど、Jasonのポップ・ワールドにはピッタリの存在となり得るんじゃないかとの期待も込めて・・・って、こんな期待が実現するとも思えないんだけど。まあ、想像してみるのは楽しいもんです。

④ 自らのバンドFountains Of WayneやIvy以外でも、他のアーティストのプロデュースを手がけたりと大忙しのAdam。目の下のクマは生まれながらか、仕事のし過ぎか。相性の点では疑問符がつきそうだけど、現在のポップ・ミュージック界を代表するような才能を持つ2人の共演の成果を聴いてみたいとの純粋な思いは大きいですね。

⑤ 本当なら、傑作の2作目をプロデュースしたNigel Godrichを選びたいんだけど、ここではパスしてもらいましょか。今度はあなたが裏方に回ってね・・・ってな事で、話題性も含めて、この人を。全く違う個性のように思える2人だけれど、これまでの共演とは役割変更で違う何かが見えて来ないかと想像が膨らみます。

新企画と言うほど大袈裟ではありませんが、新たに『今日のBest 5』なるものをスタートさせてみました。時々ぐらいになるでしょうが、ネタを思いついた時にやれればと。第1回の今夜はこのblogのタイトルとして引用させてもらったアルバムの作者であるJason Falknerについて、遊び心を持ちつつ考察してみました。以上、ニック・ホーンビィの小説『ハイ・フィデリティ』への敬意を表しつつ。