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zoom RSS Best Albums Of 2009 - II

<<   作成日時 : 2010/03/29 23:20   >>

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かなり遅れてしまいましたが、2009年リリース作品のベストです。
オリジナル曲を中心にした作品が対象で、35枚ぐらいから選びました(実際に入手した枚数はもっと多いんですが、2009年中に聴けなかった盤は対象外なので)。
これまで通り、カヴァー曲で主に構成された作品は選外です。
初回の今日は、20位〜11位です。

11. John Wesley Harding / Who Was Changed And Who Was Dead
ソロ・アルバムとしては、"Adam's Apple"以来になりますか。
その後には、The Love Hall Trystでの作品があったし、来日も実現しましたよね。
京都でのライヴ当日は大雨で、そのせいもあってか、観客が少なかったのが思い出されます・・・
他にも執筆活動もこなしており、前作から5年も経っていたのかという感じ。
近作はどれも充実していて、折に触れて聴く事が少なくなく、そういった事も手伝って、あまり久しぶりだと感じさせないのかも知れません。
で、この新作ですが、基本的には近作と特に違う訳でもなく、彼らしさが十分に感じられる曲が多くて、安心して聴く事ができますね。
曲作りは相変わらず確かなものがあるし、彼のヴォーカルは本当に私好みで、もしかしたら、最も好きなヴォーカリストかも。
ライヴ盤も同梱されていて、お得感もあるし、聴かない手はありませんよ。

12. Justin Townes Earle / Midnight At The Movies
前年のデビュー・アルバムに続いて、早くも2作目(他に、EPがあり)。
その1作目は良くできたアルバムだったものの、まとまり過ぎているように感じられ、面白みには欠けているかなという印象でした。
その点、この新作は肩の力が抜けたように感じられ、曲調も多彩になり、全体的に風通しが良くなったように思えます。
曲作りの面でも、さらに進境を見せているし、今後が本当に楽しみになってきます。
もう親父の名前を出す必要もないでしょう。
伝統に根ざした音楽に真正面から向き合う姿が何だか眩しく感じられるような、そんな作品。

13. Elvis Costello / Secret, Profane & Sugarcane
何作目なのか数える気にはなりませんね。
前作の"Momofuku"から約1年で到着、相変わらず制作への意欲は衰えを知らないようで、頭が下がります。
その前作はストレートなロック志向を強めていたような印象がありますが、ここではルーツ寄りに・・・っていう事になるんでしょうね。
近年の作品はあまり熱心には聴いていなかったんだけど、前作は久しぶりに率直に良いなと思える作品で、ここも期待しつつ聴いてみると、曲も粒揃いだし、音作りも好ましく、完成度は高い(特に、ラストの3曲はとても素晴らしい)。
ならば、もっと上にランクさせてはと思わないでもないけど、まあ、何となく、この辺で。
1986年の"King Of America"を聴いた事がない人は、そちらを聴いてから、こちらを聴くようにすると良いでしょう。
その前に"Almost Blue"を聴かんでど〜する・・・などとおっしゃる諸兄方もいらっしゃいましょ〜が。

14. Diane Birch / Bible Belt
デビュー作。
派手な宣伝文句が付けられていたようですが、実際に聴く上では特に意味があるとも思えないので、あまり気にしないでおきましょう。
Carole KingやCarly Simon辺りを引き合いに出されており、聴いてみると、確かに通じる部分はあり、70年代前半頃の女性シンガー・ソングライターからの影響を強く受けていそう。
少なくとも、そのように感じさせるものがあります。
曲作りの才能を始めとして、優れたものは十分にあるように思うし、シーンの動向に左右されずに活動を続けて欲しいですね。
曲の粒揃い具合から言うと、もうちょっと上に持ってきても良いんだけど・・・っていう風に思っている事も付記しておきます。

15. Ted Russell Kamp / Poor Man's Paradise
前作のリリース時に、そのジャケットの雰囲気の良さに惹かれ、入手しようと思っていたはずなんだけど、手元にその盤はなし。
そんな訳で、数年遅れで彼の作品に接しましたが、実に味わい深くて、とても良かったです。
端的に言うと、本作はルーツ・ロックで、昨今の音楽事情、特に日本では注目されにくい音なのかも知れないけど、耳を傾けるに値するだけの質の高さを有していますよ。
名の知れたアーティストを含め、多くのゲスト参加も納得です。
Eric ClaptonやBob Dylanのライヴには大挙して人が集うのに、どうして、この国には現在のルーツ・ロックへ視線を向けている人がかくも少ないのか、何とも謎です。
まあ、それはそれですか。
過去の作品も聴いてみたいとこで、まずは素晴らしいジャケの前作ですね。

16. Sondre Lerche / Heartbeat Radio
Norwayのシンガー・ソングライターの5作目(EPやサウンドトラックを除く)。
2004年の2作目が彼の音楽との出合いで、じんわりと浸透するように気に入り、デビュー作やEPを遡って聴いたのでした。
その後の作品には手を回せなかったけれど、順調に活動を続けていたようで、本作を聴けば、充実ぶりがしっかりと伝わってきます。
ジャズ的なエッセンスを下地にしながらも、どこか捉え所がないようでいて、でも、親近感を抱かせるようなとこもあったりで、基本的には過去の作品の延長線上にあると言えそう。
強引に例えるなら、Rufus WainwrightとJosh Rouseの間ぐらいに位置しているというイメージでしょうか。
デビュー時には、まだ10代だったので、順調にリリースを重ねた現在でも27歳。
今後の活動にも注目したい存在です。

17. Bleu / A Watched Pot
ソロ・アルバムとしては4作目になるんでしょうか。
L.E.O.などのサイド・プロジェクトもあったりしたので、それほど久々という感じはしないけど、前作の"Redhead"のAwareレーベル盤が出たのが2002年なので、随分と間を置いてのソロ作品になりますね。
ただ、ダウンロードのみでリリースとなったEPとかもあるようで、私の場合、活動を追い切れていないような状況でしょうか。
大風呂敷を広げたような大胆さを有しつつも、細やかな表現力もあり、豊かな才能を感じさせます。
ただ、微妙に過不足があるように感じられて、私の好みとは少しずれるとこがあるかな。
まあ、でも、かなりのポテンシャルを有していると思えるし、今後の活動ですごい作品を産み落とすのではと期待をかけておきたいです。

18. Rhett Miller / Rhett Miller
ソロ活動も定着してきたようで、これが4作目(3作目じゃないですよ)。
2002年の"The Instigator"のポップさが忘れられないのは事実だけど、その後のバンドやソロの作品を聴いてきて、あれはあの時だけのものだったのかなと思うようになりました。
そういう思いでいると、この作品にも素直に接する事ができ、飾らない姿が投影された曲の良さを感じられるように思えるのです。
新たなファンを惹きつけるような強度はあまりないかも知れないけど、これまでの作品を聴いてきた人にとっては、魅力を再認識しつつ、新鮮に感じられる要素もちりばめられていて、好印象を十分に抱けるものになっているんじゃないでしょうか。
できれば、またライヴを見たいもんです。

19. Neal Casal / Roots & Wings
何作目でしょうね。
これまでにも何度となく来日していて、2009年にも来日が実現、私も久しぶりに生で聴く事が出来ました("Maybe California"もやってくれました!)。
まあ、基本的には、これまでの流れにある作風で、安定感があり、悪いはずがない。
しかし、過去のアルバムを超える内容かと言うと、そうではないかな。
もう少し何かが欲しい、そんな風に思えるのです。
Jim Scottともう一度組んで、アルバムを作って欲しい。

20. Sherwood / Qu
アルバムとしては、3作目ですか。
2年半ぶりぐらいのリリースですが、もうそんなに経ったのかと。
音を聴いてみると、確かに時の流れを感じさせるものがあるのですが。
デビュー作は瑞々しさに彩られつつも、どこか素朴な雰囲気が漂い、得がたい魅力のある傑作でした。
2作目は音作りが豪華になり、収録曲自体は充実していたものの、従来の魅力を失ってしまったように私には感じられました。
で、本作はと言うと、前作のように作りこまれておらず、かと言って、デビュー作の頃の感じに戻った訳でもなく。
ライヴ活動を経てきたからか、ライヴでの感覚をそのまま再現するのではないにしても、そこで得られたものをバンドとして反映させた音になっているように感じられました。
ちょっと男臭くなったとでも言いましょうか。
まあ、そうじゃない部分もあるだろうし、まだ聴きこみ不足かなとも思えるので、これぐらいにしておきましょうか。
とりあえず、前作のような方向性で進まなかったのは、個人的には歓迎したいです。

以上、11〜20位です。
総括は最終回にまとめて書かせてもらいます。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
毎度、すっかりご無沙汰しておりました。
隠遁生活をやめて、密かにブログを開けてみました。仕事が忙しくなってしまったもので、殆ど買い物記録帳になっているので、アレですけど(苦笑)。
Neal Casalに関しては、どうも国内評は最高傑作的な絶賛ばかりで、何か居心地が悪かったんですが、同じような事を思っておられる方がいてホッとしました。Jim Scottと組んでってのは、激しく同意です(笑)。
Ted Russell Kampは、個人的には自主レーベルリリースでやってた『Divisadero』と『Nashville Fineline』辺りの感触がフィットしすぎてて、地味好きとしては眩しい感じも。
昨年リリース作だと、Ted Russell Kampと似たような感触をSquirrel Nut ZippersのJimbo Mathusのソロ『Jimmy The Kid』から感じました。もうちょっとスティールがキュンキュン鳴ってて、カントリーフレーヴァーが強めですけど。
Rhett Millerは、プロデュースしているSalim Nourallahのリリースした新作『Constellation』が印象に残ってますね。控え目に、されどポップみたいな感じで。
っと、ついつい勢いに乗って、語り過ぎました。
ではでは、総括も楽しみにしております。
Buppy
2010/03/31 00:07
あ、お久しぶりです。
復活しているかと、たまに覗きにいっておりましたが、再開していましたか。
MoMも閉店してしまったし、Americana関連の情報の入手が手薄になっていたので、助かります(Amazonの芋づる式のアレを頼りにしていたぐらいで・・・)。
まあ、それぞれに事情があるし、blogを書き続けるのは大変ですよね。

Neal Casalに関しては、Jim Scottと組んだ2作が抜けた出来かなと。
本人も同意見であると願いたいですけどね。
Ted Russell Kamp、あれで眩しく感じるとは、Buppyさんらしい。
ほとんどの人なら、『仄暗い』程度に感じそうなとこですかね。
とりあえず、遡って聴いてみて、眩しくなったのか、そこら辺を確認してみますよ。
SNZ、名前を目にする機会がほとんどなくなっていましたが、活動停止状態なんでしょうかね。
で、ソロ作品が出ていたとは。
曲者集団という印象があるだけに、どんな作品になっているのか、興味深いとこですね。
Salim Nourallahの"Constellation"は私好みの音である可能性が高そうっすね。

2009年の足枷も外れたので、順次チェックさせてもらいます。
Melody
2010/04/01 00:00

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